HG ヒュッケバイン(PTX-08R) レビュー【スーパーロボット大戦】

Mk-IIやMk-IIIが既にキット化されているHGスパロボシリーズ。
今回は新たにヒュッケバイン(PTX-08R)がキット化されました。
価格は4,950円です。

付属品はブラックホール・キャノン、リープ・スラッシャー、持ち手、平手、リープ・スラッシャー用ジョイントパーツ
ロシュセイバー刃2本、それにアクションベース7が付属します。
・ランナーについてはこちら

シール類ですがカメラ類を補う物とバックパックや腰の黒ライン、
そしてダクト内部の黒を補うホイルシールが付属します。

今回はヒュッケバインMk-IIのランナーを流用するのですが使わない部品が多く余剰パーツは多め。
フレームパーツが結構余ります。


「HG スパロボOGシリーズ」で新たにキット化されたヒュッケバイン(PTX-08R)。
ゲシュペンストのデータを基にしテスラ・ライヒ研究所で完成したPTでオーバーテクノロジーによるブラックホール・キャノンなどが装備されています。
今回は第4次スーパーロボット大戦に登場した元祖ヒュッケバインをモチーフにしているという事で
スパロボOGシリーズでリファインされる前のデザインなどを意識しているそうです。
そのためミサイルハッチなどのギミックは無くカラーは水色で肩アーマーや脹脛などにボリュームのあるデザインとなっています。


キットですがMk-IIやMk-IIIなどと比べると装甲に丸みがあるのが印象的です。
流用パーツはあるのですがごくわずかでほとんどが新規パーツ。
手首も角指ではなく丸指タイプです。
関節構造はこれまでと変わらずKPSが主体ですが一部にポリボールも併用されていました。


機体の配色はかなり再現されていて面倒な黄色部分などもしっかり別パーツ化されています。
腰やバックパックなどの黒ラインはシールで補いますがモールドもあり。
また一部のスラスターダクト内部はシールで黒を補えますが、大半は塗装が必要です。
ちょっと面倒だと思いますがスラスターやダクト内部を黒く塗ればより引き締まると思います。




頭部アップ。HG ヒュッケバインMk-IIやヒュッケバインMk-IIIと比較しています。
Mk-IIとMk-IIIは結構似ている部分が多いのですがヒュッケバインは結構違う印象です。
ヘルメットは左右分割で頭頂部センサーにもクリアパーツが使われていますが後頭部に合わせ目が出ます。

ツインアイ周りもクリアパーツが使われていました。
カラーは蛍光グリーンです。


胴体のアップ。フロントアーマーの黄色部分なども別パーツ化されています。
リアアーマーのラインはモールドがありますがシールで黒を補う作り。
サイドアーマーの一部の凹モールドも同様です。


左右のウイングユニットはポリボールを使ったBJで接続され
回転やスイングが可能。


ウイングユニットは安定翼が可動しますが本体は左右分割で合わせ目あり。
一部の黒部分はシールで補う形となります。
尚今回はミサイルハッチ展開ギミックはありません。


肩アーマーは前後分割で上面に合わせ目あり。
ですが黄色部分は別パーツ化されフィン状の部分も別パーツ化されています。


腕部はリファイン前のデザインで指は丸指。
平手もありますが手甲パーツは持ち手と共用のため交換地は差し替える必要があります。

腰アーマーはフロントとサイドが可動。
股関節は太めの軸関節です。
また今回はサイドアーマーにロシュセイバーのグリップを収納出来るようになっていました。




脚部アップ。こちらも丸みが感じられる装甲のラインが特徴的です。
膝などもよく曲がりますが脹脛やアンクルアーマー部分などに合わせ目あり。

足首はつま先が可動し足裏は肉抜きが無くしっかりした作りでした。


可動に関しては比較的干渉が少なめのデザインという事もあり可動は良好。
肘も深く曲がり腕も十分上がります。
また腰部分もBJとスイング軸を組み合わせた作りで広いスイング幅が確保されています。


肩の前後スイングも良好でした。


脚部も見た目以上に足首の接地が良いです。
ただ脛が長いデザインなので立膝などは少ししにくいタイプ。
股関節周りも3軸タイプなので良く動きますが

脚を上げると太腿の白いパーツが干渉しやすいです。
なので塗装する方は擦れに気をつけたほうが良さそうです。



HG ヒュッケバインMk-IIやHG ヒュッケバインMk-IIIと比較。
頭頂高は大体同じぐらいです。カラーの違いはもちろんですが
装甲の丸みのあるラインなどもあり大きく印象が異なります。

今回武装の種類はシンプルですが大型砲のブラックホール・キャノンが付属します。


本体に3mm穴があるのでスタンドが使えるのはもちろんですが、
ブラックホール・キャノンにも3mm穴がありこちらも単独で浮かせる事ができます。




「ブラックホール・キャノン」
[特殊重力フィールド内にシュヴァルツシルト半径が量子サイズのブラックホールを発生させ、それを発射した後
、極小規模ながら超新星爆発を引き起こし、限定範囲に物理的なダメージを与える]という武器で
通常のライフルなどに比べかなり大型かつ砲身も太いのが特徴的です。


両手で保持する形となりますが持ち手は通常の持ち手のためトリガーに指はかかりません。
キャノンの合わせ目は段落ちモールド加工されている所もありますが、センサー周りなど合わせ目が出る箇所もあります。




グリップはポリボールが使われたBJなので融通が利きます。
説明書ではスタンドを使うように指示されていますが、一応無しでも保持は出来ました。
ただグリップ周りを動かしているとポリボールが緩み多少垂れ下がってくるのですこしきつめに調整しておくと良いかも。


「ロシュセイバー」
ゲシュペンストの武器、プラズマカッターの強化版ですが見た目はMSのビーム・サーベルなどと同じです。
刃もガンプラによく使われるSB-13が流用されています。


こちらも通常の持ち手で保持します。
本体各所の関節はしっかりしており手首周りの保持力も十分で武器をしっかり支えられます。


「リープ・スラッシャー」
脳波によってコントロールされる斬撃武器で
バラバラになっていた物が合体し画像の形状になるのですが今回は分解や収納ギミックは省略されています。
ですがクリアパーツ製のエフェクトが付属し高速回転状態を再現しています。


こちらは専用のジョイントを使う事で3mm軸のスタンドが使用可能。
エフェクトもシャープで格好良く仕上がっていました。

極端なパーツのポロリはありませんでしたがやや腰のBJが外れやすい印象。
気になるほどではなかったですが個体差で外れやすいようなら少し太らせたりすると良いかも。


最後にHGUC ガンダムやHG ゲシュペンストとサイズ比較。
他のヒュッケバインと同じくスパロボOGシリーズの中では比較的コンパクトなのですが
それでもHGUCガンダムなどと比べるとだいぶ大きめです。


以上HG ヒュッケバイン(PTX-08R)レビューでした。
今回は一部ヒュッケバインMk-IIのパーツが流用されているものの、ほとんど新規に近いキットです。
リファイン前の姿やカラーが再現され丸みのある装甲が特徴的で
ブラックホール・キャノンも十分なサイズで立体化されていました。
もちろん細かい黄色部分などもしっかり別パーツ化されていますし可動なども良好です。
ヒュッケバインシリーズはMk-IIIトロンベのキット化も決まっていますしどのぐらいバリエーションが出るのか楽しみですね。
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執筆者:星丸
ガンプラやプラモデル、模型用ツール&マテリアルのレビューをしています。
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