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HGUC ギャプランTR-5［フライルー］ギガンティック・アーム・ユニット装備（A.O.Z.RE-BOOT版）　レビュー

HGUCやMGで展開されているA.O.Zシリーズですが
今回新たにHGUCでギャプランTR-5［フライルー］ギガンティック・アーム・ユニット装備がキット化されていました。
価格は7,150円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
今回もパッケージや説明書は単色で機体説明などもありませんでした。

付属品はロング・ブレード・ライフル、持ち手、銃持ち手、交換マスクパーツと

アクションベース６が２セット付属。
余ったジョイントは自由に使えるパーツ扱いとなっています。

シール類ですがセンサーや背面のダクト周り、それに各所にある細かいイエロー部分を補うホイルシールと
マーキングシールが付属します。

余剰パーツですが今回も大量にあります。
こちらはベースキットとなるHGUC フライルーから出る余剰パーツ。

こちらはHGUC フルドドIIから出る余剰パーツ。

そしてHGUCヘイズル改から出る余剰パーツです。
丸ごと入っているのにパーツを１つか２つしか使わないランナーもあり、
ランナー自体も同じものが２枚あったりするため切り出すのも大変なぐらいの量です。

また今回は新たにフライルーのベースとなっているギャプラン部分のアップデートパーツもあります。
こちらの４枚のランナーがアップデートパーツですが詳しくは各所のアップで紹介します。

巨大なギガンティック・アーム・ユニットを装備したギャプランTR-5［フライルー］がHGUCでキット化されました。
フライルーのドラムフレームにギガンティック・アーム・ユニットが装着され力強く特異なシルエットを作り出しています。
今回のキットですが、過去に発売されたHGUCフライルーをベースに一部のパーツをアップデート。
そして「HGUC ガンダムTR-1［ヘイズル・アウスラ］ギガンティック・アーム・ユニット装備」のアームパーツを装備した内容となっています。
また、一部素材も変更されABSだった部分はKPSに変更。
より塗装がしやすくなっているそうです。

巨大なアームがど迫力ですがその分かなりの重さがあり、どうしても肩関節が根本から垂れ下がったり
股関節が重さに負けたりしてしまうので今回は両肩のフレームをアクションベース６で支えるようになっていました。
キットですがアップデートパーツ以外は基本的に既存のパーツの集合体となっています。
ドラムフレームにはギガンティック・アーム・ユニットの他にマルチアームユニットが取り付けられ
その先端にはシールドブースターが装着されています。
関節構造はABSがKPSに変わった以外は変更が無くポリキャップはPC-123プラスとPC-116が使われています。

今回のアップデートパーツにはボーナスパーツとしてガンダムタイプのフェイスパーツも付属。
こちらも好みで交換できます。

アーム類を取り外した姿。
パーツ分割は一部進化している所があるものの、基本的にはフライルーと同じ分割のため
各所に散らばる細かいイエローなどはシールで補う方式。
また細かいモールドのグレーに各所のバーニア内部のイエローなどは塗装が必要となります。

ガンダムタイプのフェイスパーツはヘルメットを分解して取り付ける方式。
モノアイタイプからツインアイタイプになります。

頭部アップ。
センサーや黒部分などはシールでの再現。
ノーマルタイプの頭部はモノアイがシールですがほぼ見えません。
ガンダムタイプは顎周りなどもシャープでより精悍な顔つきになります。

胴体は基本的にフライルーと同じですがリアアーマーに取り付けられていたマルチアームユニットは外されています。
また背面バーニアなどの成型色はイエローからグレーになりました。そのため内側のイエローは塗装が必要です。
胸部などの細かいモールドのイエローはシールあり。

右肩にはショルダークローユニット、左肩にはショルダースラスターユニットが装着され
肩の後ろにはドラムフレームがあります。

ショルダークローユニットはもちろん開閉可能。

マルチアームユニットはフルドドIIの物が流用されていて基部で回転可能な他、
それぞれの接続部で曲げる事ができます。

先端のシールドブースターはヘイズル改の物の流用です。

肩アーマーですがこちらは分割がアップデートパーツにより進化しました。
ディテールを真っ二つにしていた合わせ目が無くなり、スラスターダクトも別パーツ化され色分けされています。

