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30MM eEXM GIG-R01 プロヴェデル　レビュー

30MMシリーズで新たにキット化されたプロヴェデル。
シリーズ最大のボリュームとなっているため価格は4,400円です。

付属品はヘビーアームマグナム、ライド用中継パーツ、変形時用カバーパーツ、バックパックユニット、
握り手兼持ち手、尻尾パーツ予備１コマ、それに機体同士を繋ぐケーブルが2本付属。
右側に写っている細かいジョイントは自由に使えるパーツとなっていて
このジョイントは先に発売されているマルチジョイントの一部が流用されています。

また今回はマーキングシールも付属していてコーションやナンバー、ラインマークなどが印刷されていました。

地球連合軍に提供された大型のエグザマクスであるプロヴェデル。
こちらは30MMシリーズとしては規格外のサイズでシリーズでは現状最大の機体となっています。
また変形や他のエグザマクスとの連動などさまざまなギミックも詰め込まれていました。
スタイルは人型ではあるものの、大きな爪が装備されていたり巨大な尻尾があったりと怪物的な印象もあります。

キットですがこれまでの30MMシリーズと同じくKPSメインの関節で一部にポリボールが使われています。
ただ巨体を保持するため関節は大きく太くなっているため他の30MMのように肘や膝などを入れ替えたりする事はできません。
バイザーや胸部、股間などにはクリアパーツが使われています。

カラーはネイビーカラーとなっています。
バイザー顔だったり角ばった形状に細かいディテールが入っていたりと地球連合の機体らしい特徴も引き継がれていました。
大型の機体ですが各所に3mmやC型ジョイントがあり、ある程度のカスタム性は確保されています。

鎖骨周りの装甲に埋もれている感じの頭部。
こちらは意外とシンプルな形状で前後に長いデザインです。

もちろんクリアパーツの裏側部分にもディテールが入っていました。

胴体ですが胸部と股間部分が大きく突き出たデザインとなっています。
それぞれクリアパーツが使われていてアクセントになっていました。
また背面ジョイントは２穴パックに対応した物になっています。

メインカラーがネイビーなので結構暗い機体色なのですが
クリアパーツは蛍光色で明るく見えます。

肩の接続は大径のBJ。
これまでの機体とはそのままだと互換性はありません。

大柄な機体ですが適度にディテールが入っていて間延び感はありません。

胸部の裏側には他の30MMと連動する際に展開されるスクリーンが収納されています。
また腹部のフレームは折りたたまれていますが伸ばす事で大きく可動範囲を広げる事ができます。

尻尾ですが節の１つ１つが別パーツ化されていてそれぞれボールジョイントで可動します。

ボールはポリボールが使われています。
複数購入すれば無限に繋げられる構造でした。

先端のクローは全て独立可動しますが肉抜きがあります。

肩アーマーは複数の3mmジョイントあり。
サイドの装甲は跳ね上げられます。

腕部は合わせ目もディテール化されディテール自体もかなり細かいです。

手首は３本指で内側に肉抜きあり。
平手は親指のみBJで可動します。
握り手は武器も持たせられる作りでした。

股関節は軸関節でスタンド穴は角型になっています。

脚部は逆関節や獣脚のような形状で足首は３本のクローとなっています。
こちらも3mmジョイントやC型ジョイントが複数あります。

一応膝はまっすぐ伸ばす事が可能でした。

足首はつま先側の２本のみ回転可能。
裏側はほぼ肉抜きです。

可動範囲ですが腰のフレームを引き伸ばす事で大きなスイングが可能。
また肘も深く曲がります。
ただ頭部は装甲に埋まったような形状のためほとんど左右には回転できません。

腰はもちろん回転可能ですが左右スイングは不可。
肩はBJなので多少スイングが可能。

脚部は開脚も接地も良好で膝も十分曲がります。
関節も太めで安定感がありました。

武器を装備させて。

武装はシンプルでヘビービームマグナムを腕部に取り付けるのみとなります。

ヘビービームマグナムは本体に合わせた大型の武装で合わせ目は段落ちモールド化されています。
砲身のジョイントは長方形ジョイントでこれまでと同じくカスタム可能な作り。

