■TOP
HGUC リーベン・ヴォルフ(A.O.Z RE-BOOT版) レビュー

HGで展開されているAOZシリーズからリーベン・ヴォルフがキット化されました。
価格は3,520円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
パッケージは単色で説明書もいつも通りモノクロかつ機体説明なども無い物です。

付属品はビーム・マシンガン、ビーム・ソード・アックス2本、ピッケルエフェクト、アックスエフェクト、ソードエフェクト2本、
ウーンドウォート接続用脚部ジョイント、アンテナ無し頭部パーツ、平手、持ち手、銃持ち手が付属します。

シールですが色分けを補うホイルシールは無くマーキングシールのみとなります。

余剰パーツはAランナーが2枚ある関係で若干あります。


「A.O.Z RE-BOOT ガンダム・インレーくろうさぎのみた夢ー」より完全新規でキット化されたリーベン・ヴォルフ。
ジオンマーズが開発したドーベン・ウルフの改良型の機体です。
多くの武装をオプション化したため内蔵火器類はシンプルになり、ザクIII-R型と外装や内蔵部品を一部共通化した事で生産性もアップしています。
ドーベンウルフのような意匠も残されていますが腕部などはザクIIIっぽくもあり色々な要素が混ざりつつもスタイリッシュなデザインです。
またHGUCドーベン・ウルフのパーツも一部流用可能でそちらがあればさらに換装ギミックも楽しめるようになります。


背面には多数の大きいバーニアがあり迫力があります。
またバックパックにはミサイルポッドが装着されていました。
関節構造は最新キットらしく全てKPSの組み合わせでABSやポリキャップは使われていません。
かなり大型の機体ですが全体的に関節はカッチリしています。


頭部はアンテナの有無を選択可能。
機体の配色ですがかなり細かいパーツ分割でほとんどの部分が再現されています。
色分けを補うホイルシールも無いのですが完璧に再現されているという訳ではなく
角形スラスターやバーニア内部のホワイトは全て塗装する必要があるため
きっちり再現したい方はそれなりに塗装が必要な箇所はあります。




頭部アップ。ドーベン・ウルフに丸みを持たせたような印象で
バルカンや額のセンサーなどもしっかり別パーツ化されています。
どことなくギラドーガっぽさもあるのが面白いですね。
モノアイは顎下のレバーでスイング可能です。


アンテナ無しの頭部にも換装できますが、ダボがきつめで外すのに苦労するため後々交換したい方はダボを少しカットするなりして調整した方が良いと思います。

かなり小顔でモノアイスリットも細いのですがモノアイはしっかりクリアピンクのパーツで再現されています。
頭頂部の四角いカバーなども小さいので紛失に注意が必要でした。


胴体はカチっとした作りでパイプなども別パーツ化されています。
スラスターなども基本別パーツ化されていますが内部は塗装が必要です。
背面のジョイントはHGUCドーベン・ウルフと共通のジョイントです。

胸部メガ粒子砲はオプション化され搭載数を1から2門にする事が出来るようになりましたがそういった換装パーツはありません。

腹部を曲げるとシリンダーのディテールが現れます。


バックパックはアームによってミサイルポッドが装着されていますがハッチの開閉などは省略されています。
バーニアは巨大ですがフチもシャープで内部ディテールもありました。
ただアーム部分には肉抜きがあります。

アームはBJ接続なので回転の他スイングも可能。


肩には小ぶりなシールドが配置されていてBJとスイング軸で接続され自由度は高く、スリットも開口され裏打ちパーツもあります。


腕部はザクIIIっぽいデザインで前腕には3mmジョイントあり。
また今回は握り手の他平手なども付属。
腕部の合わせ目はディテール化されています。


股関節軸は太めの軸関節。軸は回転させる事で位置の調整が可能。
リアアーマーには裏打ちがあり見栄えも良いです。

リアアーマーには2本のビーム・ソード・アックスのグリップを取り付ける事が出来ます。




膝の◯部分などにドーベン・ウルフっぽさもありますが形状が大きく変わった脚部。
こちらもバーニアが多数取り付けられ迫力のある形状。
足首はヒールタイプで高さがあります。
こちらの合わせ目もディテール化されていました。

バーニア類はバックパックと同じくシャープな作り。


また足首をスイングさせると3つのバーニアが連動して動くギミックがあります。

足裏はわずかに肉抜きがありますがあまり気になりません。


可動範囲など。
胴体や首の可動範囲は広く肘も深く曲がり腕も十分上げられます。
最新キットらしく良く考えられた作りで腹部をスイングさせても隙間が目立つといった事もありません。


