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HG　ジンハイマニューバ　レビュー

HG ガンダムSEED MSVシリーズでキット化されているジンハイマニューバ。
こちらは2004年発売のキットですが少し前に再販されていたものを組んでみました。
価格は1,320円です。

付属品は試製27mm機甲突撃銃、重斬刀、右銃持ち手のみとなります。

ちょっと撮り忘れていてモノアイ周りのシールを使ってしまっていますが付属のシール類。
こちらはモノアイと脚部スラスターのオレンジライン、それにフロントアーマーのスラスター内部の黒を補うホイルシールのほか、
ミハイル・コーストのパーソナルマークやザフトマーク、ナンバーが印刷されたマーキングシールが付属します。

HG SEED MSVシリーズでキット化されたジンハイマニューバ。
ジンの派生機で機動性向上を目的として改良された機体です。
ジンをベースにしつつバックパックがミーティアのスラスターの原型となるM729エンジンを積んだバックパックに換装されています。
それ以外にも全身細かな違いがあり、関節なども僅かに形状が違う物になっています。
キットの方もHGジンをベースにしていますがこちらも全身の細かい違いが新規パーツで再現されています。

バックパックが換装された他、各所にスラスターが追加され特に脚部の追加装甲はかなり目立つ違いとなっています。
その他にも頭部、胸部、肩部、腰部などに変更が加えられ、より高機動さを感じさせるデザインになっています。
キットの方はHGジンがベースなので可動に関してはシンプルな作り。
ポリキャップはPC-123+が使われています。

キットの色分けですがもう20年前のキットとなるものの、基本的な配色は大体成型色で再現されています。
ただ全身のスラスターやダクト内部などは一部シールがあるもののさすがに塗装が必要です。
特に首や腰、足の甲にある丸型のスラスターダクトや脹脛の角形スラスターは中央が黒、フチがオレンジという配色なので
部分塗装するのも結構大変そうな部分です。

頭部アップ。細部はノーマルジンと比較していきます。
頭部はジンのシルエットを引き継いでいますが細部はかなり異なり
トサカや額部分の形状が異なり、頬には装甲が追加されたようなデザインとなっています。
トサカ周りはモナカなので中央に合わせ目が出ます。

モノアイ周りはディテールが無くシールを貼ってモノアイを再現するタイプです。

胴体のアップ。
こちらは多くのパーツがジンと共通ですが胸部には追加装甲が装着され
フロントアーマーも外側のパーツにスラスターが付いた巨大な物に変更されています。

一番目立つ違いとなるバックパックですが、基部はジンの物を流用しつつ尖ったカバーが装着されています。
左右のユニットはミーティアのエンジンの原型となるM729エンジンに換装され
コーン型の形状が大きな特徴となっています。
エンジンやインテーク周りは合わせ目が出ますし、一部ディテールをまたぐ部分もあります。

もちろん左右のユニットはそれぞれ独立可動。

エンジンユニットを跳ね上げたり開いたり出来ますし、「ハ」の字にする事も出来るので自由度は高いです。

肩アーマーも外側に追加のスラスターユニットが装着され大型化。
上腕の一部と肩アーマーの一部には合わせ目が出ます。

腕部ですが流用かと思いきや肘関節が変更されやや出っ張りのあるデザインに変わっています。
前腕は左右分割で合わせ目あり。
左手の手首は一種類で平手などはありません。

股関節はBJでスタンド穴などはなし。
腰の装甲はフロントとサイドが可動しあｍすが特に裏打ちなどはありません。

脚部ですがこちらはぱっと見た感じ脚部増加装甲ユニットを装着しただけに見えますが、
膝関節が変更され若干脚が長くなっていますし足の甲にもスラスターが追加されています。
増加装甲のバーニアはそれぞれ別パーツ。
上部のコーン型スラスターのフチのオレンジはシールで補う事ができます。

脹脛のスラスター部分ももちろんこれまで通り可動。
脚部はモナカ分割なので合わせ目が出ますし各スラスターも細かい塗装が必要です。

足裏は共通で特に違いはありません。

可動範囲ですがやはり昔のHGがベースという事もありグリグリと動く訳ではありません。
首はBJですがあまり前後スイングは出来ず、腰も回転は出来ますがスイング幅はわずかです。
また肩はシンプルな棒軸のためスイングギミックは無く回転のみ。
肘は90度弱曲がります。

肘膝関節が新造されていますが可動範囲は基本的にジンと極端な差は無く
股関節はシンプルなBJなのでロール軸は無く、足首の接地はまずまずと言った印象。
膝は二重関節で深く曲がります。

HGジンと比較。（ジンはHDリマスター版ではなく2003年発売の物です）
脚部が僅かに長くなっているので大型化されたフロントアーマーと釣り合いがとれるような印象になりました。
バックパックの他、各部に追加スラスターが装着されているためボリュームが増し
改造機らしい格好良さがあります。

武器を装備させて。

ベースが古いためスタンド穴などはありません。
今回は少し前に紹介したプロヴィデンスのジョイントを使っています。

コーン型のスラスターは後ろから見ると存在感があります。

付属武器は「JDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃」
ジンの物とは異なり威力はそのままに小口径化され携行弾数を増加させたという設定の物に変わっています。

重斬刀をセットし銃剣のようにする事もできます。

背面のスラスターは自由度が高く大きく跳ね上げる事ができるので動きを付けやすいです。
こういった大型のスラスターユニットが大胆に動くのは楽しいですね。

銃持ち手がありますし、保持もわずかなグラつきがあるぐらいで形状的に抜け落ちる事はなく扱いやすいです。
突撃銃は関節などと同じくブラックの成型色ですが、実際はグレーで全塗装が必要になりますし
銃口は別パーツ化されていますがモナカ分割なので合わせ目も出ます。

「MA-M3重斬刀」はジンと共通です。
1パーツかつグリーンの成型色のためこちらもやはり全塗装が必要となります。

重斬刀は持ち手が緩くやや抜け落ちやすいので一応中止した方が良いかも。
各関節はシンプルな分保持力はしっかりしておりポリキャップでスムーズに可動します。

まだMG版のハイマニューバは出ていないのでアレンジされたMG版のハイマニューバも見てみたくなります。

最後にHGCEストライクや少し前に紹介したHGプロヴィデンスとキットサイズの比較。
当時のHGのためHGCE系と比べると頭頂高が低めなのは変わらずですが
各所にスラスターが追加されているためなかなかのボリュームです。

以上HG ジンハイマニューバ　レビューでした。
HGジンをベースにしたキットなのですが意外と細かい違いが多く
各所のスラスターユニットはもちろん、肘膝関節まで新造されていました。
当時のHGがベースのため可動はシンプルですが独特のバックパックは良く動き
向きなどを細かく調整できる作りで動かしていて楽しいユニットとなっていますし
武器も重斬刀をセットして銃剣に出来るなど一捻り加えられた物です。
高機動機らしい姿やミーティアにも繋がるエンジンユニットなど見どころも多いキットですね。

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