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HGUC ドーベン・ウルフ レビュー

機動戦士ガンダムZZよりHGUCでキット化されているドーベン・ウルフ
2014年に発売されたキットですが最近プレミアムバンダイでも再販受注されました。
価格は2,640円です。(バンダイホビーサイト記載価格は2,420円)
今回もUC版同様多彩な武装ギミックがあるキットです。

付属品はメガ・ランチャー、右銃持ち手、平手、隠し腕パーツ、有線ビームハンドパーツ、
ビーム・サーベル2本、それにビーム・ハンドディスプレイスタンドが2つ付属。
余剰パーツはありません。
・ランナーについてはこちら

シールは各種センサー類の他、スラスターダクト内部などの黒、
スラスター内部に貼るオレンジ、それに赤ラインを補うホイルシールが付属します。


「機動戦士ガンダムZZ」よりラカン・ダカラン含めたスペース・ウルフ隊が乗り込むドーベン・ウルフ。
こちらは先にUC版が発売され、その後にZZ版が発売されるといった流れになっています。
第四世代のMSでサイコガンダムMk-IIを参考に開発されたという設定で
多数のビーム兵器の他、背面にはミサイルやインコム、そしてビーム・ハンドなど
多彩な武装が詰め込まれた攻撃的な機体です。


キットは大部分のパーツがドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)の流用ですが
ユニコーンVer特有のエングレービングは無くなっています。
かなり大柄な機体ですが関節はポリキャップ中心の関節でABSなどは使われていません。
ポリキャップはPC-132ABCが使われていました。


機体のカラーリングですが元は今となっては10年以上前のキットという事もあり
比較的割り切った構造でそのままだと足りない部分が多いです。
各所にある赤ラインの大部分はシールですし
角形スラスター内部のオレンジなども一部シールがありますが全て再現できる訳ではなく塗装も必要です。
また丸型のバーニアなども内部はオレンジなのでこだわる場合はそのあたりの塗装も必要です。




頭部アップ。
先に発売されたUC版と比較していきます。
頭部は共通で成型色が違うのみ。
非常に長いアンテナが特徴ですが動かす際背面に鑑賞しやすいため破損には要注意です。

モノアイ周りは全てシールでの再現となりモノアイのディテールはありません。




胴体のアップ。
胸部には2門のメガ粒子砲があり、こちらはメガランチャーと接続出来ます。
砲口内部は赤色なので塗装が必要ですし胸部中央のエンブレムやダクト内部などは色分けされていませんがシールあり。
リアアーマーの模様の赤もシールがあります。


胸部装甲はエングレービングの無いシンプルな形状です。


多彩な武装が内蔵されたバックパック。
こちらもやはり角形スラスター内部などはシールでの再現となります。
また巨大なバーニア内部も塗装が必要です。


左右のユニットは先端に「肩部ビーム・キャノン」の砲口があります。


インコム部分は差し替え無しでスライド可能。インコムは一部に合わせ目が出ます。
また「対艦ミサイル」のハッチも差し替え無しで開閉します。
弾頭は一体成型なので基部を塗装する必要あり。


パイロンには「ミサイル」が2基装着されています。
肩部ビーム・キャノンはバックパック基部ごと持ち上げて前方に向けられます。




肩アーマーはサイドの大きなダクトなどはシールがありますが前後の小さいスラスターは塗装が必要です。
またここだけではありませんが、角形のダクトは特にディテールなどもなくちょっとのっぺりした印象があります。




腕部のアップ。
前腕は左右分割で合わせ目あり。
また袖のエングレービングも当然無くなっています。

リアアーマー裏は特に裏打ちなどはありません。
股関節軸は左右にスイング可能な作り。
また底のスラスターには3mm穴がありスタンドが使えます。




脚部アップ。脚部は特に違いはなく流用で太腿側面や脹脛内部のパーツなどに合わせ目が出ます。
また膝周りやアンクルガードなどの赤ラインはシールで補う方式。
こちらもバーニア内部は脹脛横の細いスラスター内部などは塗装が必要です。
太腿装甲のビーム・サーベルグリップ部分周りは若干モールドがゆるめです。