股関節の四角い穴はアクションベースに対応していました。
大型の機体なのでこちらのベースの方が安定します。

ヘビービームマグナムは3mmジョイントで取り付けるのみなので左右どちらの腕にも装着可能。

砲身は様々なパーツに交換できるので格闘装備にしたりする事もできます。

砲身パーツですが股関部分のユニットに装着する事も出来ます。

持ち手を使えば30MMの武装を持たせる事ができますが、手首が大きいためグリップが短い物だとちょっと持たせにくいかも。

尻尾も柔軟に動きますが、自分の物は角度によっては垂れ下がる時があったので
多少調整する必要があるかもしれません。

続いてREX形態への変形ですがその際はカバーパーツや中継パーツを使います。

まずは腰を180度回転させ

頭部の前を覆うようにカバーパーツを装着。

背中のジョイントには中継パーツを取り付けます。

後は股間に取り付けられていたREX頭部ユニットを中継パーツに取り付けてREX形態の完成です。
これで近接戦闘特化型の形態となり、名前通り獰猛かつ攻撃的な姿に変わります。

変形自体は胴体を回転させ股間のユニットを頭部にするぐらいなのであっという間に変形可能。
特に面倒な所はなくどちらの形態も安定しています。

頭部は口部分が開閉可能。
首も前後にスイング可能なので突進するようなポーズも出来ます。

意外と安定性も高く、巨体ですが保持力もしっかりしており片足立ちなどもバランスを取れば可能でした。

アゴが大きいので他の機体に噛み付いたりする事も出来ます。

普通の30MMが小さく見える大きさでこの形態もかなりの迫力です。

続いてエグザマクス搭乗形態ですが再び腰を180度回転させ

収納されていたクリアパーツを展開し左右の装甲を展開。

乗せたい機体にバックパックとケーブルを取り付けます。

後はREXモードの頭部が搭乗席になっているのでそこに座らせますが
股関節の接続ピンはスライドが可能で位置調整が出来ます。

グリップやフットペダルに合わせて乗せたら

本体に組み込んでエグザマクス搭乗形態の完成。
腹部に抱えられるような形で乗り込みます。

バックパックのケーブルは背面に接続。
このケーブルはリード線＆ワニスチューブのため動きにしっかり追従します。

股関節のスタンドジョイントに接続する形のためずれ落ちるような事もなく姿勢は安定します。

ハンドルやステップなども回転可能ですしオープンタイプのコクピットのため余裕があります。

30MSのリシェッタを乗せてみました。

股関節にスタンド穴がないのでアルトほどガッチリ固定できる訳ではないのですが
座る部分はありますしハンドルがあるため問題なく本体は固定可能。

アルトより背も高いのですが、腰のフレームを引き延ばせば十分収納出来ました。

HG エアリアル　パーメットスコア・シックスとの組み合わせ。
バックパックも2穴タイプなので問題なく付きますしスペースに余裕があるのであまり大きくない機体なら乗せる事が出来る機体は多いと思います。

搭乗形態だけではなくREXモード時でも簡単に乗せる事ができました。

3mm穴などが多数あるのでカスタムも出来ますが、大きめのパーツじゃないと小さく見えるので
巨大なオプションが似合う印象。

最後に30MSリシェッタや30MMアルトとサイズ比較。
通常の30MMの倍以上はあるように感じるサイズです。

以上30MM　プロヴェデル　レビューでした。
初の大型エグザマクスとなるプロヴェデルですがこの大きさの割に
パーツ自体が大きいためか通常の30MMのような感覚でサクサク組める事に驚きました。
心配だった四肢の関節も非常にしっかりしており他の機体を乗せた際にもしっかり保持してくれます。
単体でもREXモードへの変形があり印象を変えて遊ぶ事ができますが
他の機体を乗せる事が出来るのも大きな魅力で30MSなども乗せられるため乗り物としてもかなり遊べるキットになっていました。

(プレミアムバンダイ)