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HG ミーティアユニット　レビュー

HGdeキット化されているミーティアユニット。
2004年にHGフリーダムとセットで発売された物がベースですが
こちらは2012年発売のミーティア単品版キットで最近再販されました。
パッケージはプレミアムバンダイでの受注品となるので単色のシンプルな仕様。
説明書は一部カラーですが機体説明などはありません。
価格は7,150円です。

付属品はディスプレイスタンドとビームソードのみとなります。
余剰パーツはありません。

シール類は胴体部分のグレーや砲身周りのパープルなどを補うホイルシールと

2枚のマーキングシールが付属。
こちらの大きいシートでラインマークなどが多数あるものは単品版に新規で付属するリアリスティックデカールとなっています。

ガンダムSEEDから映画SEED FREEDOMまで登場したミーティア。
最初はフリーダムやジャスティスの追加ユニットとして登場。
MSを埋め込むように接続する巨大な機体です。
こちらは収納形態となっていてこの形態で母艦のエターナルに接続されています。

キットは当然1/144スケールでアームユニットまで含めるとかなりの長さがあり圧倒されます。
ですがパーツ自体はかなり割り切った構造で、ゴロゴロとした大きいパーツを組み上げていくため
キットのパーツ数はこの大きさでもかなり少なめ。
可動部はポリキャップとABSの組み合わせです。
巨大な機体のため独特のマットパターンやパネルラインなどが追加され極力間延びしないように配慮されていました。

こちらは先端のアームユニット本体とは太いジョイントアームで繋がれていて
先端には「120cm高エネルギー収束火線砲」、その砲口部分から発生する「MA-X200 ビームソード」
そして根本部分には「60cm　エリナケウス対艦ミサイル発射管」が装備されています。
砲身は左右分割で一部段落ちモールド化されていますが合わせ目が出る部分もあります。
また砲口周りやセンサー周りのパープルはシールで補う形となります。

両サイドの砲口周りはシールですが中央部分は別パーツ。
一部モールドを跨いだり奥まった所に合わせ目が出ますが内部のディテールはしっかりしています。
また砲身横にはダクト状のディテールがありパネルラインなども細かく入っていました。

対艦ミサイル発射管ハッチは差し替え無しで展開可能。ミサイルは一体成型で取り外しなどは不可。
アームユニットのグリップはポリキャップで可動します。

アームの下にあるテールスタビライザーですがこちらは上下分割で合わせ目の出ない作り。

テールスタビライザーにはアーム部分と同じく「エリナケウス対艦ミサイル発射管」があり
こちらのハッチも開閉可能。

胴体ユニットは巨大なエンジンが2基内蔵されています。
中央のダクト周りなどのグレーはシールで補う方式です。
パーツは上下分割でこちらも一部合わせ目ありです。

またパネルラインの他、各所にはこのようなマットモールドが追加されていて独特の質感になっています。
ガンプラではほとんど見ない独特のパターンですね。

機体の両サイドには「93.7cm高エネルギー収束火線砲」が装着され根本で回転可能。
こちらもモナカ分割なので合わせ目は出ます。

また両サイドにも「60cmエリナケウス対艦ミサイル発射筒」が装備されハッチが開閉可能です。
弾頭はどの部分も色分けされていないためこだわる場合はそれぞれ塗り分けが必要です。

ノズル部分はコーン型。劇中のように伸縮したりは出来ず固定となります。

上下左右にある大型のカバーはそれぞれ可動する他、裏面にもディテールが入っています。

HGCE フリーダムやHGUCガンダムと並べてサイズ比較。
縦方向にかなり長く飾るには結構スペースが必要です。

早速収納形態から変形させてドッキングさせてみます。

まずはアームのロックを外します。
変形部分は基本的にロックピンがあり、カッチリ変形できるようになっていました。

さらにアームユニットを接続しているジョイントアームを前方にスライドさせておきます。

アームジョイント部分の内側にもディテールが入っていました。

そして本体前方をガバっと開き180度回転させます。
劇中だとドッキングする部分の奥からライフルとシールドを射出していましたがキットではそういった収納ギミックはありません・

後はアームユニットのグリップを引き出すのですが、
接続アームにある矢印部分のストッパーは外す事で腕のBJがフリーになり様々な方向に曲げる事ができます。
ただしストッパーが無いとアームユニットの重さにポリキャップが耐えられない場合が多く
垂れ下がってきたりするので普段はストッパーを付けておいたほうが無難です。

