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PLAMATEA アンジェラ・バルザック　レビュー

先に紹介したMODEROID　ニューアーハンと同時に発売されたPLAMATEA アンジェラ・バルザック。
価格は7,200円です。

付属品ですが交換フェイス3種、握り手、平手、予備手首ジョイント、それにスタンドのみとなります。
今回は初音ミクと異なりデフォ表情以外印刷がありません。
そのため3種の表情はデカールで再現する必要があります。
余剰パーツはありません。

付属の水転写デカール。
3種の瞳タイプと3種の目線が選べます。

「楽園追放 -Expelled from Paradise-」よりPLAMATEAでキット化されたアンジェラ・バルザック。
生身の肉体であるマテリアルボディを使用した姿で立体化されています。
未来的なデザインでかなり複雑なスーツの作りをしているのですが、キットでは塗装済パーツ＋細かいパーツ分割で配色を再現。
各所のグリーン部分も大部分にクリアパーツが使われ雰囲気良く仕上がっています。

キットですが関節などの可動部はABSが使われています。
PLAMATEA第一弾の初音ミクと比べると一気にダウンサイジングされていて、30MSなどより若干大きいぐらいで色々並べやすいサイズ感になっていました。
またボディの分割もかなり凝っているのですが髪のパーツも非常にシャープかつ広がりのある綺麗な仕上がりになっています。
その分それぞれの毛先は非常に細く切り出す時なども注意が必要でした。

靴部分が独特の形状をしていますが一応自立は可能です。
ただかなり不安定ではあるのでスタンドを使ったほうが良いと思います。
各所の配色はほぼ成型色で再現され、細かい部分は塗装済パーツでフォローされていますが
手甲のグリーン部分など一部は塗装が必要です。
ですがほぼイメージ通りに組んだだけで仕上がります。

頭部アップ。
こちらは印刷済の表情パーツです。
正面目線で軽く微笑んだようなフェイスパーツで口部分などの線も墨入れされています。

アイプリントのアップ。目のプリントはインクジェット系？のためか
タンポ印刷と比べるとややぼんやりした感じですが、普通に見る分には気にならないと思います。

フェイスパーツは前髪を外して交換する一般的な方式。
同シリーズの初音ミクとの互換性はありません。

そしてデカールを貼って仕上げた表情。
こちらはデフォと同じく微笑んだタイプのフェイスパーツです。
自分は右目線にしてみました。

口を「へ」字にしたタイプ。
こちらは正面目線のデカールを貼りました。
少しムスッとした表情になります。

そして最後は口を「へ」の字にしたタイプ＋体調不良顔。
目の下のクマのような部分も再現されています。
どれも口には軽くスミイレをしてつや消しクリア＋ホワイトパール少量でコートしています。

胴体のアップ。背面が特に複雑なスーツ形状ですが
細かいパーツ分割で配色を再現。その分やや組み立てが複雑な部分があります。
またパーツ分割で再現できない所は一部塗装済パーツになっています。

首元のグリーン部分などはメタリック塗装。
背面のカバーを外す事で付属のスタンドや3mm軸のスタンドが使えます。

２つの大きい房になっている髪の毛ですがこちらは付け根がBJで可動します。
そのため手などの干渉をある程度逃がす事ができます。

この髪の毛が非常に凝った作りでふんわりとしたボリュームが見事な造形になっています。
ただその分繊細で引っかかりなどには気をつける必要があります。
また根本あたりには一部分割線が出ます。

腕部も凝ったデザインでクリアパーツや白いパーツが浮いたような作りになっています。
立体的にディテールが再現されていますがほとんど目立たないものの若干合わせ目も出ます。

手首は仁義などに使える手刀タイプの手の他、握り手や腰に当てる時に便利な平手も付属。

脚部はヒザ下がメカっぽいデザインでこちらも複雑なホワイトのラインをパーツ分割で再現。
大腿部は前後分割で合わせ目が出ます。

膝は二重関節になっています。

足首にあたる部分はスイングが可能。

靴はクリアグリーン成形で個性的な形になっています。

可動についてですが腰には可動軸がなく胴体のスイングは胸部で行うタイプです。
首周り共に自由度は高めでスイング幅も十分。もちろん回転もかのうです。
ただ肘は90度ほどしか曲がりません。

肩にはBJの他にスイング軸もあり前方に動くようになっています。
胴体は横方向にももちろん動きます。

脚部ですが股関節はBJで腰のグリーンのパーツに干渉するまで開けます。
膝は深く曲がり、靴パーツもかなり回転出来るので接地は抜群ですが
接地面積が非常に小さいため自立させるのは結構難しいです。

今回は手に持たせる付属品などもなくシンプルな内容です。

各パーツはシャープで浮いたように取り付けられているパーツの表現も良い感じなのですが
その分かなり繊細な部分があり動かす時は注意が必要です。
また手首側の軸も細く、自分は撮影中に一つねじ切ってしまいました。
ただ予備があるので安心です。

付属のスタンドはこれまでだと保持力が足りない場合が多かったのですが、
今回は全体的に小型化され軽くなったので十分浮かせられます。
ただビス止めではないので経年でどうなるかはまだ分かりません。

各関節の保持力は今のところどこも良好。
ですが前腕の装甲や手首軸など動かす時は慎重に動かさないと破損する恐れがありそうです。
またポロリする訳ではありませんが前腕の白いパーツが動かす時やや外れやすい印象。

今回は印刷済のフェイスパーツが１つに減ってしまいましたがその分フェイスパーツ自体は１つ増えています。
体調不良顔まであるのは良いですね。

もう少し肘が曲がればと感じる所はありますが格闘ポーズなども可能。

何か他から持ってきて持たせられるよう持ち手もあれば嬉しかったかも。

手刀タイプの平手は「仁義」の手つきを再現するのにも使えます。
デカールの目線は基本的に3種類しかないのでニッコリした笑顔のデカールなども選べると良かったかも。

同時に発売され以前紹介したMODEROID ニューアーハンと。

もちろんスケールは全く違うのですが、一緒に飾ると良い感じです。

最後に第一弾のPLAMATEA 初音ミクや30MSリシェッタとサイズ比較。
サイズは30MSなど一般的な1/12サイズと同等か僅かに大きいぐらいのサイズになりました。
なので色々まとめて飾りやすくはなりましたが同じPLAMATEA同士だとだいぶサイズ差が付いてしまいました。
ガッツは男キャラという事も含めかなり大きかったのですがこれからリリースされる他のキャラはどうなるか気になりますね。

・塗装レシピはありませんでした。

以上PLAMATEA アンジェラ・バルザック　レビューでした。
今回は複雑なスーツ姿を細かいパーツ分割＆塗装済パーツで再現していて
パズルのようなパーツは組んでいて面白かったです。
手に持つような付属品は無く、内容はシンプルなのですが髪の毛などの各パーツはかなりシャープに成形され、
そのため動かしているとちょっと繊細すぎて危うい部分はありますが見栄えのする仕上がりになっています。
また別売のニューアーハンやアーハンと一緒に飾っても楽しいキットになっていました。

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