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HGFC ノーベルガンダム　レビュー

HGFCでキット化されているノーベルガンダム。
今回は再販された物を組みましたが初版は2011年発売のキットで価格は1,650円です。

付属品はビームリボングリップ×２、持ち手、左ピース手、ゴッドガンダム用手首、スタンドジョイント、リボン固定用パーツ、
ビームリボン４種、そしてクリアホワイトのスタンドが付属します。
余剰パーツはありません。

ビームリボンですがPETシートに貼り付けられていて簡単に剥がせる仕様となっています。

シール類は胴体周りや太腿のラインや胸部中央のグリーンなどを補うホイルシールが付属します。

「機動武闘伝Gガンダム」よりネオスウェーデンの機体でアレンビー・ビアズリーが乗り込むモビルファイターのノーベルガンダム。
ガンダムでは珍しい女性型のガンダムで髪の毛のように伸びた冷却フィンや
RX-78ガンダムにセーラー服（セーラームーン）のような形状を取り入れたデザインが特徴的です。

キットの方も女性型かつ細身の機体をしっかり再現。
胴体などもかなりコンパクトに作られています。
細身のキットなのでポリキャップは使われておらず、可動部はABSが使われています。
またバーサーカーモードは省略されています。

キットの配色ですがカラフルな配色も極力成型色で再現されていて意外とイメージ通りに仕上がりますが、
胴体のセーラー服風の細いラインや太腿のライン、胸部中央などはシールでの再現となります。
また肩ダクト内部や冷却フィン裏側のグレーなどは塗装が必要です。

頭部アップ。RX-78に髪の毛を取り付け、女性的な顔つきにしたような頭部。
バルカンや頬ダクトなどは塗装が必要ですが、髪の毛のような冷却フィン頬や額周りを含め別パーツ化されています。

マスクは「へ」の字が無く、ツインアイは凸モールドで再現されています。

長く伸びた冷却フィンは根本のジョイント以外は１パーツで成形されています。
そのため展開などは出来ず裏面は色分けされていないため塗装が必要です。

胸部や腰部に取り付けられているリボンのようなエアダクト/スラスターユニットやセーラー服を着たようなデザインが印象的な胴体部分。
こちらは細かいラインや胸部中央のグリーンなどはシールで補えますが
ダクト内部などは塗装が必要です。
腰は女性型という事もありかなり細めの形状。

腕部は筒状のパーツが使われ合わせ目の出ない作り。
手首は持ち手やピース手の他平手もあります。

肩のダクトの黄色部分もしっかり別パーツ化。
手首はBJで持ち手の形状は一般的な２パーツ構成です。

腰アーマーはサイドのみ裏打ちあり。
股関節軸は上下にスイング可能な作りです。

脚部も細身かつヒールを履いたような形状が特徴的ですがおおまかなデザインはRX-78ガンダムに近いです。
膝や足首のマルイチ部分も色分けされていて合わせ目が出ない作りになっています。

足裏はつま先などに肉抜きがあります。

可動範囲など。
腰や肘は１０年以上前のキットですが十分動く印象。
ただどうしても髪の毛のような冷却フィンが干渉しやすく、首周りは少し動かしにくい所があります。
頬から伸びている冷却ユニットも襟などに干渉しやすく、動かす時は注意が必要です。

肩などは柔軟でスイングも可能ですし腰は横方向にも動きます。

脚部ですが足首がBJなので接地は普通ですが股関節周りはかなり動きます。
ただ膝が90度ほどしか曲がりません。

今回は平手があるため腰に手を当てたポーズなども取らせやすくなっています。
また手首軸には角度が付けられ外側に向かせやすくなっていました。

冷却フィンはそのままだとかなり干渉しやすいのですが、BJ接続のため少し浮かせる事で回転させる事が可能。
多少逃がせるようになります。
とは言っても跳ね上げたりする事はできないのでどうしても制限がかかる部分はあります。

関節のテンションはちょうどよく細身で重い武器なども無いため特に保持力に困るような所は無かったです。
尚今回ビームフラフープは付属しません。

スタンドを使う際は付属のジョイントを噛ませてから接続します。
そのため3mm軸のスタンドも使用可能。
このジョイントは脚を閉じるポーズの時スタンドが干渉しやすいので少し長くして後方に向けてくれると嬉しかったかも。

また左手のみですがピース手も付属。
こういった手首がしっかり付属するのは良いですね。

続いて「ビームリボン」。
全て薄いPET素材で成形されクリアピンクになっています。
根本を少し折り曲げ、グリップで挟む簡単な方式ですが軽いので特に支障はありませんでした。

直線的な形状のリボンは２本付属。
少し垂れ下がりますが、コシがあるのでピンと張った状態で保持できます。

そして渦を巻いた形状のものは３種付属。
これらを使う事で多彩な表情が付けられます。

一番短いタイプは手頃な大きさで単体でもそこまで垂れ下がる事は無いですし
ポーズが付けやすく扱いやすい長さです。

一番輪の直径が大きいタイプは本体を潜らせるのにピッタリなサイズです。

地面にリボンが付く場合、先を固定できるジョイントパーツが付属。
好きな位置に置いて調整できます。

そして最後は一番長く、渦を巻いたタイプのリボンですが
こちらはクルクルと新体操のようにリボンを回して攻撃する時の姿を再現しやすい物になっています。

こちらは長さがあり、ある程度引っ張らないと綺麗な形にならないため
どうしても先端を引っ張るようにしてスタンドなどで固定する必要があります。

渦巻き型３タイプ+直線タイプがあり独特の新体操のような動きが再現可能でかなり面白い武装になっています。
長さも十分あるのも良いですね。

もちろん両手に装備してより複雑なリボンの配置にする事も出来ます。

HGFCのゴッドガンダムやRGのゴッドガンダムと並べてサイズ比較。
サイズは小さめでどちらと並べても違和感の無いサイズだと思います。
ただディテール密度が違いすぎるのでやはりHGFCのゴッドと並べたほうが合う印象。

バーサーカーモードはオミットされていますが、そちらは別キットで同じ年に発売されています。

HGFCでドラゴンガンダムが出る他、RGでシャイニングも出るそうなのでこれから一気にラインナップが充実しそうですね。

ゴッドガンダム用手首ですが、こちらはノーベルを抱きかかえる姿を再現するための平手となります。
抱きかかえれば見えなくなるので気になりませんが手のひらには大きい肉抜きあり。

これでノーベルとの対決が終わった後の抱きかかえるポーズを再現可能になります。
特に固定用のピンなどはありませんが十分安定します。
ノーベルが細身なのでそこまでサイズの違和感は出ませんし倒れやすくはあるものの、バランスを取れば自立も可能でした。

以上HGFC ノーベルガンダム　レビューでした。
2011年のキットなのですが細身のスタイルが十分再現され
合わせ目なども目立たずRX-78ガンダムを女性型にしたような姿を再現しています。
髪の毛のような冷却フィンが干渉しやすく、膝が90度ぐらいしか曲がらないといった所はありますが
それ以外はなかなかの可動範囲があり平手などもあるためポーズも十分付けやすいと思います。
また特徴的なビームリボンも面白くPET素材を使っているため、
クルクルと回すリボンの躍動感が十分感じられますし色々な形状で飾れるのも良いですね。

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