こちらは乗せるMSの胴体を支えるアーム部分。
かなり簡素な作りで機体の胴体を上から乗せるだけです。
乗せるだけなのでしっかり固定はされません。

フリーダムをドッキングさせるとこのようになります。
胴体のアームはボディのくびれ部分に差し込んで乗せるだけですし
アーム部分はグリップが途中で切断されているような形で、手首をくぐらせるようにする事で握っている風に構えるだけとなります。
そのため簡単にズレてしまう事も多いです。

フリーダムをドッキングさせた状態で。
全長がさらに伸びHGとは言えかなりの大きさでとんでもない迫力になります。
スタンドはスライドロックタイプで高さも無いため安定して飾る事ができますが
その分高さや角度調整は出来ず細かい動きなどは付けられません。

エンジンノズルなども巨大でディテールも細かく入っているため後ろ姿なども格好良く仕上がっています。
ただ巨大なパーツが多くリブなども太いため平面的なパーツにはヒケがやや目立つ部分もあります。

ミサイルハッチ展開＆フリーダムのバラエーナとクスィフィアスも展開して一斉射撃状態に。
各ハッチは適度な渋みがあり勝手に閉じるような所は無かったです。

もちろんアームユニットを「ハ」の字に開いて構える事も出来るため迫力あるディスプレイが可能。
ただやはりMS本体はいまいち収まりが悪いのでせめてグリップぐらいはしっかり握れる物が欲しかったかも。

続いてビームソードエフェクト。
こちらも本体に合わせたサイズでとんでもない大きさがあります。
エフェクト単体で37センチほど、アームまで含めると64センチほどという巨大なビームソードとなります。

もちろんアームジョイントのストッパーを外せば振りかぶったりするようなポーズも付けられます。
ただやはり重さに耐えられない場合も多く、スタンドなどの支えが必要になると思います。

MSとの接続はちょっと不安定な所があるのですが、その分機体を選ばない作りになっているため様々な機体をドッキングさせる事ができます。
こちらはRGジャスティスです。

RGジャスティスのようなディテールが多い機体にも十分似合う印象。
好みで墨入れしたりしてモールドを引き立たせるのも良さそうです。

ビームソード刃はガッチリと固定されこの大きさでもグラつく事はありません。
太さも十分でカラミティが斬られるシーンなどにも十分使えるサイズでした。

続いてHGCE ストライクフリーダムとの組み合わせ。

ウイングがちょっと邪魔になりやすいですが問題なくドッキング可能です。

同じくSEED DESTINYからHGCE インフィニットジャスティスをドッキング。
ジャスティスと同じくファトゥム-01は起こしてからドッキングさせます。

アームを大きく振り上げるような動作も可能です。
ポーズはミサイルのハッチを開けるかアームの根本の角度を変えるかぐらいしかないのですが
これだけ大きいとそれだけでも結構楽しいです。

続いて映画SEED FREEDOMからRG フォースインパルスガンダムSpecIIをドッキングさせてみました。

映画でも複数の機体が装備していましたがそれらを再現するにも良さそうです。
ただ複数飾る場合は相当なスペースが必要になると思います。

そして同じく最近紹介したSEED FREEDOMに登場するHGCE デュエルブリッツとの組み合わせ。
アサルトシュラウドを着込んだ姿がミーティアとも良くマッチしていて格好良いです。

ただこの場合腕の装備が干渉しやすいため塗装される方は擦れなどに気をつけたほうが良さそうでした。

フリーダムに戻してHG プロヴィデンスと。

アームは巨大なBJで接続されているだけなので、取り外せばプロヴィデンスにアームを破壊されエンジンユニット周りだけを装備した姿も再現可能です。

下半身や腕周りは特に固定されていないためMS部分は自由に動きを付けられます。

またバックパックが邪魔にならず胴体を引っ掛けられる物ならなんでも乗せられるので色々なプラモをドッキングさせても楽しいと思います。
安定感は無いのですがその分汎用性のある作りなので色々遊べますね。

以上HG ミーティアユニット　レビューでした。
巨大な兵装ユニットでアームまで含めるとかなりの長さがあり大型のビームソードなどもとんでもない迫力のキットです。
ドッキング部分が簡素な作りで安定感は無いのですが、その分機体を選ばずドッキング可能のため
SEEDから映画SEED FREEDOMまで登場した様々な組み合わせパターンを再現できると思います。
これだけ大きいキットですがパーツ自体は大きめなので意外と簡単に組み上がりますし
独特のモールドなども追加されあまり単調にならないようなっていますし
リアリスティックデカールがあるのでRGと組み合わせたりしやすくなっているのも良いですね。

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