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HGUC バウンド・ドック　レビュー

HGUCでバウンド・ドックがキット化されました。
価格は5,500円です。



付属品はビームライフル、拡散メガ粒子砲パーツ、スタンドジョイント、
平手、銃持ち手、サーベル、それにアクションベース５が付属します。



付属のシールはモノアイと頭部や脛部分の黄色を補うホイルシールです。



余剰パーツはアクションベースの余りパーツとサーベル刃1本です。
余剰となっていますがアクションベース５のパーツは色々使えると思います。



ロザミア・バダムが乗り込むバウンド・ドックがHGUCでついにキット化されました。
一般的な18mサイズのMSとは違い、全高29.7mという巨大なMSとなります。
右腕が大型クローになっているため腕周りは左右非対称なのが特徴的で
もちろんMA形態への変形ギミックも搭載されています。




機体の構造ですが、関節はABSではなくKPSが使われています。
ポリキャップはBB戦士などに使われるボール状のPC-7が使われていますが
補助的な物で大半はKPSが使われていました。
また緑色の動力パイプは軟質素材のTPEが使われています。




キットの配色ですが、頭部と脛の小さい黄色部分こそシールですが
ほかはパーツ分割で再現されクローの細かい黄色部分なども再現されています。
再現度はかなり高いですがバーニア内部の配色は再現されていないのでそのあたりは塗装が必要です。
また本体のピンクですが、こちらは蛍光色が使われていました。
撮影ブースのようなかなり明るい所では画像のように写りますが、
部屋の照明だともう少し落ち着いたやや紫がかったピンクに見えたりするので
照明の種類にもよると思いますが、光の加減でちょっと見える色味は変わりそうです。




頭部アップ。
モノアイシールドはありませんがモノアイ自体の造形はあります。
アンテナはどちらもBJ接続で角度調整が可能。




モノアイは半球状のモールドで再現されています。
造形はシンプルなのでクリアレンズに置き換えたりしても良さそうです。
また左右にスイングする事も可能でした。



細長い首はパイプが軟質パーツで再現されています。
脊椎のようになっているパーツはモナカなので合わせ目あり。



本体に対して小さめの胸部周り。
背面のバックパックも小型でバーニアも小さい物が取り付けられています。
バーニアはどちらも別パーツ化されていました。



腹部はフレームむき出しのようなデザインでこちらもパイプは軟質パーツ。
巨大なスカートアーマーは胴体を収納する切り欠きがあります。



腕部ですが左右非対称のデザインです。
右肩はやや尖った形状で黄色部分も別パーツ化されています。



巨大な腕部クローが装着されて右腕部。
肘は挟み込みで上腕前腕共に合わせ目が出ます。



クロー部分は全ての爪が独立可動し
中間部分も曲がるため多彩な表情付けが可能。
また小さい方の爪は基部がBJのため若干開く事もできます。
クローは大部分の合わせ目がディテール化されていますが、先端などわずかに合わせ目が出る所があります。



左肩部は右肩と違い丸みのあるデザイン。
モールドはしっかり色分けされスリット状のディテールが入っています。
前後分割ですが合わせ目は段落ちモールドになっていました。



シールド部分は画像のように分割され腕の干渉を逃がす事ができます。



左手は最近のMGなどと同じような作りで親指のみが可動し他の指は差し替えです。
シールドのモノアイはクリアパーツが使われていました。



また拡散メガ粒子砲パーツを挟み込む事で展開状態を再現可能。
この場合装甲が少し浮きます。



巨大なスカートアーマーは一部のスリットなども色分けされています。
後ろ側にあるパーツ同士の合わせ目は段落ちモールド化されていて見栄えも良好。
右側にのみライフルを取り付ける角型のダボ穴があります。



