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HG境界戦機　メイレスゴウヨウカスタム　レビュー

少し前に紹介したウェポンセット8と同時に発売されたHG境界戦機　メイレスゴウヨウカスタム。
価格は2,640円です。

付属品はノーマルアサルトライフル、ノーマルハンドガン、アームパイル、
銃持ち手、持ち手、各種武装懸架ジョイント一式、肩用3mmジョイントが付属します。

シール類はカメラやセンサー類を補うホイルシールと
ナンバーを再現するマーキングシールが付属します。

余剰パーツはビャクチ系のランナーが一部流用されているためそちらのパーツが余ります。

『境界戦機極鋼ノ装鬼』より知念イブキと安良城タケシが搭乗するAMAIMのメイレスゴウヨウカスタムがキット化されました。
以前発売されたマルチジョイントフレームやプロトゴウヨウがベースとなっていて一部の装甲は異なりますが大部分は共通。
構造はビャクチ系をベースとしつつグリーン系のミリタリー感のあるカラーになり
各所に3mmジョイントが配置されカスタム性も向上した物になっています。

キットは大部分がプロトゴウヨウの流用のため関節構造なども同じです。
ポリキャップやABSは使われておらずスケールも変わらず1/72となります。
スタイルは獣脚ではあるものの、クセは1期からだいぶ減っていて素直な人型に近いプロポーションとなっています。

機体の配色はこれまで通り十分再現されていて組んだだけでも再現度は十分です。
グリーンの色味も安っぽい所はなく良い成型色でした。
マーキングシールで1号機の安良城タケシ、2号機の知念イブキ機を選ぶ事ができます。

頭部アップ。「プロトゴウヨウ」と「ウェポンセット４マルチジョイントフレーム」に付属する頭部を並べて比較しています。
基本的にマルチジョイントフレームの物とデザインは大体同じですがカメラ周りの作りが異なっていて
ゴウヨウカスタムはしっかりクリアパーツのバイザーが使われ見栄えが良くなっています。

ただその分カメラ部分のディテールは無くシールの上にクリアパーツをはめ込む形式。

胴体はプロトゴウヨウと変わらず角張ったデザイン。
また背面のバックパックなどもボリュームのある構造で3mmジョイントも多数あります。

もちろんジョイントには各種武装の懸架アームを取り付ける事ができます。

腕部は若干違いがあり、前腕にシールドが無いシンプルな作りです。
それ以外の構造は変わっていません。

肩の3mm穴は嵩上げ出来るジョイントパーツがありパーツが盛りやすくなっています。
また前腕はライフルのストックを収納する装甲の引き込みギミックがあります。

股関節なども特に変わらず、リアアーマー裏側は大きい肉抜きがあるのでこのあたりは結構目立ちます。

脚部も基本的には同じ作りですが膝アーマーが小さいブロック状のパーツに交換変わっています。
ビャクチなどと同じく獣脚なのですが膝の曲がり具合はマイルドになっているのも変わりません。

足首は３本のクローがあるタイプでこのあたりもプロトゴウヨウと共通です。

可動範囲ですがこちらもプロトゴウヨウと大きな違いはなく、
ベースのビャクチも広い可動範囲があるのでそちらを引き継いだ優秀な構造です。
腕は水平まで上がらないのですがそれ以外はどこも優秀で腰周りもグリグリ動きます。

脚部の可動範囲も広く足首もクロー部分が360度回転するので接地なども問題なしです。

HG プロトゴウヨウとHG マルチジョイントフレーム＆HG メイレスビャクチで作った機体を並べて比較。
マルチジョイントフレームで作ったゴウヨウにバックパックや腰部ユニットを追加したような姿になっています。

武器を装備させて。
銃器は背面のアームなどに装着できます。

ノーマルライフル。
通常タイプのアサルトライフルとなっていてプロトゴウヨウのアサルトライフルからグレネードを取り外したデザインです。

特にギミックなどはないシンプルな武器ですが合わせ目は一部に出るもののほとんど段落ちモールド化されています。
また銃持ち手があるためガタつく事なく保持可能です。

ノーマルハンドガン。
軽量かつコンパクトな銃でこちらもやはりプロトゴウヨウのハンドガンから一部のパーツを取り払ったような形状になっています。

一部合わせ目がディテール化されている所もありますが銃口部分などに合わせ目は出ます。
こちらも銃持ち手でカッチリと保持出来ました。

続いてアームパイル。
左手に装着するパイルバンカーでもちろんパイル部分は伸縮可能。
こちらはHG ウェポンセット6の流用となっています。

パイル部分も十分シャープに仕上げられ3mmジョイントで接続される武器のため
他の機体などにも流用しやすい構造です。

もちろん同じくウェポンセット６に付属するハイドロジェットパックなども問題なく付きますし

様々な武器がリリースされているため武装のカスタマイズなども可能。

極鋼ノ装鬼になってからジョイント穴が多用されるようになったためぐっと武装が盛りやすくなりました。

大きめの機体ですがもちろん各関節は太めの軸が使われているため動かしやすく安定感も十分。
可動も優秀なので遊びやすいキットです。

以上HG 境界戦機メイレスゴウヨウカスタム　レビューでした。
本体の大部分はプロトゴウヨウと共通なのですが、
頭部、前腕部、膝など若干形状が変更されよりシンプルな機体となっています。
武装類もノーマルタイプになったため銃はちょっと地味になりましたが
本体のグリーンカラーと相まって渋い機体に仕上がっています。
もちろん極鋼ノ装鬼シリーズから3mmジョイントが多用された高いカスタム性も引き継がれ
様々な武装を盛ったりして楽しめるキットになっていました。

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