バーニアは別パーツ化されていますが四角いダクトなどはやはりちょっとのっぺりした印象。

足裏はカカトの内側に肉抜きがありますがさほど目立たず足裏には肉抜きがありません。


可動範囲も特に変わっていません。
肘は90度ほど曲がり胴体や首のスイング幅もそこそこ。


腰はBJなので左右にも曲げられますし肩は軽く前方にスイング可能。


脚部も比較的良く動き接地も良く膝は二重関節で100度ほど曲がります。



ベースとなっているドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)と比較。
色の違いはありますが装備などに違いはありません。
装甲も胸部と前腕のエングレービングの有無のみなのでほとんどイメージは変わっていませんでした。

武器を装備させて。
武器は本体に接続出来るメガ・ランチャーが付属します。


結構大きい機体ですが3mm軸のスタンドで飾れます。
上から見ると膝アーマー内側の肉抜きが結構目立つのでこのあたりは気になるなら埋めると良いかも。




「メガ・ランチャー(ビーム・ライフル)」は単体でも標準以上の威力がある迫力のある装備です。
こちらは砲身を伸ばしグリップを展開、砲口のカバーを広げグリップを収納し後端部のパイプを押し込んで収納する事で連結状態を再現可能。
分割はシンプルなモナカなので合わせ目は中央に出ます。


もちろんライフル状態での両手持ちなども再現可能。
大きい角形のセンサーはシールがありますがその周りは赤色なので塗装が必要です。

展開状態のメガ・ランチャーを胴体のメガ粒子砲口に合体させ大出力のメガ・ランチャーに。


砲口に2つのピンで接続する他、両手でも支えられるため安定度は十分です。


平手パーツですが手首に角度が付けられていて、普通の平手というよりは
ビーム・ハンド射撃時のポーズが取りやすい形状になっています。


ビーム・サーベルはクリアイエロー成形で本体の大きさを考慮してかMGによく使われるサイズのビーム刃です。
サーベルグリップの収納ギミックはさすがに再現されていません。


「ビーム・ハンド」ですがもちろん切り離しが可能。
肘関節を交換しリード線を使う事で有線タイプに。

ビームハンドを飾れるスタンドも付属しますが角度や高さ変更は出来ません。


もちろん隠し腕も再現可能でリード線を使わなければ無線タイプのビーム・ハンドとなります。

隠し腕のクローは開閉できるのでサーベルグリップなども掴む事が出来ます。


背中のミサイルは3mm穴のあるジョイントに取り付け可能でした。

「肩部ビーム・キャノン」を展開して。


インコムですがこちらは有線ビームハンドのケーブルを使う事が出来ます。
真っ直ぐ伸ばした状態では無理ですが軽く曲げればギリギリではありますが支えなしで保持も可能でした。


内蔵武器が大量にあるので一通り試すだけでもかなりのプレイバリューがあります。



HGUCザクIII改と組み合わせて。
ZZはまだHGUC化されていない物も多いですしザクIIIなどは流石に古さも目立つのでこれからのキット化やリニューアルを進めて欲しいですね。


HGUC ダブルゼータガンダムやHGUC ザクIIIとサイズ比較。
巨大なMSが多いZZ系のMSですがその中でもだいぶ大きめです。

HGUCガンダムともサイズ比較。頭頂高が22mという設定ですが背負い物の高さもあるためかなりのサイズ差があります。


以上HGUC ドーベン・ウルフ レビューでした。
UC版のエングレービングを無くし、成型色を変更したキットなので武装などに違いはありません。
HGUCとしては大柄なキットで迫力はありますが、ベースとなったUC版は2013年発売のため
細かい色分けはシールが多いですしやや大味な所もあります。
ですが内蔵された武装は豊富でビーム・ハンドやインコムなどの他
メガ・ランチャーの連結ギミックなど遊べるギミック満載の楽しいキットとなっていました。
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執筆者:星丸
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