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RG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 レビュー
2010年にRG(リアルグレード)第一弾として発売されたRX-78-2ガンダム。
2024年に遂にVer.2.0としてフルリニューアルされました。
価格は3,850円です。
付属品はビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールド、平手、右銃持ち手、持ち手、ランディングギア、
それにサーベル刃2本が付属。余剰パーツはありません。
シール類はリアリスティックデカールがいつも通り付属します。
まずはコアファイター。最初のRGガンダム(以降Ver.1.0と呼びます)でも再現されていたコアファイター。
もちろんVer.2.0でもしっかり再現され1/144というサイズながら完全変形します。
コアファイター時の比較。
どちらもキャノピーのフレーム以外はしっかり色分けされています。
キャノピーはクリアパーツですが2.0の方はクリアブルーで成形されていました。
サイズは同程度の大きさです。
もちろんキャノピーは開閉可能。ランディングギアは差し替えで再現します。
パイロットの造形はなくどちらもシートのみ。
後部のノズルは2.0の方が造形が細かくなっていました。
変形ギミック自体は変わらないのですが、2.0のコアブロックは可動ポイントがあるのが大きな特徴となっています。
コアブロックのサイズもVer1と同程度でした。
続いてフレームです。
こちらも結構大きな変更があり、今では使う部位が限定的になっていましたがついにアドヴァンスドMSジョイントが使われなくなりました。
全身のフレームは普通にパーツを組んで再現するため1/144サイズのMGといった印象になります。
また全身のフレームはセミモノコック構造をイメージした作りとなっているそうです。
顔部分はしっかりツインアイやメインカメラも色分けされていてメインカメラはクリアレッドのパーツです。
コアブロックですが今回は1.0と異なり必ずこちらのコアファイターから変形したコアブロックを入れる形となっています。
コアブロック周りにはロックがあり、簡単には外れない構造になっています。
また胸部などにも可動ポイントがありコアブロック内蔵型ながら胴体がかなり動く構造です。
腰部もアドヴァンスドMSフレームのように全体が細かく動く事で腰の前後スイングを可能にしています。
脚部も全体がカッチリとしたフレームで再現されアクセントにオフホワイトのパーツがあるのも特徴的。
肘や膝などは薄い板状の関節を差し込んで固定する結構独特な作りです。
C型ジョイントに近い作り方ですね。
装甲を取り付けてRX-78-2 ガンダムVer.2.0の完成です。
Ver.1.0は実物大の立像をモチーフにした姿でしたが、今回はガラっと変更されていてこれまでの面影はありません。
全体的にがっしりとした力強いプロポーションで適度な太さが格好良いです。
また胸部ダクトもフチが黄色くなって飛び出しているタイプでオリジンガンダムや昔のMG ガンダムVer.1.5、PGガンダムなどと同じ感じになっています。
また全身のディテールもかなり精密で、今回は装甲の一部も細かく開口されたデザインです。
腕や膝関節なども独特の形状。
装甲の大半はアンダーゲートになっているためゲート跡も目立ちません。
各パーツもしっかりシャープに仕上げられていて握り手などもぐっと力の入った造形になっています。
またアドヴァンスドMSジョイントがなくなったため関節は全てKPSの組み合わせとなっていました。
もちろん配色も細かく成型色で再現。
白色は複数の色味が使われていますが青や赤色、黄色は1カラーとなっています。
また1.0と比べると白以外は明るいカラーリングで爽やかな印象でした。
頭部アップ。細部は1.0と比較していきます。
頭部ですが若干小顔になる丸みのあるシルエットになりました。
バルカンは黄色ではなくグレーになっているので気になる方は塗装が必要かも。
頬ダクトが開口されているのは変わりませんが、最近のRGと同じくマスクのスリットはモールドでの再現となります。
ツインアイは色分けされていますがシールあり。
シールはパッケージ風の瞳のようなディテールが入ったシールも選べます。
このシールが苦手という場合通常のメタリックシールもあるので安心です。
胴体ですが結構長くなりディテールも1.0以上に感じます。
おそらくそれは装甲の一部が開口されているためだと思うのですが開口部がアクセントになっていて間延びした感じもありません。
コクピットはこのように開閉します。
上下分割で開閉するのは面白いですね。
バックパックはバーニアやサーベルラックが可動します。
腰のカバーを動かせばジョイントが露出するため
背中にシールド、腰にライフルやバズーカを取り付ける事ができます。
バックパック接続穴ですが、RGでは珍しく2穴タイプとなっています。
そのためHGUCガンダムのバックパックを流用すればHGUC用の武器セットなども使えました。
