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ヘキサギア　ガバナー　アーマータイプ：ポーンA1 Ver.2.0　レビュー

ヘキサギアシリーズで最初に発売されたガバナーのポーンA1とセンチネル。
以前Ver.1.5としてバージョンアップされましたが今回は流用箇所の無いVer.2.0としてフルリニューアルとなりました。
価格は3,080円です。

付属品は交換頭部2種、バックパック、ライフル、ソードと

交換手首一式が付属。
握り手の他、平手2種、持ち手、指差し手があり指先の造形なども鋭くなっています。
余剰パーツはありません。

また瞳デカールも付属していました。

今ではかなりの数がリリースされているヘキサギア。
2017年に最初のガバナーとしてリリースされたアーマータイプ：ポーンA1ですが過去に軽い改良が加えられVer.1.5になりました。
そして今回ついにVer.2.0としてフルリニューアルされました。
基本的なイメージはこれまでのポーンA1と変わらないのですが、
さらにディテールが追加され精密な作りになった他、単純だった装甲のラインも複雑化。
プロポーションのバランスなども整えられより人間に近い自然な形状に変わりました。

キットですが一新されているため関節構造なども変わっている部分が多いです。
関節はABSとPOMが併用され保持力なども良好ですし可動もより細かく動くように改良されています。
ただ今回部分塗装はオミットされ塗装済パーツは無くなりました。

今回は交換頭部が2種類付属。
「バイザーオープン」と「アッシュイメージヘッド」が付属。
アッシュイメージヘッドはメインストーリーの主人公”アッシュ“を再現した形状となります。
ただ流石にどちらも細かい色分けはされていないので塗装が必要となります。
頭部以外の色分けですが胸部や太もものジョイントのようなディテールなどは塗装が必要ですが
大部分は色分けされツートンのホワイトも再現されています。

頭部アップ。細部はVer.1.5と比較しながら進めていきます。
頭部ですが甲冑のような無機質なデザインは変わっていませんが、前後に長かった頭部が縮まり
人の頭部が収まっているようなバランスに変わりました。
耳部分なども細かくディテールアップされています。

バイザーオープン頭部。
形状は固定でノーマルヘッド同様後頭部には合わせ目あり。
また塗装はされていないので肌色部分だけでも塗ると雰囲気が出ると思います。
・追記
跳ね上げたバイザーを逆に取り付けていたので写真を修正しました。
教えてくださった方ありがとうございます。

アッシュイメージヘッド。
かなり小さいながらも髪の毛の造形はなかなか細かく雰囲気良く立体化されています。
ただ瞳が結構深い凹モールドなのでデカールを貼るか塗装する際塗料で埋めるように塗ると良いかも。

胴体のアップ。こちらも大まかななデザインは変わってないのですが装甲が一気にディテールアップされデザインも複雑になり単調さが無くなっています。
背面も脊椎のようなディテールがあったりしますし隙間なども目立たなくなっています。
また背面にはヘキサグラムがあり、1.5はその両隣に武器をマウント出来たのですが、
2.0では武器をマウントするバックパックを後付けするタイプになっています。

腕部ですが全体的に細身になりました。指の造形もよりシャープになっています。
肩アーマーもコンパクトになり3mm穴は無くなっています。
前腕には変わらず合わせ目あり。

