コトブキヤ V.I.O.S. SCHNEIDER NACHTREIHER/40E スティールヘイズ　レビュー【ARMORED CORE VI】　

様々なACをキット化しているコトブキヤV.I.シリーズ。
今回アーマード・コア６のACをキット化するにあたり、従来のスケールから一気に大型化した新ブランド
「V.I.O.S.（ヴァリアブルインフィニティオーバードスケール）」からV.IVラスティのスティールヘイズが第一弾としてキット化されました。
価格は17,050円です。

付属品はバーストライフル、展開時のレーザースライサー、バーストハンドガン、プラズマミサイル展開時用パーツ＆左右入れ替えパーツ、
右ウェポンハンガー＆ハンガー差し替えパーツ一式、コア展開時用パーツ、
平手、持ち手、交換手甲パーツ、それにスタンドジョイントが付属します。
余剰パーツはありません。
・ランナーについてはこちら

シール類はV.IVラスティのエンブレムを再現した水転写デカールが付属します。

V.I.の新ブランド、V.I.O.S.の第一弾としてキット化されたスティールヘイズ。
こちらはアーマード・コア６に登場するアーキバスのヴェスパー、「V.IVラスティ」が操るACです。
シュナイダー製のパーツで固められた軽量二脚の機体で獣脚のような細い脚部が特徴的なデザインです。
今回は大スケールになった事で非常に細かいパーツ分割で再現され
密度感があり細かいギミックも再現されています。

コトブキヤのV.I.シリーズという事もあり各パーツは非常にシャープ。
ですがキット自体はスナップフィットな事もあり手軽に組み立てられます。
また第二弾以降は分かりませんが、アセンにも対応した構造で各パーツは入れ替えられる作りになっていました。
関節部分は基本的にABSに組み合わせです。

スケールですが特に記載は無くはっきりした事は分かりません。
ですが全高は270mmほどあり今までのV.I.シリーズと比べるとかなり大きく感じます。
各所の配色ですがかなり細かい部分まで再現され、全体的にメタリックの成型色で仕上げられていました。
シリンダーの一部や武器の一部は塗装が必要ですがここまで細かく色分けされていると見応えがあります。
また成型色は先に発売されている30MMのスティールヘイズと比べると明るめの色味です。

頭部アップ。
頭部はシュナイダーの「NACHTREIHER/44E 」で小型かつシャープで格好良い顔つき。
細かい部分までディテールがびっしりと入っています。

センサー部分はクリアパーツで反対側から光を当てると発光しているように見えます。

コアパーツの「NACHTREIHER/40E 」
今回は印象的な背面の展開ギミックも差し替えで再現されています。

首元などにもモールドがしっかり入っていますし
ダクト周りなども薄くシャープです。

ブースタは「ALILA/21E」
こちらも根本などが別パーツ化され細かい作り。
基部はBJで可動します。

右肩の武装は「プラズマミサイル：Vvc-703PM 」
こちらは差し替えで発射時の再現が可能です。

左肩にはウェポンハンガーが装着されています。
こちらのクロー部分ですが武器を取り付けるためのピンがあるのですが、見栄え重視のピンなしタイプに交換できます。

ウェポンハンガーとミサイル取り付けパーツは左右分揃っていて入れ替えも可能です。

腕部は「NACHTREIHER/46E 」
細身のデザインで複雑な肩の造形が特徴的です。
各パーツは細かく分割されていますが上腕や前腕の一部に合わせ目あり。

手首は平手もある他、手甲パーツはジョイント穴無しの物に交換できます。

脚部パーツは「NACHTREIHER/42E 」
かなり細身でシリンダーなどが剥き出しになっているデザインです。

細い脛周りなどもシャープに再現。
シリンダーは可動せずロッド部分の塗装が必要となります。
また膝部分の他、太腿の間にも可動ポイントがあり複雑な動きが可能です。
脛などは挟み込みで合わせ目が出るので処理はちょっと大変そうです。

バインダーのようなパーツは非常にシャープ
こちらもBJで回転とある程度のスイングが可能です。

太腿裏側もしっかり造形され足裏も目立つ肉抜きは無かったです。

可動範囲など。首や腰はスイングと回転が可能。
肘は90度ほど曲がり、腕も十分上がります。

腹部ですが胸部を上方向に引き伸ばす事で可動範囲の拡張が可能な作り。
ただ左右スイングは出来ません。
肩は太い軸関節でしっかりした作りですが前後スイング幅はわずかです。
ただ両手持ちするような事も無いですし気にならないと思います。

