PLAMAX AAAヴンダー レビュー【シン・エヴァンゲリオン劇場版】

様々な作品をキット化しているPLAMAXシリーズ。
今回はシン・エヴァンゲリオン劇場版から「AAAヴンダー」がキット化されました。
価格は9,900円です。

付属品はディスプレイスタンドの他、

船体後部交換パーツと砲塔、アンテナ支柱、極小パーツの予備が複数あります。
シール類はありません。
画像右側のランナーに付いているパーツや棒状のパーツは使わないパーツですが
ランナーに付いているパーツはおそらく公式特典のエッチングアンテナ支柱を取り付ける際に使う物なのかも。
・ランナーについてはこちら

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」からWILLEの旗艦、「AAAヴンダー」がPLAMAXでキット化されました。
コアを包み込む化石の骨格のような構造体の左右には巨大な船体が取り付けられ、先端が手のひらのような形状となった翼など、
非常に複雑かつ独特でインパクトのあるデザインを全長50センチを超える迫力あるサイズで再現しています。


今回のキットですが、スナップフィットは採用されていません。
組み立てには接着剤が必要ですし、艦船模型のように細かいパーツもそこそこあるため
合いの良いピンセットを用意しておいた方が良いです。


その他にも3基のパラボラアンテナや多数の砲塔など特徴的な部分も細かく再現されています。
また9種類の成型色が使われているため、そのまま組んだだけでもかなりカラフルな仕上がりとなります。


ただ主要な部分は色分けされていると言っても、実際はかなり細かくパネルを塗り分ける必要があり、
設定通りの配色にしたい場合細かいマスキングが必要となります。
また今回特にスケール表記はなくノンズケールのようです。

キットには1.2倍にした塗装参考図があり細かい部分まで配色を確かめる事ができます。
非常に細かい配色のためこういった資料があるのは助かりますね。




下部に艦橋が吊り下げられている船首部分のアップ。
何かの骨のような物体の上下にカバーを装着したような形状が特徴的で
複雑な曲面のデザインが再現されています。


吊り下げられているような形で配置されている艦橋部分。
艦橋がこの小ささなので相当巨大な船に感じます。



「コア(主機)」部分。
巨大なコアを包み込むように肋骨のようなパーツが二重に配置されているのが大きな特徴となります。
配管も複雑に絡み合い見応えのある部分です。
また上面にはエントリープラグのような脱出艇が配置されています。


コア部分は配管なども立体的に再現されていますが
このコアをベースに肋骨のようなパーツを挟み込んで接着する形となります。


肋骨部分は補助ランナーがあり、それぞれ位置合わせしやすいよう配慮され
接着後に切り取るようになっています。

ただこの肋骨は左右貼り合わせのため合わせ目が出ます。
また配管パーツも複雑に入り組む構造のため説明書をよく確認しながら組む必要がありました。
合わせ目をきちんと処理したい場合、コアの塗装などを済ませてからこちらを組み込む必要があります。


後檣部分ですがこちらには主砲が追加されています。
アンテナがある他、細かいディテールも立体的に再現されていました。



横には小ぶりなウイングがあり両端にはスラスターが配置されています。
小さいスラスター部分も別パーツ化されていました。

長い尾のようになっている部分ですが、基部パーツは2種類からの選択式。
ディテール重視の物か、垂れ下がり防止に1.5mmの金属線(別売)を取り付けられる物があります。
自分は下の金属線を取り付けられる物を選び、黒く塗ってから組み込みました。



長い尻尾のような部分は骨が複雑に絡み合ったような形状を再現。
こちらも左右分割のため合わせ目が出ますがシャープに作られていました。


左右に配置された船体ブロック。
こちらは骨や生物的な印象は少なく、メカニカルなユニットです。
左右ともに2門の砲塔と1基のアンテナが装着されています。


先端部分は細かいディテールも再現され
ある程度色分けもされています。
小さいフィンやスラスターなどもしっかり再現されていました。

砲塔パーツはそれぞれ回転可能。


アンテナ部分はスイングできる他、360度回転可能です。
またその基部にある突起はかなり小さいので接着する際は弾いたりしないよう注意が必要です。


後部にある巨大な3基のスラスターですが、こちらは内部が別パーツになっていて見ごたえのある造形です。


先端が手のひらのようになった主翼部分。
特に先端の展開ギミックなどはなく形状固定となります。
またフロートも再現されていますが伸縮ギミックなどはありません。



付属のスタンドですが角度は2種類あり、「水平飛行状態」と「ロール状態」が選択可能。
こちらは水平飛行状態で、船体ユニットのカバーを外しスタンドを取り付けます。


スタンドは細かい調整は出来ず、2種類の角度しか選べないため自由度は低め。
ダボも専用の物なので市販の3mm軸のスタンドなども使えません。


中央の骨が絡み合ったようなシルエットはやはりインパクト抜群で見ていて面白い部分なのですが、
長時間飾る場合は垂れ下がるようなので、今回のように金属線ありのパーツを使うか、別途支えられるスタンドなどで支えて飾ったほうが良さそうです。


基本的に固定モデルとなりますが、砲塔とアンテナは回転できるので多少表情が付けられます。



パーツの合いは基本的に問題ありませんでした。
ただ細く細かいパーツも多いため、切り出す時や組み込む時は注意が必要です。
また接着剤は流し込みタイプがあると作業がぐっと楽になります。


続いて支柱基部の角度を変更し、追加パーツを取り付ける事で
「深いロールとともにL結界境界面を割り進む状態」を再現する事ができます。

翼の先端部分が触れる所は六角形の結界面が剥がれ飛ぶ状態を再現しています。


スタンドは専用の物だけあり、極端なロール姿勢でも安定感は抜群。
ただもう少し高さ調整や角度調整が細かくできると嬉しかったかも。



基本的に接着する部分が大半なのですが、
主翼と左右のユニットは取り外し可能な構造になっているため運搬などが楽になっています。

船体サイズは全長509mm、全幅406mmほどなのでかなりスペースを取りますが、ロール状態なら比較的飾りやすいかも。



船という事で以前作ったフジミ1/350金剛とサイズ比較。
流石に1/350の戦艦ほどのボリュームはありませんが、それでもかなりの迫力です。

同じPLAMAXブランドの1/350島風とも。

HGUC ガンダムやRG エヴァンゲリオン初号機と並べて。
ノンスケールではありますが、細かいディテールなども楽しめる存在感がある大きさです。



以上PLAMAX AAAヴンダー レビューでした。
今回はWILLEの旗艦となるヴンダーのキット化となりますが、
骨に包まれたコアのある有機的なデザインの中央構造体やメカニカルな船体ユニットの対比も面白く
非常に複雑なデザインも立体で確認できる楽しいキットです。
ただ基本的にパーツは接着が必要で、しっかり配色を再現したい方は工程をしっかり確認する必要があります。
またある程度大きさがある分細かいディテールなども確認しやすいですが、小さいパーツも多いのでその辺りは注意が必要でした。
ですがインパクトのあるデザインはしっかり再現されていて、存在感抜群のキットとなっていました。
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執筆者:星丸
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