また手首軸もBJから某軸に変更。
これによりさらに抜けにくくなりました。

股関節ですがBJから軸関節に変更。

股関節部分にスイング軸が追加され脚が閉じやすくなっています。

脚部ですがこちらも細身になり足首なども長さが短くなっています。
またカラーも複雑になりメリハリがついた他、足首軸など単調だった部分も改良されています。

膝を曲げた時のシルエットもより自然になりました。

ソール部分の造形も大きく変化しています。

可動範囲など。胴体の可動は1.5が胸部で動くのに対しこちらは胸部でスイング、腰部で回転が可能。
首などもよく動き同等の可動範囲が確保されています。

2.0は隙間なども目立たなくなり自然な動きに感じます。

肩スイングも大体同じぐらいです。

脚部は膝が自然に曲がるようになり開脚幅はやや狭まりましたが接地は普通にポーズを取らせる分には1.5より良好です。

1.5も一応足首をひねるようにすれば接地性は高いですが不自然になります。

Ver.1.5と全身の比較。
プロポーションやディテールがより洗練され進化が感じられます。
また関節なども見栄えが良くなっていました。

Ver.1.0も加えて比較。
1.0→1.5への変更は
・首の可動部追加
・腰を曲げると塗装に傷が付いてしまう腹部の軟質パーツを硬質プラに変更＆傷つきにくいようにクリアランス調整
といった小変更でしたが
1.5→2.0は流用パーツはなく大きく変更されています。

バックパックを装備。
こちらを使えば付属武器をマウント出来ます。

今回の武器はライフル＆ソード
どちらもシャープに成形されています。

まずはライフル。こちらは1パーツで成形されています。
持ち手で保持しますが、手首軸が棒軸になったためBJと比べると自由度は下がっているためややポーズによっては構えにくい場合があります。
ただ大体は気にならないと思います。

手首もシャープになり細くなりましたが武器は軽いため特にポロポロ落ちるといった事はなかったです。
背面のヘキサグラムは3mm穴になるので今までと変わらずスタンドも使えます。

ソード。
こちらも1パーツ成形です。
刀身のシルバーなどは再現されていないため塗装が必要となります。

刀身は薄くシャープで途中のノコギリのような部分もさらに細かくなっています。
また平手も2種付属しているため表情も付けやすくなっていました。

もちろん1.5などと同じく武器の連結が可能。
シンプルながらなかなか遊べる構成なのは変わっていません。
ただ1パーツな関係で銃口などは埋まっています。

Ver.1.5の武装と比べて。
どちらも同じような武器種ですがソードは3mmジョイントが無くなりライフルはだいぶ形状がリアルな感じに変わっています。

合体時は銃口ではなく砲身下部で連結する方式になりました。

レイブレード・インパルスReloadeadと組み合わせて。
シートがバイクタイプのヘキサギアならこれまで通りなんの問題も無く乗せられます。

問題はこのような密閉されたタイプのコクピットですが
BAラウドゲイルで試してみました。

かなりガバナーを選ぶコクピットなのですが突起のないシンプルなスタイルなので問題なく乗せられます。
また手首が棒軸になったのは効果絶大で操縦桿などを握らせるのがかなり楽になりました。
初期以外のガバナーはBJでも手首自体は抜けにくくなっていったのですが
それでもこういった操縦桿を握らせるのは大変だったのでVer.1.0などと比べるとストレスが一気に減っています。

また素顔パーツなどもあるので飾り方も色々変化が付けられるようになったのは良いですね。

可動なども自然になり保持力も良好。
ただ股関節軸が短いため少し抜けやすく感じるのと、
肩を大きく動かそうとすると肩関節のジョイントパーツ基部がたまに外れる事があったのでジョイントパーツ基部は問題ないなら接着すると良いかも。

最後にヘヴィアーマータイプ：ルークやHGUCガンダムとサイズ比較。
この小ささながら可動やプロポーションがバランス良く仕上がっていました。

以上ヘキサギア　ガバナー　アーマータイプ：ポーンA1　Ver.2.0 レビューでした。
1.5から2.0に変わったポーンA1ですが今回は造形や構造が一新され全て新規造形となっています。
ちょっとサイボーグのようなバランスだった1.5からより人間が入っているようなバランスに変わり
装甲ディテールも一気に解像度が上がったような仕上がりに変わっています。
塗装箇所は無くなりましたが交換頭部が２つ付属し色々なシチュエーションなどが再現しやすくなりましたし
ポーンA1らしいプレーンなシルエットは変わっていないためどんなヘキサギアにも乗せやすいのは相変わらず良いです。
1.0や1.5を持っている方も進化が感じられる物になっていると思いますし、初期のガバナーもこういったバージョンアップをして欲しくなりますね。

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