後端部のバーニアは全て独立可動。
左右のバーニア基部はBJ接続で多少開いたりする事もできます。




アーマー裏側は胴体を収めるスペースになっているのでMS形態だとガワだけといった感じになっています。
ですが裏側にはきっちりモールドが入っていて密度感は十分です。



脚部は大腿部の装甲が可動する作り。
股関節は3軸関節で軸も太いためしっかりした構造。



脛の一部の黄色はシールですが、膝の黄色い部分はパーツ分割で色分けを再現。



脹脛のスラスターダクトもフィン状のディテールが刻まれています。
膝裏のパイプは他と同様に軟質パーツ。
装甲の合わせ目は段落ちモールド化されていました。



足首の爪はどれも独立可動しますし肉抜きもありません。




可動範囲など。右腕は上腕にロール軸がありませんが、肘部分でロール可能。
左腕は上腕にロール軸がありますし、
肘の他に前腕部分も曲がる独特の構造になっています。



胴体は変形ギミックもある関係でかなり柔軟にスイング可能。



腰も回転可能ですし左右にスイングする事もできます。
肩スイングですがこちらは左右で違いがあり、デザインの関係で右腕はあまり前にスイング出来ません。




下半身はスカートアーマーを開く事で開脚幅が広がります。
また膝も良く曲がりますが、足首は大きいBJなのであまり曲がらないものの、
爪が独立可動するため接地しているように見せる事はできます。



装甲はピンクの他、黄色も蛍光色が使われているようです。



武器を装備させて。



今回のスタンドジョイントですが、股関節部分にはめ込むタイプとなっています。
大きいのでずれる事もありません。
横にもう一つピンがありますが、こちらはMA形態で使う物です。




付属のアクションベース５で十分保持は可能ですが、
本体が大きいためちょっとスタンドが小さく感じるかも。
高さが欲しい時はアクションベース１などを使ったほうが良いと思います。






ビームライフルは段落ちモールド加工されている所もありますが、
合わせ目が出る部分もあります。
銃口は別パーツでセンサーはクリアパーツが使われていました。




今回は銃持ち手もあるためトリガーにしっかり指がかかります。
また昨今のMGのように保持用のダボがあるため安定して持たせる事ができました。



拡散ビーム砲はちょっとフタが取れやすい印象。
あまり取れるようなら調整した方が良いかも。




ビームサーベルはMGで良く付属する長さのサーベル刃が付属。




MGでよく使われる刃なので短い印象も無く機体の大きさに合っています。
またMS形態でもライフルは腰に取付可能でした。



続いてMA形態への変形ギミックです。
まずは上半身を90度回転させ、一旦スカートアーマーの一部を跳ね上げたら
右腕をアーマー内部に通します。



左腕の手首は取り外します。
その後肩アーマーを画像のように180度回転させ下に持ってきたら



腕を曲げてシールドと肩アーマーをまとめるように曲げておきます。
後は首を90度曲げたら



アンテナの干渉に気をつけながらアーマー内部に上半身を収納していきます。
バーニアを後方に向け、上半身を収納したら再度アーマーのカバーを閉じます。



右腕はクローを折りたたみ、股関節部分に収納。



拡散メガ粒子砲も展開させておきます。




ここまで変形させれば上半身だけ変形させた状態が再現できます。



面白い形状なのでこの姿でも飾りたくなります。



さらに変形を進めていきますが
後は簡単で足の位置を調整すればMA形態の完成です。





これでMA形態の完成です。
甲殻類のような独特の形状に変形します。
余剰パーツは手首のみと少なく変形もアンテナの干渉に気を使いますがそれ以外はスムーズに変形可能。




ちょっとシールド部分が触っていると浮きやすい印象はありますが
保持力自体は良好で足が垂れ下がったりはしません。
またスタンド用のピンはオフセットされた物もあるのでこちらを使えばMA形態でも浮かせて飾る事ができます。




クローは脚部の可動がそのまま生かせるのである程度上げたり下げたりする事もできます。



もちろんクローで物を掴んだりもできます。




最後にHGUC ZガンダムやHGUC バイアランと並べて。
Zの敵MSは大きいものも多いのですがかなり大きめの機体で迫力あります。
ジェリド機やゲーツ機も並べたら壮観そうですね。



MA形態もやはりなかなかのボリュームでした。




以上HGUC バウンド・ドック　レビューでした。
完全新規のキットで巨大なバウンド・ドックの姿を見事に再現したキットです。
各関節はKPSメインで重要な部分は太い軸が使われているので安定感があり大きな機体をしっかり支えてくれます。
独特の構造をしている所が多く、動かしていても楽しいですし、
印象的な変形ギミックなども再現されどちらの姿もインパクトがありますね。
色分けも大部分は成形色で再現されていて見栄えも良いですし、シールドのモノアイやライフルのセンサーなどにはクリアパーツが使われていました。
飾りやすいようアクションベース５も付属していたりと非常に充実したキットになっているのでおすすめです。

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