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PLAMATEA 初音ミク Happy 16th Birthday Ver.　レビュー

グッスマ＆マックスファクトリーから新たに開始された人物キャラクター可動プラモデルシリーズ「PLAMATEA」
ベルセルクのガッツや楽園追放のアンジェラなど色々な作品からリリース予定となっていますが
第一弾として初音ミク Happy 16th Birthday Ver.がキット化されました。
価格は6,800円です。

付属品は「創作の羽根」、交換フェイスパーツ2種、握り手、持ち手、
それにディスプレイスタンドが付属。
ディスプレイスタンドは支柱が2本あり好みの長さを選択できます。
余剰パーツなどはありませんでした。

シール類ですが色分けを補うシールと色分け＋目線が入った水転写デカールが付属。
フェイスパーツはタンポ印刷済ですが印刷を落とせば別な表情を作る事は一応可能です。
それと自分のデカールははずれを引いたようで細いラインのデカールが一部掠れてしまっています。

PLAMATEA（プラマテア）第一弾としてキット化された初音ミク Happy 16th Birthday Ver.
こちらは｢16歳の誕生日」をテーマにRella氏が描いた初音ミクの立体化となります。
プラマテアの他、ねんどろいどやスケールフィギュアなどでも立体化されるようです。
スマートなスタイルや長く動きのあるツインテール、アレンジされた服装などもありますが
今回は「創作の羽根」というボリュームのある装飾も印象的です。

キットですがスナップフィットが採用され接着剤無しで組み立てる事が出来ます。
一部調整した方が良いような所が若干ありましたがパーツの合いなどは問題なかったです。
関節などはプラとABSが併用されていてポリキャップは使われていません。
また袖のパーツには塗装済みパーツが使われていました。

マルチカラーキットなので塗装をしなくてもカラフルに仕上がります。
細かいラインやベルトなどの模様、服のマークなどはさすがにシールまたはデカールでの再現となりますが
部分塗装するにしても塗装箇所は少なめに仕上がると思います。

頭部アップ。こちらは微笑み顔で前髪などは十分シャープです。
インカムは少し太めに感じますが表情交換などの引っ掛かりを考えるとこのぐらいの方が安心かも。
インカムや髪飾りのピンクはさすがに再現されていないので塗装またはデカールで補います。
表情は3種ありどれもタンポ印刷済みとなっています。

交換表情の口を開けて歌っているような顔にも使える笑顔。
こちらは正面目線です。

もう一つの交換表情は右目線の歌い顔です。
どの表情も出来は良いと思います。

フェイスの交換は他のキットと同じように前髪を外して交換。
タンポ印刷も綺麗に仕上がっていました。

大きく動きが付けられボリュームのあるツインテールは複雑なパーツ分割で合わせ目が目立たない作り。
またこちらは頭部の髪パーツと異なり透明感のある素材が使われています。
基部は大型の球体ジョイントで回転とスイングが可能。
かなり凝った造形ですが組み立てる際はちょっとはめ込む位置などに気をつける必要があります。

アレンジされ装飾が追加されている胴体部分。ネクタイなどの細かい色分けはシールまたはデカールで補えます。
スカートも立体的に再現されベルトは別パーツです。

背面の装飾はヒザ下まで伸びるデザインですがこちらもシャープに作られていました。
背面にはスタンドや羽根接続用の3mm穴があります。

腕部は合わせ目の出ない作りで袖口部分は塗装済み。
またこちらも透明感のあるパーツが使われています。

脚部はシンプルで特に派手な装飾などはなくスッキリまとまっています。
こちらもやはり合わせ目は出ず見栄えは良好。
またこちらも黒部分は透明感のある素材になっていました。

足裏のグリーン部分も別パーツ化されつま先が可動します。

可動範囲など。
胴体は腰部と胸部でスイングが可能なためしなやかに動きます。
肩も十分上がり肘も1軸関節ですがまずまずの可動範囲です。

肩は前後方向にもスイング可能。
首は重いツインテールを支えるため5mm径になっていました。
もちろん胴体は左右にスイング可能です。

脚部ですがスカートが固定のため脚はあまり上がりませんが、膝と足首は良く動きます。

ディスプレイスタンドはネジを使わないタイプです。
支柱も長さを選ぶ事ができますがこの状態でも浮かせたりすると
やや重さに負けやすい所があるので浮かせたりする場合はネジなどでしっかり固定できる物を使った方が良いかも。

ツインテールは複雑な構造で重みもありますが今のところ首のBJや付け根のジョイントが重さに負ける事はなかったです。
経年でどうなるかは分かりませんが今のところしっかりとした保持力があります。

白背景で。
ツインテールやネクタイ、腕部や脚部の黒いパーツが一部濃いめのクリア素材になっているため独特の質感があります。
透明感があり面白い仕上げですね。

続いて大きな特徴となる「創作の羽根」
こちらは背面に取り付ける装飾で名前通り創作などに使われるアイテムが集まり羽根のシルエットを構成しています。
カラーは白一色ですが設定通りです。

左側の羽根は「サウンド（音）の羽根」
キーボードやギター、バイオリンなど楽器をモチーフにしたデザインになっています。

右側は「フォーム（形）」の羽根と言うそうです。
こちらは画材やノート、ペンタブなど絵に関したアイテムで構成されています。

2つの羽根は透明なジョイントで接続。
根本は球体ジョイントで接続部は3mmでした。
球体ジョイント接続のため回転やスイングが可能です。

ウイングを取り付けると背面にかなりの広がりが追加され一気にボリュームが増します。

イラストのポーズっぽく。
多少デフォルメされているようですがそれでも細かく作られていて組み立てる時もはめ込む位置などに気をつける必要がありました。

羽根とツインテールが干渉しやすいデザインなのですが、どちらも良く動くので意外と気にならないです。

浮かせる事もできますが、付属のスタンドだと重さに負けてすぐ支柱が曲がっていってしまうので別なスタンドを使った方が安全です。

箱がぶ厚くパーツ量が凄いのかと思いましたが、複雑な髪の毛などで容量が食われているだけで意外と本体はシンプルな作り。
意外と手軽に組む事ができます。
ただ自分の物は太腿のロール軸がかなりキツく、そのままだと破損しそうだったのでヤスって調整する必要がありました。
個体差もあると思いますがいきなりはめ込まず一応確認した方がいいかも。

こちらも白背景で。
ウイングの形状は印象的で存在感があります。

持ち手もあるので一応3mm軸の物なら持つ事が出来ました。
ただ結構タイトで角形グリップを持たせる場合は加工が必要になる物が多いかも。

接続軸は3mmなので背面に3mm穴があれば簡単に創作の羽を装着可能。
色々なキットに使い回す事ができると思います。

30MSリシェッタやフレームアームズ・ガール　スティレットとサイズ比較。
スケールは特に書かれていませんがサイズは結構大きめ。

HGUC ガンダムや30MF リーベルナイトとも。
リーベルナイトよりも大きめでした。

・塗装レシピなどはありませんでした。

以上>PLAMATEA 初音ミク Happy 16th Birthday Ver.　でした。
組んだ感じはMODEROIDのキャラクタープラモ版といった印象で、多少粘りのあるプラの質感などもよく似ています。
ツインテールや創作の羽根の作りは面白くボリュームがあり見栄えのあるシルエットを作り出していますし
可動範囲や保持力も十分で手持ちのアイテムが無くても動かすのが楽しいキットになっていました。
また透明感のある仕上がりも面白く独特の存在感があるキットでした。

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