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HGUC アクア・ハンブラビII(A.O.Z.RE-BOOT版) レビュー

HGUCで展開されているAOZシリーズに新たな支援MA、アクア・ハンブラビIIが登場。
いつも通りプレミアムバンダイでの受注品となっていて価格は3,080円です。
今回もパッケージは単色で説明書もモノクロかつ機体説明などもない簡素な物でした。


付属品ですが大型水中発射式巡航ミサイルユニット×2、アクア・ウーンドウォート用ジョイント類一式、
ハンド・アンカー用ワイヤー、それにランナーレスタイプのスタンドとアクア・バーザム用パーツもあるのですが、
こちらは自由に使えるカスタムパーツ扱いでした。

シールはマーキングシールとブーストポッドやスタビライザー、V字周りなどの色を補うホイルシールが付属しています。

余剰パーツですがフルドドIIのパーツが一部流用されているためそちらが余ります。



まずはアクア・ハンブラビII単体での紹介です。
こちらはハンブラビIIの推進ユニットをハイドロジェットにして水中用に改修した機体で
ガンダムTR-6やバーザムなどとの合体が可能なキットとなっています。
両サイドには大きな水中用シールドブースターが装着され、機体下部には銛を付けたフェダーインライフルのバハル・ライフルが吊り下げられるように配置されています。


異形さがあるデザインでキットの方も単体でもかなりボリュームがあります。
各所の可動部はKPSが使われていてABSやポリキャップは使われていません。
機体の中央と両サイドにはハイドロジェットのブーストポッドが装着されているのが特徴的です。


機体カラーはレジオン仕様なので赤がメインのカラーリング。
当時にティターンズカラーも受注されています。
機体の配色ですが大部分は再現されているものの、V字周りや
スタビライザーやブーストポッド周りの細かい白部分はシールで補う方式。
ですがシールは全体的に控えめでほぼイメージ通りに仕上がります。


中央のアクアユニットはドラムフレームに取り付けられていて両脇にはハンドアンカーが装備されています。

3基装備されているハイドロジェット式ブーストポッドはフィン状のディテールなども細かく刻まれ立体的な作り。


またフィン部分はスイング可能。


アームはフルドドIIと同じタイプなので複数可動ポイントがあり折り曲げたりする事ができます。


水中用シールドブースター接続部は回転も可能です。


水中用シールドブースターは大ぶりな作りで裏面に若干肉抜きあり。


両脇には小型ミサイルのディテールがあり、
先端のハッチは開閉可能で大型ミサイルのディテールもありますが取り外しは不可。

ドラムフレームにアクアユニットやスタビライザー、バハルライフルなどが繋がれています。

スタビライザーは中央で折れ曲がるように可動。

スタビライザーの片側は3mm穴になっていてここにスタンドを挿し込みます。


新規のドラムフレームですが、白いカバーを外す事でロックが外れそれぞれ繋がれているユニットを動かす事ができます。
角度が決まったらカバーを取り付ければロックされるためしっかりと角度を保持する事ができます。


バハルライフルはフェダーインライフルに銛を4本付けたような形状。
銛の先端は別パーツ化され合わせ目も段落ちモールド化されていました。


砲口周りもしっかち作られていますがHGなので銛の先端はやや丸いです。
後端のクローは回転可能。


両端のハイドロジェット式ブーストポッドはある程度スイング可能でした。

コンパクトなドラムフレームに大きいユニットが色々取り付けられているので最初はちょっと心配でしたが
ドラムフレームロックのおかげで形状は十分安定しています。


シールドブースターのハッチを展開して。
大型のミサイルだけでも取り外せると嬉しかったかも。


ハンド・アンカーの射出はリード線で再現。
先端部分は差し替え無しで開閉します。


リード線は結構細めですがパーツが軽いので一応保持は可能です。

水中用ですがレジオンカラーという事で赤いカラーリング。
赤の成形色も鮮やかです。


ウーンドウォート サイコブレードカスタムと並べて。
かなり大きめの機体なのが分かると思います。

続いてウーンドウォートと合体させ、アクアウーンドウォートにするギミックですが
そちらの再現する場合サイコブレードカスタムのキットが必要ですし
サイコブレードカスタムではなく、ブラックヘアーズ・レジオン仕様で組んでおく必要があります。

まずはアクアハンブラビIIを各ユニットごとにバラバラにします。

中央のアクアユニットは3つのパーツに分割。
接続に使っていたグレーのジョイント2つも取り外します。


ウーンドウォートの股間部分のようなユニットは一度分解しライフルを掴むアームになっているジョイントを外した後
白いパーツを取り付け

このような形状に組み直します。


合体用のジョイントパーツを使ってウーンドウォートのブーストポッドを繋ぎ

スタビライザーを曲げたら

先程アームを外して組み替えたパーツをドラムフレームパーツに通します。

さらに分解しておいたパーツやブーストポッド周りのパーツをドラムフレームパーツに通し合体。

白いカバーを付けてロックします。


中央のハイドロジェット式ブーストポッドはジョイントを取り付けウーンドウォートの股間に装着。

水中用シールドブースターも一度分解しグレーのジョイントを外したら

再度組み付けます。


その際大型ミサイルユニットも好みで装着できます。

後は水中用シールドブースターを中央のアクアユニットに取り付けて変形は完成。
これが変形後の背面ユニットとなります。

取り付けはウーンドウォートのドラムフレームに挿し込むだけです。

これでアクア・ウーンドウォートの完成です。
小柄なウーンドウォートに巨大なアクアハンブラビIIを合体させるためゴロっとした塊のような特異なシルエットに変化します。