脚部は開脚幅が広く接地も足首がBJ接続ですが接地はまずまず。
膝も十分曲がりますし足首は縦方向に回転軸があるのでつま先をまっすぐ伸ばす事ができます。

バンダイ30MM スティールヘイズと並べて。
サイズは30MMの2倍程度でかなり大きめ。
成型色も結構違いがあり、30MMでは使われていないゴールドなども印象的です。

武器を装備させて。
手首は持ち手がありグリップをしっかり握れる他、手首の接続部は軸関節なので重さに負ける事はありません。

巨大なサイズなのでスタンドジョイントは3mm軸ではなく、フライングベースネオなどに使われる5mm軸のジョイントを股関節に取り付けます。

右手武器のバーストハンドガン「MA-E-211 SAMPU 」
小ぶりな装備で金色部分などは塗装の必要があります。
またモナカ分割のため中央に合わせ目が出ます。

細かいディテールがありますしメタリックの成型色もメリハリがあり大スケールながら間延びした印象は一切ありません。

可動についてはABSかつコトブキヤ製のキットという事もあり、大型のヘキサギアなどに近い感触です。
大部分の保持力は十分でしたが自分の物はそのままだと足首のBJが重さに負けやすく、ちょっと前に倒れやすかったです。
またこの背景のような滑りやすい所に置き、大きく足を広げると踏ん張れず又裂き状態になってしまうのでちょっと調整が必要でした。

右肩武器のプラズマミサイル「Vvc-703PM 」ですが差し替えで発射状態を再現できます。

発射口のカバーと上面のメカパーツを交換する事で展開状態を再現。

差し替えですがこういったギミックが再現されているのは嬉しいですね。
交換も煩雑な部分は無く手軽でした。

バーストライフル「MA-J-200 RANSETSU-RF 」。
大型のライフルでマガジンの取り外しが可能です。
それなりに重量がありますが保持自体は問題なく可能。
レーザースライサーなどももちろんウェポンハンガーに取り付けできます。

こちらはゴールド部分が色分けされているものの、砲身やマガジンなどは細かい塗り分けが必要です。
またこちらもモナカ分割なので合わせ目はでます。

各所のエッジはシャープですし、パーツのポロリなども無く扱いやすいです。

続いてレーザースライサー「Vvc-774LS 」
流石にこちらの展開も差し替えとなりますがクリアパーツ製のエフェクトも付属しています。

こちらも一部細かい塗り分けが必要ですがエフェクトの形状なども格好良く再現されています。

刃のエフェクトは半透明に近い印象で蛍光色が使われブラックライトにも反応します。

ランナー数もかなりの数がありますが、手足や胴体などある程度パーツが纏められていて思った以上に組みやすいです。

続いてコアの展開ギミックですがこの3パーツを差し替えて組み込む形となります。

コアの一部のパーツを取り外しパーツを交換。
矢印の部分が余剰となります。

コア展開時はこのような形状になりハッチが開きフィンが突き出た姿が再現されています。

こちらも各パーツは簡単に取り外せますし余るパーツも少ないので管理しやすいです。
こういったギミックが再現されているのも大スケールならではですね。

最後に塗装済なのですが同じコトブキヤ製のサンシャインLやアグニと比較。
やはりスケールは大きく異なるようで通常のV.I.シリーズとはだいぶサイズ差があります。
ラインナップは限定的になりそうですがスティールヘイズオルトゥスなどもリリースされるようなのでそちらも楽しみです。

以上コトブキヤ　V.I.O.S. スティールヘイズ　レビューでした。
従来のV.I.ではなく新シリーズV.I.O.S.からのリリースとなったスティールヘイズですが
大スケールになった事で迫力が増しましたが細かいディテールやパーツのシャープさも素晴らしく、見応えのあるキットです。
またプラズマミサイルやコアの展開など細かいギミックも再現され差し替えな分遊びやすく作られていました。
自分の物は股関節と足首の保持力がちょっと気になりましたがそれ以外は問題が無く
ランナーも大部分が部位ごとに分けられているので大きなキットですが組みやすいのも良かったです。
AC6シリーズはもちろん、他のACシリーズのキット化も期待ですね。

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