また肩に取り付けられるフレームは装甲に挟み込むように取り付けられ回転は出来ずガッチリロックされる方式に。
フレーム下側には肉抜きがあります。

また今回は穴開き手ではないしっかりした握り手も新規で付属。
前腕には合わせ目が出ますが

シールドバインダーが取り付けられる部分はポリキャップからプラパーツに変化。
見た目が一気に良くなりました。

股関節のジョイントも変更され今の主流となった3mm軸のスタンドに対応する物に変わりました。

脚部はノーマル板と特にかわりなしです。
結構昔のHGUCがベースなので太腿や脛の中央に合わせ目がが出ます。

バーニア類は別パーツ化されていますがやはり内側はイエローでの塗装が必要。
足首はつま先が可動します。

ギガンティック・アーム・ユニットですがこちらはHGUC ヘイズル・アウスラ　ギガンティック・アーム・ユニット装備の流用となります。
最新の分割で合わせ目はディテール化され指先の砲口部分もしっかり赤く色分けされています。

腕も良く上がりますし肘は前腕の装甲が引き込む事で深く曲げられます。

指もそれぞれ独立可動。
砲口のディテールも相変わらず細かいです。

可動範囲ですが基本的にノーマル板と変わりません。
ベースがHGUCギャプランのため肘などはあまり曲がりませんし
首も左右にはあまり触れず、腰も変形ギミックの兼ね合いもあり回転は出来ません。

肩スイングですが一応肩のフレームを回転させれば前方などにスイングしてるように見せる事はできます。

脚部は開脚や接地などはまずまずですが膝は８０度ほど。
股関節もBJですしやはり構造自体は古めです。

ベースキットのHGUC フライルーと比較。
横幅が一気に増しましたし腕が４本ある異形の姿に変わっています。
成型色ですがバーニア類の他、白の成型色も変わっていて
グレーがかった白から明るい白に変わっていました。

武器を装備させて。

付属武器ですがノーマルフライルーと同じくロング・ブレード・ライフルが付属します。
こちらは基部パーツに合わせ目が出る構造。

銃持ち手がありしっかりグリップを握れますが、
銃を構えてポーズを取ろうすると大変です。
立たせて置く場合でもギガンティック・アーム・ユニットを支えるアクションベース６の調整が必要になるのですが
浮かせる場合は両腕をそれぞれスタンドなどで支える必要があります。
一応無くてもポロっと外れたりする事はないのですがどうしても重さで垂れ下がりますし、負荷もかかるので支えは必須だと思います。

ただ巨大な腕を装備した姿は迫力があり指なども細かく動かせるのは良いですね。

肩周りの保持力以外にも股関節のBJなどは緩くなりやすく、調整が必要になる事があると思います。

ギガンティック・アーム・ユニット自体の保持力は良好。
パンチポーズなども問題なく取れます。

説明書には載っていませんが作りはそのままなのでショルダークローユニットにロングブレードライフルを取り付ける事ができますし

アームにも取り付ける事ができます。

パーツは揃っているのでノーマルフライルーにする事ができます。
肩はアップデートパーツが使えますが、
シールドバインダーはアップデートパーツに付ける場合そのままだと取り付けできないので分解してポリキャップに交換する必要があります。

MS形態限定なら前腕を分解するぐらいなので簡単に換装はできます。

余剰扱いになっていますがビームサーベルがあるので持たせる事も出来ます。
ただサーベルはクリア刃ではなくグリップと一体成型です。

同じく余剰となっているジョイントを使えばシールドブースター合体状態のロング・ブレード・ライフルも組む事ができます。

変形させたい場合、肩のフレームが固定となっているため
一度分解して3mm穴のあるジョイントパーツに交換。
そして余剰扱いになっている旧仕様のフレームを組み込む必要があるのでちょっと面倒です。

これでMA形態への変形が可能になります。
余剰パーツでこうして遊べるのは良いですね。

またギャプランのパーツも揃っているので腰周りの分解とポリキャップの移動が面倒ですがギャプランとして組む事もできました。
こちらだと肩のアップデートパーツがよく見えますね。

最後にHGUC ［ヘイズル・アウスラ］ギガンティック・アーム・ユニット装備と並べて。
どちらもアームが大迫力で異質なシルエットが魅力ですが
その分重く支えはどうしても必要です。

以上HGUC 　ギャプランTR-5［フライルー］ギガンティック・アーム・ユニット装備　レビューでした。
フライルーにギガンティック・アーム・ユニットを取り付けた姿は大迫力で巨大が腕が作り出す異形の姿は魅力的です。
ギガンティック・アームは最新の設計のため保持力や色分けは文句なしで可動も良好で良く出来ています。
ただやはり重さの問題はどうしてもあり、本体の肩部分が耐えられず垂れ下がったり負荷がかかるためスタンドの支えが必要ですし
その分ポーズを付けたりする場合ちょっと面倒に感じる部分があります。
この形態自体は意外とシンプルなのですが、今回も膨大な余剰パーツがありノーマルのフライルーやギャプランまで組めるため
非常にプレイバリューが高く、古くなっていた部分をアップデートするパーツもあるのは嬉しいですね。

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