RG G-3ガンダム Ver.2.0 レビュー

以前RG RX-78-2がVer2.0としてフルリニューアルされたのですが
定番のカラバリ、G-3ガンダムがVer.2.0仕様で新たにキット化されました。
価格は4,180円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
パッケージは単色タイプで説明書はVer.2.0の流用ですが、一部異なる部分を補足したモノクロの説明書が1枚追加されていました。

付属品はビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールド、右銃持ち手、持ち手、平手、
コアファイター用ランディングギア、サーベル刃2本となります。
・ランナーについてはこちら

リアリスティックデカールも付属しますがもちろんG-3仕様に変わっています。

余剰パーツは関節の一部と各所のマルイチ部分が余ります。

G-3で新たに追加されたランナー。
マルイチ部分はマグネットコーティング仕様になり、そのためのパーツが新規パーツとなっています。


続いてコアファイター。
今回もコアファイターもきちんと再現され完全変形が可能です。


さらにキャノピーも開閉可能でランディングギアを取り付ける事も出来ます。




コアブロックに変形させ胴体に組み込み。
コクピットハッチは開閉可能でコアブロックの接続もロックがあるため簡単には外れません。


そしてG-3ガンダムへ。
RX-78-2ガンダムに続きG-3ガンダムもVer.2.0仕様で新たにキット化されました。
今回はRX-78-2ガンダムをベースにしつつカラーリングをグレー&パープルに変更。
また肘、膝、足首のマルイチモールドは新規でマグネットコーティングが施されたパーツを再現しています。
とはいえ造形的な違いはそのぐらいで後はアレンジが派手に施された情報量の多いキットなのは変わっていません。


各所の長方形のディテールは開口され奥行きや立体感を感じさせる作り。
もちろん関節周りもこれまでに無かったような形状で複雑なデザインで仕上げられています。
フレーム周りについてはVer.2.0のレビューで紹介しているのでそちらを参照してください。
関節周りはもちろん全てKPSです。


機体の配色ですが基本のカラーは明るめのグレーでまとめられ
腹部や足首などにパープルが使われたカラーリング。
もちろん腰のV字部分なども成型色で色分けされRGらしく細部まで再現されています。




頭部アップ。RX-78-2 Ver.2.0と比較しています。
今回のリアリスティックデカールも瞳があるような立体感のあるシールがあり特徴的な表情に仕上がります。
また初版ではヘルメットがやや大きくなっていて後の再販で修正されたようですが
今回のヘルメットも修正版仕様となっていました。

そのため庇の段差が小さくなりバルカンの見栄えなども良くなっています。

もちろんツインアイも成型色で色分けされ頭頂部メインカメラもクリアパーツが使われています。


胴体のアップ。
コアファイターを内蔵していますがメリハリのあるラインでディテールも非常に細かいです。
もちろんダクトなども開口されています。

背面には背骨のようなフレームがあり、この部分をロックする事でコアファイター部分が抜け落ちたりする事が無くなります。
パック接続穴はRGでは珍しく2穴タイプ。


そのため様々なパックが流用可能。
30MMのパックなども使いやすいです。


バックパックの他、腰のカバーを開ける事でスタンドにも使える3mm穴が出てきます。
またバズーカやシールドは背面に装着可能。


肩アーマーですが上方向にカチっと引き上げる事が出来ます。
こうする事で腕がより上に上がるようになります。


また肩アーマーは前後のプレートが展開可能。
干渉する場合逃がす事が出来ます。


腕部もディテールが多く固定タイプの平手もあり。
もちろん合わせ目も出ません。

また前腕は手首側の部分が軽く動くようになっています。

腰アーマーは全て裏打ちパーツあり。


腰のフレームは複雑な構造でフレームごと腰を前方にスイングさせる事が可能。
股関節も下方向に下げられます。




脚部はディテールもですが関節なども特徴的な作りで動きに合わせ太腿や膝の装甲が連動します。
各所のスリットモールドも開口され奥行きのある作り。


ふくらはぎのカバーを開閉可能。足首を伸ばす際に役立ちます。
足裏のディテールも細かく肉抜きはありません。



可動範囲など。コアファイターを内蔵しながらも胴体が前後左右にスイング可能な凝った作りです。
肩アーマーの跳ね上げなども十分ですし首も非常に良く動きます。


肩の前後スイング幅も良好でどの部分も良く動きます。


下半身の可動域も広く、膝などはもちろん、足首もかなり細かく動かす事が出来ます。
このあたりは通常の2.0と変わらず凝った作りでした。




RG RX-78-2 ガンダムVer.2.0と比較。
メインカラーがグレーになりぐっと落ち着いた印象に。
グレーの濃淡は付けられていますがRX-78-2ほど目立ちません。


マルイチ部分の比較。
新規パーツでマグネットコーティングが施された姿を再現しています。
またかなり細かい分解が必要になりますが余剰でノーマル仕様のパーツもあるので一応そちらで組む事も出来ます。



RG RX-78-3 G-3ガンダムと比較。
グレーのトーンはやや濃い目になっていました。
Ver.1.0も出た当初はディテールが多いと感じましたが今見ると開口部分などが少ないのでスッキリした見た目に感じてしまいます。


一応こちらでもマルイチ部分の比較。
Ver.1.0はキャップ状になっているのに対し、2.0は立体的な作りになっていました。

武器を装備させて。
武装自体はRX-78-2と変わりません。


腰にバズーカを装着する場合スタンド穴は背面部分の物を使います。



ビームライフルは特に変わらずフォアグリップとスコープが可動します。

右手首のみ銃持ち手がありぐらつく事なく保持可能。
このあたりはVer.1.0からかなり扱いやすくなっています。



肩が良く動き両手持ちもスムーズです。
あと通常の2.0もそうでしたが、肘や膝関節はしっかり組み込んでから曲げないとパーツに負荷がかかるので組立時は注意が必要でした。




シールドは造形が共通でカラーの違いのみ。
裏面のフレームも非常に凝った造形でジョイントを使う事で前腕と手首で保持可能です。

また裏面にはライフルとサーベルグリップを取り付け可能。

グリップは角形のため手首のみでも保持可能です。
関節強度も十分で構えやすいです。




ハイパー・バズーカも成型色の違いのみ。
砲身は伸縮可能な構造で合わせ目も出ません。
通常の持ち手を使うので左手でも保持可能です。


装甲のポロリなどもなく、最新のRGらしい安定した作り。
元々の造形の細かさに加え、遊びやすくなっているのも進化を感じます。



ビームサーベルは標準的な長さのエフェクトが2本付属。
バックパックから引き抜くような動作も可能です。

コアファイターを内蔵していてもグリグリ動きサーベルのポーズなども付けやすく安定感もあります。

ジャベリンなどはカラーが合いませんがVer.2.0用武器セットのハイパーハンマーなども問題なく使えます。



最後にHG G-3ガンダム[BEYOND GLOBAL]やEG G-3ガンダムソリッドクリアと比較。
グレーの色味は濃すぎず薄すぎず中間的な印象でした。


以上RG G-3ガンダム Ver.2.0 レビューでした。
定番のカラバリとなるG-3ガンダムがRG Ver.2.0仕様で登場。
派手にアレンジが加えられ各所の開口部分や装甲の連動なども精密な作りですし
可動面も凝った作りのVer.2.0仕様でコアファイターを内蔵しながらも胴体のスイングが可能かつ
パーツのポロリなども無いためVer.1.0から扱いやすさは大きく進化しています。
その分パーツが細かくなってしまう所はありますが色々な部分に見どころがあり組み立てるのも楽しいキットでした。
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執筆者:星丸
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