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MG ケンプファー　レビュー

2001年に発売されたMGケンプファー。
今回は以前再販した時買った物を組んでみました。
価格は4,400円です。



付属品はケンプファーらしく武器が大量に付属します。
ジャイアント・バズ×２、ショットガン×２、ショットガン用差し替えパーツ、
シュツルム・ファウスト×２、シュツルム・ファウスト差し替えパーツ、チェーン・マイン、
サーベル２本、平手左右分、それにパイロットフィギュアが付属。



シール類はマーキングシールと転写式のガンダムデカールが付属。
マーキングシールでアンテナや肩のスパイクの白ラインを再現します。



ジョイントパーツが一部余剰となります。



機動戦士ガンダム0080　ポケットの中の戦争でサイクロプス隊のミハイル・カミンスキーが乗り込むケンプファー。
今回紹介するのは2001年に発売されたMG版となります。
もう20年以上前のキットとなりますがプロポーションは良好で
独特の装甲形状や多彩な武装なども再現されています。



背面を中心に全身に多数配置されたスラスターは高機動を思わせるデザインで迫力あります。
反面大きく厚い装甲や巨大なバックパックなどはありません。
キットの関節ですがポリキャップとABSの組み合わせとなります。
また肩や肘、膝や腹部にはビス止め関節が使われているため組み立てには小さいプラスドライバーも必要となります。



武器装備用のジョイントを取り付けた状態。
全身に武装を取り付ける機体ですがそのためにジョイント類もしっかり付属しています。
機体の配色ですが全身のスラスターのイエローなどもほとんど別パーツ化され
MGらしく配色はほぼ成形色で再現されています。
ただ肩などにあるブチ穴状のディテールやアンテナ＆スパイクなどは塗装またはシールで補います。




頭部アップ。
アンテナが長くおでこが大きく張り出したようなデザインです。
モノアイはクリアパーツが使われています。
アンテナの白ラインはシールがありますが頬ダクトのイエローはシールが無く塗装が必要です。



モノアイはもちろん左右に振れます。
モノアイガードなどはありません。



胴体ですがこちらは細かくスラスター内部のイエローが再現されています。
また腰の動力パイプはリード線にメッシュパイプを被せるタイプです。
バックパックのカウルのような装甲の穴は開口されています。



コクピットはもちろん開閉可能。
背中のバーニアは全て独立可動します。



パイロットの立ちポーズフィギュアもありますが一目でミハイル・カミンスキーと分かるようなデザインでは無かったです。



肩アーマーは左右非対称です。
前後分割でどちらも合わせ目が出ますが内部のスラスターは色分けされています。



左肩にはスパイクが3本装着されています。



腕部は肩アーマーで隠れる肩ブロック以外合わせ目の出ない作り。
手首は古いMSなので保持ダボなどのない可動手となっています。



股関節はアーマーのないスッキリとした形状。
股関節軸はシンプルなBJです。
サーベルですが太腿のアーマーに収納されていて抜き取る事ができますが、
手にこの収納されているパーツは一部でサーベルとして使う場合さらにグリップパーツを繋げて持たせます。



太腿裏のバーニアはせり出しが可能。




脚部は太腿の装甲や膝関節などに合わせ目がありますがスラスター類はしっかり別パーツ化されています。



足首にはシリンダーのようなパーツがありますがシリンダー自体は伸縮せず、足の甲に入り込む形。
足裏はつま先に一部肉抜きがありますが足先のクローは可動します。




可動範囲など。昔のMGなので作りはシンプルなのですが肩スイングなどもそれなりに可能で
腰なども思ったよりは動きます。
腹部や肩、肘はビス止めでテンション調整が可能。



脚部ですが股関節と足首はBJで接地はそこまで良い訳ではありません。
またケンプファーのデザイン上どうしても太腿裏のスラスターが干渉するため膝も深く曲げる事はできません。




武器を装備させて。
背面にバズーカとショットガン、膝部分にシュツルム・ファウストを取り付ける事ができます。





ショットガンはシンプルなモナカ構造で合わせ目が出ます。
ただグリップ周りのパーツを交換する事でストックの有無が選べます。



またプレート部分も可動します。




手首は可動式の手首の他固定の平手も付属。





ショットガンはポンプアクションギミックなどはなくシンプルな作り。
グリップがかなり寝かせられたデザインで手首周りの自由度は並なのでちょっと昨今のキットと比べると持たせにくい所はあります。



ビス止め関節でテンションの調整が出来るのは良いのですが
膝が結構細めな作りであまりキツくして無理に動かすと破損しそうなので一応気をつけたほうが良いかも。





ジャイアント・バズ。
こちらもモナカ分割なので合わせ目は出ますがグリップが可動します。




グリップが可動するため担いだり抱えたりする持ち方も出来ますが
どうしても昔の可動手で保持ダボもないのであまり安定はしません。



もちろんスタンドジョイントなどはないのでクリップなどを使い浮かせる必要があります。





シュツルムファウストはパーツ交換で射出状態を再現します。
こちらは合わせ目の出ない作りです。




チェーン・マインですがこちらは太めのリード線に各地雷を取り付けていく方式。
リード線なので自由に曲げる事ができます。
地雷部分のディテールもなかなか細かく造形されていました。




十分な長さがあり、さすがに支えは必要ですがある程度の保持力もあり扱いやすいです。





ビームサーベルは湾曲したタイプの刃が2本付属します。
カラーはクリアイエロー。





HGUC版のケンプファーと画像サイズを合わせて比較。
さすがに黄色の色分けはMG版の方が細かいです。
ただ肩のブチ穴モールドなどはHGの方が細かったりします。
それとバズーカのサイズ感がかなり違っていてMG版の方がコンパクトにまとまっています。






MG NT-1Ver.2.0と並べて。
NT-1は2.0化されているので造形や可動が大幅にパワーアップしているためさすがに可動についてはかなり差がありますが
プロポーションなどは並べても遜色無いと思います。




以上MG ケンプファー　レビューでした。
2001年発売のキットとなるため少し前に紹介した同時期の陸戦型ジムやEz-8などと同じく
最新キットと比べると武器の保持や可動の物足りなさなどはどうしても感じる部分はありますが
全身の黄色いスラスターの大部分が別パーツ化され特徴的な部分はしっかり再現されていますし
プロポーションなども良好で武装も一通り付属していて様々な武器を装備出来ますし
今でも十分格好良く感じるキットになっていると思います。

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