MG ボール Ver.Ka レビュー【クリア外装パーツ付き】

MGでキット化されているVer.Ka仕様のボール。
今回紹介するのは以前のキャンペーンでクリア外装パーツが付いた物です。
初版は2004年発売のキットで価格は2000円(税抜)でしたが現在の通常版は価格が改定され2,860円(税込)です。

付属品はメカニッククルー2体とディスプレイスタンドのみとなります。
余剰パーツはありません。

シールは一部のラインやコーションが印刷されたマーキングシールの他、転写式のガンダムデカールが付属します。

こちらがクリア外装パーツ。
ガンプラ30周年を記念したキャンペーンでボールの他にも様々なMGでクリア化されたランナーが追加で付属していました。


まずはフレーム状態。
MGだけありポッド部分のフレームが再現されていてメカニカルな仕上がりが楽しめます。


コアフレームの外側にトラスフレームが被せられた凝ったフレームです。
もちろんトラスフレームは別パーツ化されているため塗り分けも簡単に出来るようになっています。

コクピットにパイロットフィギュアも乗せられます。
コンソールパネルなども再現されこちらも細かく再現されています。

外装を被せてボールの完成。「機動戦士ガンダム」を始め様々な作品に登場している連邦の戦闘用ポッド「ボール」。
今回はVer.Ka仕様でのキット化で通常のボールとは形状が異なり、0083仕様のボールに近いデザインです。
コクピット周りにはバーがあり、アームにはサブアームが追加されさらに大きい物を掴めるような形状になっているのが特徴的です。



キットはボールという事もあり可動部も少なく、MGとしてはシンプルなキットですが内部までしっかり作り込まれ
ディテールも細かく密度感があります。
上部には「180mmキャノン砲」が装備され特徴的なシルエットを作り出しています。
パーツについては内部フレームは大部分がABSでアームの付け根などには合成ゴムパーツが採用されていました。


サブアームを格納すると通常のボールの腕部に近いシルエットとなります。
機体のカラーリングですがMGですしシンプルなカラーリングなのもあり成型色でしっかり再現されていました。
またアーム基部には金属シャフトも使われていてキラッと光るアクセントとなっています。


コクピットハッチは差し替え無しで開閉可能。
もちろん中央の窓もクリアパーツが使われていました。


背面のバーニアは別パーツで再現されBJで可動します。
外装のスリット部分は開口されていました。


上部のキャノン接続部は丸軸で回転可能な作り。
また4方向にある小さいスラスターはそれぞれ可動します。



「180mmキャノン砲」は太く迫力のある造形。
砲身は筒状のパーツで合わせ目が出ず、回転の他上下にもスイング可能。
バー部分などもしっかり別パーツ化されていました。


アーム基部はBJで可動しますがさほど大きくスイング出来る訳ではありません。
また基部のグレーのパーツは合成ゴムが採用されリアルな質感です。

金属シャフト部分もプラとは違った質感で目立つパーツです。




アーム部分ですが中央部分は大きくスイング可能で回転も出来る作り。

サブアーム下部を回転させれば収納状態にする事が出来ます。


クロー部分もそれぞれ可動しますし赤いコードはリード線が使われていました。
クローの裏面も裏打ちがあり隙のない作りです。

アーム基部がBJなので一応軽く「ハ」の字にひらく事も出来ます。


メカニッククルーフィギュアは2体付属。
造形も十分細かいです。

飾る場合は付属のスタンドを使いますが、こちらはただ乗せるのみで角度変更や高さ変更は出来ません。


浮かせて飾るスタンドジョイントも無いですし、
アクションベースを使いたくても未加工だと外装のどこかに引っ掛けるぐらいしか出来ないのでちょっと面倒です。


キャノンの一部に少しだけ合わせ目が出ますがそちらはほぼ気にならず。
本体はアームの一部に合わせ目が出ます。

アームぐらいしか大きく動かせるパーツは無いのですが、そのアームが細かく動かせるので意外と遊べます。
金属シャフトや合成ゴムなど複数の素材が使われているのも質感の違いが目立って面白いですね。

メカニッククルーと。
同スケールの人間フィギュアがあると大きさが想像しやすいです。


クリア外装パーツですがAランナーが丸ごとクリアに変更されているのでポッド部分の外装を好みでクリアパーツ化出来ます。
また窓部分もクリアグリーンから無色クリアにする事も可能。


アームやキャノンを除いた外装のほとんどをクリアパーツ化出来ます。
交換はちょっと大変ですが中のメカフレームもしっかり見えるのが楽しいです。



外装がクリアパーツ化される事で外装裏側のトラスフレーム状のモールドもくっきり見えるようになります。
中のフレームも塗り分けたりすればより魅力的な仕上がりになりそうです。

クリア外装の他、HGのウェポン&ジョイントパーツキャンペーンなどもありましたがMGの場合フレームがしっかり作られているのでクリア外装は良いキャンペーンだったと思います。
最近はこういったキャンペーンはすっかりやらなくなってしまったのでそのうちまた始めて欲しいですね。




クリア外装は様々な色の光で照らしても面白いと思います。




MG ジムVer.2.0とサイズ比較。
並べてみる意外と大きいです。





HGUCボールと画像サイズを合わせて比較。
アーム周りの違いが目立ちますがそれ以外にも細かく形状が異なりだいぶ別物です。
ディテールも増えよりメカニカルな印象に変わっていました。


以上MG ボール Ver.Ka レビューでした。
初版は2004年のキットなのですが今の目で見ても古さは感じず、コアフレームにトラスフレームを被せる凝った構造や
裏側まで細かくディテールが入れられた外装パーツなども見どころです。
デザイン的に派手な動きなどは付けられないのですがアームは複雑な動きが可能ですし
クリアパーツやプラ以外の素材も効果的に使われ組むのも楽しいキットでした。
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執筆者:星丸
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