ただ腹部はほとんど左右スイングは出来ません。
肩は引き出し式のジョイントプラスBJなので良く動きますし胸ブロックも前方にスイングさせる事でさらに肩を前に出せる凝った作りです。


脚部ですが邪魔な腰アーマーなども無いため脚も十分上げられます。
また開脚や接地も十分で全体的に完成度の高い関節構造となっていました。



HGUCドーベン・ウルフ(UC版のため一部エングレービングがあります)との比較。
武装の大部分はオプション化されたため本体はスッキリした印象。
ほとんど共通部分は無いぐらい別物に変わっています。
AOZ仕様なのもありますが全体的にスタイリッシュになりました。



HGUCザクIII改とも。腕の形状など一部共通化されたような所があります。
そのうちAOZ仕様のザクIIIも出して欲しいですね。


武器を装備させて。
今回はビーム・マシンガンのみというシンプルな内容です。


かなり大きめの機体なのですが経年でどうなるかは分かりませんが、今の所全身カッチリとした保持力があり扱いやすいです。
昔のHGUCだとこのぐらいの大きさがあるとどうしてもクタクタになる所があったので進化を感じます。
また足首のバーニア連動ギミックなどもありそういったギミックも良いアクセントになっています。



ビーム・マシンガンは一部合わせ目が出ますが段落ちモールド化されている所もあります。
またセンサーはどちらもクリアパーツ化されていました。


今回は左右共にしっかりした銃持ち手があります。
握り手や平手もありますしHGでここまで充実しているのは最近では珍しいですがこれは良いですね。

もちろんミサイルポッドなどの保持も良好。
一部の関節は抜け落ち防止ピンがあり、取り付けた後回転してロックするようになっているのですが
股関節の回転部分などは結構きつめでした。



ビーム・ソード・アックスですがグリップはMGでも省略されていた伸縮ギミックを再現。
ビーム刃は3種類ありこちらはピッケルタイプ。


アックスタイプ。
どちらも小ぶりですが凝った造形です。


そしてソードエフェクトは2本付属。
どれも蛍光イエローで造形も凝っているため存在感があります。


ただグリップにロック用のダボなどはなく、ちょっと手のひらの中で回転しやすい感じでした。



HGUCドーベン・ウルフとの連動ギミック。
バックパックを丸ごと移植する事ができる他、


バインダーのみを移植する事も可能。
またHGUCシナンジュのプロペラントタンクも移植できます。
(画像のものは塗装済み)

AOZ仕様のオプションパーツが出るのかは分かりませんがこれである程度オプション化された武装を再現する事が出来ます。


また膝の関節パーツを交換する事でウーンドウォートに装着する事も出来るようになるのですが
この部分の分解はかなりはめ込みが固く破損の危険も多いのであまりおすすめできません。
どうしても入れ替えたい方はもう1キット買うかある程度バラしやすくダボをカットしておいた方が良いかも。


最後に標準的な18mサイズのHGUCガンダムとブラックへアーズ・レジオン仕様のウーンドウォートと。
ドーベン・ウルフクラスの大きさがあるためHGUCの中でもだいぶ大きめの部類のMSです。



以上HGUC リーベン・ヴォルフ(A.O.Z RE-BOOT版) レビューでした。
ドーベン・ウルフを独自に改良したという機体ですがHGUCドーベン・ウルフからの流用は無く完全新規となります。
ドーベン・ウルフ同様かなり大きめの機体なのですが関節構造は良く考えられていて非常にカッチリとした作りで大きな四肢をしっかり支えてくれますし
肩や腹部のスイングや足首バーニアの連動など動かすだけでも楽しいキットになっていました。
肉抜きなども最小限で素体部分は文句なしの出来だったので他のオプション装備なども是非キット化して欲しいですね。
・プレミアムバンダイ HGUC リーベン・ヴォルフ3次
[広告](amazon)
・amazonポイントアップキャンペーンエントリー


(駿河屋)

プラモデル1/144 HGUC ドーベン・ウルフ 「機動戦士ガンダムZZ」

駿河屋わくわくセール
(DMM)
【7月再生産分】HGUC 1/144 160 ドーベン・ウルフ(ユニコーンver.)
(あみあみ)
(楽天)
HGUC ドーベン・ウルフ

■ガンプラレビュー一覧(カテゴリ別)

■ガンプラ以外のプラモレビュー一覧(メーカー別)
■レビュー一覧はこちら
■レビュー更新履歴(レビュー置き場TOP)
■ブログTOP