腕部はがっしりとしていてかなり力強くなった印象。
握り手の造形も良くなっているのは嬉しいですね。
ディテールは細かいですがマルイチ部分の形状もこれまでとは異なるタイプになっています。
肩アーマーは前後のパネルを跳ね上げる事ができます。
また肩アーマー付け根は上下にスライド可能。
また前腕は手首側の一部で軽くスイングさせる事が可能な構造。
今回は可動手はなく平手なども固定タイプとなります。
腰アーマー裏はもちろんしっかりした裏打ちあり。
フレーム部分で紹介した通り腰のフレームがスイングする事で腰が前後にスイングする構造。
脚部ですが全体的に太くなりましたが太腿がかなりボリュームアップしました。
そのため長さはさほど変わっていないですが太腿とヒザ下のバランスは変わっています。
また装甲もフレームの可動に合わせ細かく連動するようになっています。
足首はスリッパ状の接続で良く動く作り。
足裏は肉抜きがなくつま先も可動します。
可動についてですが2.0の肩は可動部を横に引き出す事が可能で
引き出す事で前後左右に大きくスイング出来るようになります。
また1.0より胴体の可動ポイントが大幅に増えたためしなるような動きが可能です。
このあたりはかなり進化していました。
脚部も開脚や接地なども優秀でより動くようになりました。
太腿とヒザ下のバランスが変わったため膝立ちなどもしやすくなっています。
RGガンダム1.0との比較。14年ぶりのリニューアルという事で造形面の違いはもちろん、
内部の作りの進化も凄まじくコアファイターを内蔵したままグリグリ動かせる物になりました。
またMSジョイントが無くなったのも大きな変化ですがこれからは2.0タイプになっていくのかも気になります。
武器を装備させて。
武器はビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、シールドというオーソドックスな内容です。
今回は股関節にスタンド穴やスタンドジョイントはなく、腰の3mm穴などにスタンドを挿し込む作り。
バズーカなどを装着した場合はバックパックの3mm穴を使うようになっています。
ビーム・ライフルですが合わせ目は出ない構造でスコープとフォアグリップが可動。
フォアグリップは握りやすい太さに変わっています。
両手持ちももちろん可能で右手のみ銃持ち手が付属しています。
また首なども良く動くので上方向にライフルを構えたりもしやすいです。
シールドですがこちらもMGガンダムVer.1.5あたりのような角張った形状が特徴的。
裏側のフレームもかなり凝った造形になっています。
裏側にはライフルとサーベルグリップを収納可能。
シールドは前腕と手首で固定するためグラついたりする事はありません。
またジョイント部分のレールで上下にスライドさせる事もできます。
グリップは角型のため手首のみで構えてもクルクル回ったりする事はありませんでした。
ハイパーバズーカも同様に合わせ目が出ない作り。
砲身はしっかり色分けされ内部の弾頭も再現されていますし、今回は砲身の伸縮が可能です。
バズーカは普通の持ち手を使います。
担ぐような構え方や抱えるような構え方どちらにも対応します。
関節が結構独特な作りですが保持力は今のところも問題はありません。
ビームサーベルは通常サイズの刃が2本付属。
こちらも保持ピンなどはありませんが抜け落ちるような事もなくしっかり持たせられます。
武装はシンプルですが武器セットがプレミアムバンダイで受注されているのでそちらを組み合わせればハンマーやジャベリンなどが再現出来ます。
全体的な可動範囲は良好なのですがグフの腕を斬るようなポーズだと手首が伸ばせないので
出来れば手首に角度を付けて寝かせられるような構造か角度付きの持ち手が欲しかったですね。
ただ太腿が長くなったため膝立ちなどはさせやすく装甲のポロリも気にならなずかなり遊べる印象です。
もちろんRGジオングと並べても統一感がありよく似合う印象です。
最後にHGUC ガンダム、HG オリジンガンダム、HG ビヨンドグローバル、EGガンダムを並べてみました。
(G40も並べたかったのですが塗装済みで手を入れているので外しています)
並べてみるとディテール密度は飛び抜けていますしオリジンガンダムからさらにがっしりとした印象です。
以上RG ガンダムVer.2.0 レビューでした。
第一弾でキット化されたガンダムが14年ぶりにリニューアル。
全て一新され流用されたパーツはなくMSジョイントが使われなったりとかなり違いがあります。
スタイルも立像モチーフでスマートな姿からがっしりとした姿に変わっていますが
ディテール密度は凄まじく、開口部分が多くなった事でさらにメリハリがつきました。
部品は相変わらず細かいので組立時は気を使う部分こそあるものの、関節の作りなども新鮮でした。
初期のRGはパーツのポロリなども多かったのですが今ではすっかり気にならなくなりましたし
これまでの進化を堪能できる素晴らしいキットになっていました。
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