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プラノサウルス パラサウロロフス レビュー




順調にリリースが続いているプラノサウルスシリーズ。
今回はパラサウロロフスがキット化されました。
価格は1,540円です。



付属品はベースと雌型頭部パーツのみとなります。



シールは瞳とトサカ部分の色、それにベースに貼るネームが印刷されたマーキングシールのみです。





まずは骨格ビルドから。
今回も骨格ビルドと恐竜ビルドの2パターンでパラサウロロフスを組む事ができます。
こちらは草食の恐竜のため頭部なども小ぶりなのですがオスの場合最長1.8mに達するという細長いトサカが特徴となっています。
また今回は頭部を交換する事でオスとメス両タイプの再現が可能になっていました。




キットの構造はこれまでと変わらず可動部はKPSでABSやポリキャップは使われていません。
タッチゲートも引き続き採用されニッパー要らずで組み立てられる他、
ある程度割り切ったパーツ構成のため手軽に組めるプラモデルとなっています。




頭部アップ。オスの場合トサカの長く強調された姿となっています。
分割はシンプルで合わせ目なども出るのですが成型色は良い感じで骨らしい質感が再現されています。
口はもちろん開閉可能。



頭部を交換する事でメスの再現も可能。
こちらはトサカが小さく半分以下の長さになっています。
もちろんこちらも口は開閉可能。



肋骨などはこれまでと同じくまとめて成形され隙間が繋がってはいるもののその分組み立てやすい構造。
表皮パーツを固定するダボが目立ちますがこのあたりはしょうがないですね。




もちろん首は大きくスイング可能。
ただ他のキットにも言えますが、恐竜ビルドにすると可動範囲は全体的に狭まります。




平べったい尻尾の骨は根本部分で回転とスイングが可能になっています。



前肢は短めですがそれなりに太さもあり手の親指は退化し小指は外側に飛び出ていて物を掴む際に役立ったそうです。
付け根はBJで可動し肘にあたる部分は90度ほど曲がります。



長めの後肢も前肢と同じ作りで膝にあたる部分は100度ほど曲がります。



脚部は付け根がBJのためある程度「ハ」の字に開く事もできます。



今回もシリーズ共通のベースが付属。
後肢を固定するピンジョイントももちろん付属します。




とは言え四足歩行タイプの恐竜なのでベース無しでも問題なく自立は可能です。



今回はメスとして組めるのが新しいポイントですね。
雌雄で大きな違いがある場合はこれからも付けて欲しいギミックです。








表皮パーツを取り付ければ恐竜ビルドの完成です。
パラサウロロフスはカモに似た口を持つカモノハシ竜の一種で
全長 最大9.5m、体重 最大5tほどとなり、
白亜紀後期(7690万~7350万)ごろに生きた草食の恐竜です。
特徴的なトサカには内部に複雑な管があり、嗅覚を高めたり吠え声を反響&増幅させていたと考えられているそうです。




どことなく可愛らしさもある姿ですが
体は結構細身で尻尾も長く、カラーも明るいイエローが基調となっていますが
腹部や背中はそれぞれ色分けされています。
ただトサカ部分は分割できなかったのかシールでの再現となっていました。




恐竜ビルドの頭部。瞳部分はシールで補います。
トサカや口元が特徴的ですが口には500本もの歯が集まったデンタルバッテリーがあり植物を細かくすり潰していたようです。



こちらはメス型の頭部。トサカが小ぶりになっています。
どちらのタイプにも言えますが口は開閉可能なものの、開き幅は狭くなっていました。





胴体周りは3色の成型色で再現。
相変わらずシワや皮膚がたるんだような造形が見事でリアルに仕上げられています。




前肢は2パーツの挟み込みとなっています。可動範囲は狭まってしまいますが肘なども動かせます。
ただまっすぐ伸ばすと隙間が結構目立つ部分がありました。




後肢も同様に骨格パーツを挟み込むようにして表皮パーツを取り付けます。
こちらも固定になる事はなく膝なども動きます。





尻尾は3パーツで上側が色分けされていました。
各パーツの合いも良く根本でスイングできます。



こちらもベースに固定するためのピンがあり、後脚に差し込んで固定します。




表皮パーツは保持ダボがありしっかり取付可能。
ポロリでストレスを感じるような所はありませんでした。




近縁種の化石にはたてがみ状の鱗が残っていたようで、パラサウロロフスにもたてがみが備わっていた可能性があるようです。




ベースのピンを使えば立ち上がった姿でも飾れます。
こういった姿でも愛嬌があって良いです。



今回のキットサイズは比較的小ぶりのため乗り物として使うには少し窮屈に感じるかも。



若干時代はずれますが同じ白亜紀後期に生息していたというティラノサウルスと。






これまでのプラノサウルスは猛々しい恐竜が多かったのですが今回はポップな成型色なのもありだいぶ可愛らしく仕上がっています。



もちろん装甲の一部を取り外して飾る事もできました。




アンキロサウルストリケラトプスとキットサイズの比較。
今回もノンスケールなので他の恐竜とサイズが合わせられている訳ではありません。
ただ細身の恐竜なのでシリーズではかなりコンパクトに感じるサイズでした。



以上プラノサウルス パラサウロロフス レビューでした。
皮膚などの造形は相変わらずリアルですしサクッと組み立てられる他
今回はオス・メスを選んで組み立てられるという新要素もあります。
またこれまでは獰猛な印象のある恐竜が多かったのですが、
今回はマスコット的な可愛らしさもある恐竜プラモとなっていました。

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