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wave 1/24 スコープドッグ レビュー
最近は1/35でプラキット化を続けてきたwaveのボトムズシリーズですが
旧シリーズから一新された1/24のスコープドッグがプラキット化されました。
価格は9,900円です。
付属品はヘヴィマシンガン、ヘヴィマシンガン改用差し替えパーツ、設定画バージョンの制御ボックスパーツ、
それに平手と右銃持ち手、左持ち手が付属。
また手首軸は耐久性重視のPOM製と塗装が可能なプラ製が選択可能。
使わない方が余ります。
今回は水転写デカールも付属していました。
タカラ製のキットをベースに頭部、股関節や追加パーツをセットした旧1/24シリーズから一新され登場した今回の1/24スコープドッグ。
そちらを意識しつつもさらに洗練され、1/35PS版では省略されていたギミックなども詰め込まれています。
キットはスナップフィットで手軽に組み立てられる内容でもちろん差し替え無しでの降着機構も再現され
コクピット内部なども作り込まれた内容となっています。
1/24という事で1/35から一気にスケールアップしましたが
大味になるという事はなくディテールなども適度に追加されています。
各所のディテールは説明書に大河原邦男氏が描き起こしたディテールアップ画稿が載せられていますがそちらがベースになっているようです。
リベット状のディテールなども多く追加されているため間延び感などもありません。
関節の作りですが基本的にwave1/35に近い印象で各部位にはポリキャップが使われています。
ただ手首軸と腰の一部はPOMとプラの選択式となっていました。
グリーンの成形色も良い感じですしターレットレンズにはしっかりクリアパーツが使われています。
もちろんマルチカラーキットなので各所の細かい配色もしっかり再現され
パイロットやコクピット周りを除けば組んだだけでほぼイメージ通りに仕上がります。
頭部アップ。頭部のターレットレンズはもちろんクリアパーツ。
1/35PS版は大きいレンズだけクリアパーツ化されていましたが
こちらは下側の小さい穴も状のレンズも含め全てクリアパーツ化されています。
またバイザーなどもハイディテール化されています。
それとヘルメットのラインですがバンダイHGのように逆ハの字になっていました。
もちろんレンズ内部ディテールも細かく造形されていますし
ターレットレンズの回転&スライドも可能な他、バイザーの跳ね上げも出来ます。
胴体もハイディテール化されパーツの分割なども自然に仕上がっています。
今回は素のスコープドッグなのでミッションパックなどはありません
腕や腹部のカバーを外すと3mm穴が出てきます。
これから色々なバリエーションに期待出来そうですね。
また装甲で隠れる腰部分の内部ディテールも再現されていました。
もちろんハッチは開閉可能で内部ディテールも作り込まれサイドの丸穴なども造形されています。
また腹部のメンテナンスハッチも開閉可能でした。
コクピット右側面にある制御ボックスですが、ミッションディスク対応Verの他、
シンプルな形状の設定画Verも選択可能です。
シートは操縦桿が少しスイング可能。
足元までしっかり造形されています。
パイロットフィギュアは単色なので塗装が必要です。
また座らせれば見えませんが背面などは割り切った構造です。
肩アーマーは前後分割で合わせ目あり。
腕部は平手や持ち手が付属。
上腕などにはリベットディテールが追加されています。
差し替え無しでアームパンチ機構も再現。
スムーズにスライドします。
腰アーマー裏も細かいディテールが入っていて
股間部分のポリマーリンゲル液中和剤散布用カートリッジディテールも再現されています。
股関節は1/35と同じ構造で下側に下ろすと前後にスイングできる構造です。
脚部もスコープドッグらしい無骨なデザインです。
1/35のPS版では膝が降着ギミックの関係で一部ポリキャップが丸見えになる所がありましたが今回はそういった事はありません。
またふくらはぎのスリットモールドなどもシャープに仕上げられています。
今回はターンピックも再現されています。
足首はつま先が可動しグライディングホイール部分も別パーツ化され色分けされています。
ただ回転できたりはしません。
可動範囲ですが基本的に1/35と大きく変わらない印象。
頭部と腰は回転のみ。肩はBJ接続です。
肩は一応前後方向にもわずかにスイング可能。
股関節周りは柔軟ですし足首も軸関節なので接地はまずまず。
膝は100度ぐらい曲がります。
画像サイズを合わせてwave1/35版(RSCの武装を外した物)と比較。
気持ち1/24の方がやや四肢が細身かなといった印象です。
各所のディテールが増え、スケールが大きくなって余裕が出来たからかハッチの合いなども調整なしでピッタリでした。
成形色の色味は1/35と似ています。
武器を装備させて。
今回はヘヴィマシンガンが付属します。
ヘヴィマシンガンも分割が細かくなり一部合わせ目は出ますが砲身などもしっかり色分けされています。
また銃口も今回はしっかり開口されフチもシャープ。
マガジンはもちろん取り外し可能です。
銃持ち手で保持しますが、1/35では手首軸の角度を変えるにはパーツ交換が必要でちょっと面倒だったのですが
今回は手首ジョイントが可動式となり差し替える手間がなくなりました。
もちろんフォアグリップが可動し左持ち手もあるので両手持ちも可能ですが
肩スイングが控えめなので結構ギリギリな所があります。
塗装する場合は擦れなどに気をつけたほうが良いかも。
大スケールだけあってターンピックもしっかり可動するのが嬉しいですね。
またアームパンチも再現可能になっていました。
スライドはスムーズでプラプラするような事もありません。
またパーツを差し替える事でショートバレルのヘヴィマシンガン改にする事ができます。
ストックがないのでこちらは通常の物より取り回しが良く構えやすくなっています。
続いて降着ギミックですがこちらは股関節を下げ、膝フレームを引き出して変形させます。
特に差し替えなどもなくスムーズに降着ポーズを取る事ができます。
もちろん引き出された内部フレームにもしっかりディテールは入っていました。
ハッチを開くとみっしり詰まったコクピットがよく見えこの形態で飾っても良い感じです。
そのうちバリエーションを出す時には立ちポーズのキリコフィギュアなども付けて欲しいですね。
エフェクトなどと一緒に。
関節はポリキャップなのでどこもスムーズに可動します。
保持力も今のところどこも問題は無かったです。
またスナップフィットの合いも良く、キツすぎたりするような部分はなくスムーズに組み立てられました。
このあたりも1/35PS版から進化しているように感じます。
ただターレットレンズの2番めに大きいレンズは真っ直ぐはめ込むのがちょっと難しいので少し気を使います。
wave1/35やバンダイ1/20とサイズ比較。
サイズ的にはちょうど中間ぐらいです。
HGUCガンダムやバンダイHGスコープドッグとも。
大きいですが扱いにくいほど大きい訳ではなくシンプルな姿なので十分飾りやすいと思います。
以上wave 1/24 スコープドッグ レビューでした。
旧シリーズから一新され最新の設計に生まれ変わったスコープドッグですが
大河原邦男氏描き起こしディテールアップ画稿をベースにした細かいディテールが各所に追加され
大スケールですが密度感もある格好良い姿に仕上がっていました。
降着ポーズやコクピット内部なども精密に再現されている他、
1/35PS版では再現されていなかったギミックもしっかりフォローされ様々なギミックを楽しめる内容になっていました。
またパーツ数は多いですがキット自体は組みやすく、
合いも良好でそのあたりも進化を感じるキットなので1/35を持っている方にもおすすめです。
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