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HGUC ジム・コマンド（宇宙仕様）　レビュー

最近紹介したHGUCリック・ドムIIに続き今回は同じ0080ポケットの中の戦争よりHGUCジム・コマンド（宇宙仕様）を紹介します。
こちらも再販された時買っておいた物ですが初版は2004年発売のキットとなります。
価格は880円です。

付属品はビームガン、シールド、サーベル、左平手のみです。
写真右端に写っているのは余剰パーツとなりシールド裏面のグリップパーツです。

シールは最小限で細かい赤色部分を補う物のみとなります。

機動戦士ガンダム0080　ポケットの中の戦争よりキット化されたジム・コマンド（宇宙用）。
後期量産型となるジムで今回紹介するのはランドセルを換装した宇宙用となります。
こちらもリック・ドムIIなどと同じくアニメ設定画と比べるとHGUC化されるにあたり
胸部の幅が一般的なMSに近い幅に変わりスッキリしたバランスにまとめられています。

リック・ドムIIなどと同じく2004年発売のキットという事もあり構造はシンプルで価格も安価です。
作りは以前紹介したHGUCジム寒冷地仕様などとほぼ同じで関節はポリキャップとABSの組み合わせ。
ポリキャップはPC123プラスとなります。
またジム寒冷地仕様などと同じく右手は銃持ち手のみで普通の手首はありません。

カラーリングは赤と明るいホワイトでジムに近いですが白はプレーンな白なのでより明るい印象になっています。
機体の配色はシンプルな事もあり大体は再現されているものの、
股間や脹脛周りの赤など一部の赤はシールでの再現となりますし
ダクト内部やバルカンなどは塗装が必要です。

頭部アップ。バイザーはツリ目タイプで初期のジムより強そうなデザインです。
ダクト内部やバルカンなどは塗装が必要ですがバイザーはクリアパーツ。
ただ内部モールドなどはありませんでした。

胴体のアップ。ランドセルは宇宙用の物が使われていて胸のダクトなども別パーツ化されています。
ただ首元のグレーは塗装が必要です。
サーベルはリアアーマーにグリップが2本装着されています。

首はポリパーツですがプラでほとんど覆われているのであまり気にならないと思います。
宇宙用のランドセルはバーニアが全て別パーツ化され立体感は十分です。

肩アーマーは合わせ目の出ない構造ですがダクト内部などは塗装が必要です。

腕部は前腕に合わせ目が出ますが左手には平手があります。

股関節はシンプルなBJでスタンド穴などもありません。

脚部は脛が長めのバランスで脹脛の赤色などはシールで補う方式。
分割も簡素なので大腿部や脛の正面に合わせ目が出ます。

脚部は外側にのみアポジモーターやダクトの造形があります。
足裏はフタパーツがあるため肉抜きはありません。

可動はシンプルな構造な分控えめで肘は90度ほど。
腰は回転可能ですがスイングは出来ません。

肩は棒軸のためスイングギミックなどもありません。

脚部は接地がイマイチですが膝は100度ほど曲がります。
股関節はBJなので大きくロールさせたりは出来ないのですが一応そこそこ開けます。
それと腰アーマーですが最近のキットのように分割可能な作りではなく
左右切り離した場合ストッパーを作るなどの加工が必要です。

キットの作りがほぼ同じ構造のHGUCジム寒冷地仕様と。
一部のパーツは流用されていてプロポーションバランスなども変わりません。

武器を装備させて。

今回もスタンドジョイントなどは無い昔のキットなので浮かせたい場合はクリップやコの字型ジョイントなどを使う必要があります。
ただシンプルで軽いキットなのでそこまで困る事はないと思います。

ビームガンはグレー単色で合わせ目も出ます。
エネルギーパックはホワイト＆レッドなのでそのたりは塗装が必要となります。

武器自体も特別なギミックはなく重い訳でもないので保持などは良好。
関節もシンプルな分派手な動きは厳しいですが可動部位が多くて調整に手間がかかるという事も無いです。

シールドは連邦マークなども立体的に再現されていますが、表のマルイチ部分や
裏面のグレーなどは塗装が必要となります。

取り付けは前腕にジョイントを取り付けて保持するタイプです。
グリップ部分でも持てますがスカスカなのでグリップだけでの保持は出来ず取り付けジョイントも一箇所のみです。

BJなので若干の角度調整と回転などは一応可能。
ただ本体に肩スイングなどが無いのでやはり構える角度は若干制限される印象です。

サーベルですが右手と一体化したタイプが付属しています。
クリアパーツではないので手首含め塗装が必要ですが

腰のサーベルグリップを外して他のキットにあるビーム刃を取り付ける事ができます。

先に紹介したリック・ドムIIと。

後に発売されるMG ジム・コマンド（宇宙戦仕様）と画像サイズを合わせて比較。
MG版はジムスナイパーIIベースで体型のアレンジが強めなのでだいぶバランスが異なります。

最後にHGUC NT-1やHGUCリック・ドムIIとサイズ比較。
ジムという事もありサイズは標準的です。

以上HGUC ジム・コマンド（宇宙仕様）　レビューでした。
少し前に紹介したリック・ドムIIと同じく2004年発売というもう20年近く前のキットなので
やはり構造は簡素で可動も今となっては物足りない所も多いと思いますが安価な割にバイザーのクリアパーツ化などもしっかりされていました。
配色もシンプルなので配色の再現度も良いですし手軽に楽しめるキットとなっていますが
そのうちリニューアルされた物も見てみたいですね。

(プレミアムバンダイ)