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MG グフカスタム　レビュー

以前MGEz-8などを紹介しましたが
同じ第08MS小隊からMGグフカスタムを組んでみました。
組んだ物は再販時の物ですが初版は2001年2月発売という古いキットとなります。
価格は3,300円です。



付属品はガトリングシールド、3連装35mmガトリング砲、ヒート・サーベル、ヒートロッド（アンカータイプ）
ノリス・パッカードフィギュア、立ちポーズフィギュア、それに銃持ち手と持ち手パーツが付属します。



シール類は転写式のガンダムデカールとマーキングシールが付属。



先に発売されたMGグフがベースになっているため余剰パーツも少しあります。
またパイプパーツは若干予備がありました。



第08MS小隊でノリス・パッカードが乗り込むグフカスタム。
HGUCなどはもちろん、MGでもキット化されていますがキット化されたのは2001年と今となっては古いキットとなります。
キットのベースは2000年発売のMGグフ（Ver.2.0ではなく最初期の物）がベースになっていて一部のランナーが流用されている他、
肩や肘、膝に腹部などにはビス止めの関節が使われているためニッパーなどの他に小さいプラスドライバーも必要となります。



関節はABSとポリキャップの組み合わせとなります。
頭部やコクピット周りなどにはしっかりクリアパーツも使われていました。
グフカスタムらしい肩や胸部周りのデザインも再現されています。



キットの色分けですが古いMGではあるものの十分再現されています。
足りないのは一部のダクトや細かいモールド内部、それにバーニアの内側ぐらいでした。
モノアイはクリアパーツですがシールで赤色を補う事ができます。




頭部アップ。頭部ですがモノアイやモノアイガードはクリアパーツが使われ、
MGらしくパイプ類も全て軟質プラにプラパイプを被せる構造になっていて見栄えは良好。
ただ庇部分がパーツ分割されているため合わせ目はちょっと目立ちます。



ヘルメットパーツを外す事でモノアイの回転が可能。
マーキングシールでモノアイの色を補う事ができますが球面にシールを貼るためシワがつきやすいです。



ノーマルグフと比べると複雑なラインになった胸部。
コクピットにはクリアパーツが使われています。
ランドセルを繋ぐ動力パイプも頭部と同じく全てパイプパーツは別パーツ化されていました。



コクピットはもちろん開閉可能。
ランドセルのバーニアも別パーツ化されていますが内部は塗装が必要です。



立ちポーズのパイロットフィギュアも付属。
動力パイプはサイドスカートに固定され、パイプ自体もさほど余裕が無いので腰の回転はかなり制限されます。



またノリス・パッカードの立ちポーズフィギュアも付属していました。
こちらは単色成形でシールなどもないので全塗装が必要です。



肩アーマーは前後分割で合わせ目あり。
スパイクが大きく湾曲しているのが特徴的。



腕部ですが右腕にのみヒートロッドが装着されています。
前腕などの合わせ目はディテールっぽくなっています。
手首は親指以外を差し替えて表情を変える方式です。



左腕はヒートロッドのないシンプルな作り。
武器を装備する場合はジョイントパーツを取り付けます。



股関節はスイングギミックなども特に無いBJ。
スタンドジョイントなどもありません。
裏打ちはありませんが装甲裏にディテールは入っていました。




脚部は膝にビス止め関節が使われていますが、ビス止めのフレームパーツが結構細めなのであまりきつく締めると危ないかも。
こちらも極力合わせ目が出ないよう装甲が分割されていました。



足首は肉抜きも無くバーニアのモールドも立体的です。



可動範囲ですがさすがに昔のMGですし動力パイプなど可動には向かないデザインの所もあるので全体的に控えめです。



肩はBJなのでスイングもわずかですし腰は前後スイングは出来るものの、パイプの関係で回転はほとんど出来ません。



脚部は接地などはまずまずですが股関節が普通のBJなので昨今の3軸タイプと比べると控えめな可動範囲です。
ただスカートアーマーなどは若干動くので脚はそれなりに上がります。



ガトリングシールドを装備させて。
グフカスタムを象徴するような武器でMGサイズにもなると迫力があります。
ヒート・サーベルはもちろんシールドに収納可能。





ガトリングはシールド保持フレームや銃身基部に合わせ目は出ますが
砲身一本一本が別パーツになっているため繋がっておらず見栄えは良いです。



MGサイズともなると結構な重さがありそのままだと構えるのは結構厳しいです。
肩や肘はビス止め関節なのですが、肩の受け側や肘の二重関節になっている所の片側はポリキャップのため
ビス止め部分は良くてもポリキャップ部分が重さに負けます。
自分は軸を多少太くして調整しました。




スタンドジョイントも無いので浮かせる場合はアクションベースのクリップなどを使う必要があります。






もちろんガトリングシールドを取り外し3連装ガトリング砲だけを装備する事も出来ます。
センサー部分は可動しクリアパーツが使われていました。





ヒート・サーベルは鍔部分に合わせ目が出ます。
保持ダボ＆ピンもあるのですがちょっとグラついて外れやすく、最近のキットの保持ダボと比べると機能しにくいです。




ヒートロッドはグフと大きく異なるアンカータイプ。
リード線で再現され先端のパーツが軽いので様々な形状で保持可能。




根本のパーツを交換して再現します。
リード線の長さも遊ぶには十分でした。




ガトリングをパージしてシールドだけにしたい場合、一応可能といえば可能なものの
シールド表側にはダボやピンが見えてしまいますし、シールド接続の関係上裏面フレームの一部は外せないのでしっかり再現する事はできませんでした。





本当はVer1があれば良かったのですが無いのでグフVer2.0と比較。
こうして見るとだいぶ変わっています。




以前紹介したMG Ez-8と並べて。
比べると一回り大きい印象。




どちらも古いので武器の保持や可動範囲が辛い所はあるのですが
MGサイズで並べると満足感があります。




自分のHGUCグフカスタムはパーツの形状に手を入れて塗装してしまったので過去のレビュー写真を使って比較。
比べると膝装甲の大きさなど多少違いはあるものの意外とバランスは似ています




以上MG　グフカスタム　レビューでした。
こちらは2001年発売ともう20年前のキットですがマッシブな姿が格好良く
印象的なガトリングシールドもMGサイズとなるとかなりの迫力です。
ただシールドだけを完全に取り外せなかったりビス止め関節なものの、
調整しないと保持が厳しかったりとそれなりに古さを感じる部分はどうしてもあります。
ただ極端なアレンジは無いですし発売された年代も近いのでEz-8などと並べても違和感のない仕上がりになっていました。

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