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wave 1/35 マーシィドッグ［ST版］　レビュー

手頃で組みやすい1/35サイズでキット化が続いているwaveのボトムズシリーズ。
今回はマーシィドッグのST版が発売されました。
価格は4,950円です。

付属品はヘヴィマシンガン改、右銃持ち手、左フォアグリップ持ち手、
そして手首の角度を変えるジョイント4種のみとなります。

シールもターレットレンズのカラーを補うシールのみです。
余剰パーツはありません。

色々なバリエーションがキット化されているwaveボトムズシリーズのスコープドッグ。
今回はキリコが乗り込みクメン編で活躍したスコープドッグの湿地戦仕様型「マーシィドッグ」がキット化されました。
いつも通り組みやすさを重視しギミックなどを一部オミットしたST版からのリリースとなります。

作りはこれまでのドッグ系のキットを踏襲した物で関節はポリキャップによってスムーズに可動します。
ですが今回は湿地戦仕様という事で腰の両サイドに浮袋となる「エアバージ」が装着され
背面には水中戦専用ミッションパックが装着され脚部はハイドロジェット仕様の脚部となっていて
これまでのスコープドッグとはまた違う形状になっています。

機体の配色ですが今までのwaveのスコープドッグはグリーンが結構淡い感じでしたが
こちらは濃いグリーンに変わっていて結構印象が違います。
配色もほぼ成型色で再現されていて武器以外はイメージ通りに仕上がります。

頭部アップ。頭部はこれまでと変わらずアンテナなどもシャープに仕上がっています。
ST版なのでターレットレンズはシールでの再現でレンズパーツはクリアパーツではありません。

ですが一番大きいレンズは内部モールドまで精密に再現されています。

ターレットレンズのスライド移動が可能な他、バイザーも跳ね上げられます。

胴体のアップ。違いがある部分のアップはスコープドッグRSCの武装を外した物と比較しています。
（RSCは武器を装着する関係で側面などにジョイント穴が開いています）
胴体はほぼ同じですが腰のサイドアーマーにエアバージが装備されているのが大きな違いです。
ただし展開させて膨らんだエアバージは再現されていません。
ミッションパックは水中専専用ミッションパックがあり
ボンベ状のパーツからパイプが脚部に繋がっているのが大きな特徴となります。

ミッションパックを外せば通常のドッグ系ATと変わらない背面形状です。

ミッションパックはタンク部分などもしっかり色分けされ
脚に繋がるパイプは非常に柔らかいポリパーツで接続されています。

内部は再現されていませんがこれまで通りハッチは開閉可能です。

腕部はこれまでと変更はなくアームパンチのギミックは省略されていますが
しっかりした握り手があります。
肩アーマーは今まで通り合わせ目あり。

アーマー裏はディテールがしっかり入っていて
股関節軸は下方にスライドして位置を変更する事ができます。

大きな変更点となっている脚部。
ハイドロジェットが装備されていてグライディングホイールは斜めになった湿地用に変わっています。
また膝関節のデザインもシーリングされたようなデザインに変わっています。
脛の装甲は前後分割になっていて側面に合わせ目あり。

足裏はシンプルで肉抜きもありません。

可動範囲ですが首と腰は回転のみ。
肘は90度ほど曲がり肩はBJで少しスイング可能。

脚部ですが膝は90度ほどで接地もまずまず。
脚に繋がっているパイプはかなり柔らかい素材で動きにしっかり追従しますが

腰を曲げて脚を前に上げたりすると長さが足りず外れます。
そのため脚を前に出すのは画像ぐらいが限界となります。

スコープドッグRSCの武器を外した物と並べて比較。
グリーンがかなり濃い色味になっているのが分かると思います。
それと脚部が短くなっているため頭身バランスも変化していました。

武器を装備させて。
今回は取り回しの良いヘヴィマシンガン改が付属します。

脚部に繋がるパイプは塗装が大変そうではありますが弾力で関節が戻ったりする事はありません。
足も大きいため安定感も良好。

ヘヴィマシンガン改はショートバレルタイプとなっていてフォアグリップが可動します。
ただ単色成形のためバレル部分など細かく塗り分ける必要があります。
またモナカ構造のため合わせ目も出ます。

しっかりした持ち手が両手分あり、
手首ジョイントを交換すればかなり角度を付けられるのでスコープドッグのような胴体でも両手持ちが可能。

アームパンチはこれまでと同じく省略されていますが
そのうちなにかのバリエーションで再現して欲しいですね。

エアバージは展開が出来ませんがPS版では出来るようになるのか気になります。

スナッピングタートルと組み合わせて。
クメン編のATはかなり充実したので色々遊べます。

同じwaveのダイビングビートルと比較。
脚部が短くなり身長が若干縮んでいるため並べた時の大きさの差はさらに広がっています。

ベルゼルガWPも加えればアッセンブルEX-10の再現も可能になりました。
シリーズもだいぶ充実してきて色々なATと組み合わせられるのは良いですね。

以上wave 1/35 マーシィドッグ　レビューでした。
クメン編でキリコが乗るマーシィドッグ。いつも通りST版からのリリースとなりました。
作りはこれまでのドッグ系ATの構造を流用していますが脚部やミッションパックなど新規パーツも多めです。
軟質素材のケーブルがありやや動きが制限される場合がありますが普通に動かしている場合はさほど気になりませんし
アッセンブルEX-10の再現が可能になったのは嬉しいですね。
後にPS版も出ると思いますがエアバージの再現などにも期待です。

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