本体は股間にハイドロジェット式ブーストポッドを取り付ける以外は
全て腰のドラムフレームに装着する形となっているため意外とシンプルな合体方法です。

シールドブースターなども動かせるので意外と本体の可動はそのままなのですが
肩にかぶさっているユニットの関係でアンテナなどが干渉しやすく、若干腕なども上げにくくなっています。

背面はかなりボリュームアップ。
メカニカルなアーム類なども複雑な印象です。

武器はウーンドウォートに付属するコンポジットシールドブースターをそのまま使います。


ジョイントが角型なので一度取り外す必要はあるものの、肩のユニットを回転させ干渉を逃がす事が可能。
ただそれでもアンテナは後ろのパーツに干渉しやすい所があります。

ウーンドウォートの構造は繊細な所があるためこれだけボリュームのあるユニットを付けるとどうしてもふらついたりしやすく、
股関節のスタンドジョイントもあまり角度を付けると外れたりするので注意が必要です。


両サイドの大型巡航ミサイルですが取り外しは出来るものの、
肉抜きが目立ちますしノズル周りの造形も簡素なのでちょっと見栄えはイマイチでした。


この状態でもハンドアンカーの射出が可能です。


続いてMA形態での合体ですがMS形態と同じく各ユニットを分解して
専用ジョイントで繋いでいきます。


こちらもジョイントにドラムフレームユニットを取り付け


各パーツを合体させロック。
中央のユニットはこのような形状になります。

後はサイドに長いMA形態用ジョイントを取り付け

ウーンドウォートの機首周りを合体。

脚部はジョイントを挟み込んでから折り曲げ

ジョイントを取り付けたハイドロジェット式ブーストポッドを装着します。

後はそのまま脚部を中央ユニットに取り付け

組み替えた水中用シールドブースターを機体上部のピンに取り付けるだけです。



これでMA形態の完成です。
ウーンドウォートのMA形態は元々ゴロっとしていた形態でしたが
こちらもやはり異形さのある形態で尻尾のように伸びたスタビライザーや水中用シールドブースターが面白いシルエットを作り出しています。


こちらもやはり大ボリュームで一気に重量も増しました。
ウーンドウォートのスタンドジョイントを機体下部に取り付ける事で浮かせて飾る事も出来ます。

長く伸びた合体用のアームにはピンによるロックがありしっかり固定可能。


この形態は元々MS形態より安定感があるので比較的扱いやすく感じました。
もちろんこの状態でもミサイルハッチなどは開閉可能。


ただやはりスタンドジョイントがちょっと外れやすく、角度を付けすぎると危ないので気をつける必要があります。


多数の合体用ジョイントがあるので変形はちょっと複雑な所はありますが複雑な分解は必要ありません。
ただ分解する際ドラムフレーム周りは小さいピンが抜け防止になっているので無理やり引っ張ってピンを折らないよう注意がひつようでした。

そして説明書には載っていないのですが
HGUC バーザム レジオン鹵獲仕様と合体させる事もできます。
おそらくですが脚部のホバーユニットを取り外した状態で組めないのでこちらの合体パーツはボーナスパーツ扱いになっているのだと思います。
・追記
太ももが前後逆だったため目立つ写真を修正しました。
教えてくださった方ありがとうございます!



こちらも一気にとんでもないボリュームになり頭部や胸部の形状も変化。
色は赤系でまとめられ統一感のある仕上がりになります。
かなりの重さがあるため、自分の物は経年で股関節がやや緩くなっていた事もあり調整しないと後ろに倒れやすかったです。
詳しいアクアバーザムの合体についてはティターンズカラーのレビューで詳しく紹介する予定です。

こちらはバハルライフルを装備させます。


頭部はゴーグルが装着され胸部も流線型になり変わった形状になりました。

バハルライフルはクローなどがあるため持ちにくいデザインなのですが
角度付きの手首パーツがあり構えやすくなっていました。

バーザム自体カッチリとしたキットなのでウーンドウォートよりは安定感があります。


こちらもやはり各ユニットが大きいのでゴロっとした塊感のあるシルエットになります。
ティターンズカラーはまだ組んでいないのですが並べたら迫力が凄そうです。


以上HGUC アクア・ハンブラビII レビューでした。
支援MAMAながら本体を超えるようなボリュームのキットで
ハイドロジェット式ブーストポッドや水中用シールドブースターなど巨大なユニットが印象的な機体です。
単体でも色々な部位が動かせますしアンカーなども射出可能。ただミサイル類はちょっと簡素な所はあります。
ウーンドウォートとの合体ギミックなどもありそちらを持っていれば様々な形態を楽しむ事ができるのですが
ウーンドウォートの構造は繊細な所があるのでどうしても不安定さを感じる部分はありますが
圧巻の姿で飾っておくだけでも満足感がありますしMA形態なら比較的楽に扱えました。
ボーナスパーツ扱いになっていますがAOZ版バーザムにも取付可能なので両方持っていればかなり遊べる内容だと思います。
ティターンズカラーも購入しているのでアクアバーザムの合体ギミックなどについてはそちらで紹介したいと思います。
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