HG ティエレン宇宙型 レビュー【機動戦士ガンダム00】

以前ティエレン宇宙指揮官型を紹介しましたが、
今回は一般仕様のティエレン宇宙型を紹介します。
価格は1,650円(改定前)で初版は2008年2月に発売されたキットです。

付属品は「200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型)」、「カーボンブレード」、「右平手」
「カーボンワイヤー&カーボンワイヤー発射装置」、「カーボンネット発射装置」、「ジェル発射管」が付属します。
・ランナーについてはこちら

シール類はセンサー類の他、胸部のオレンジ部分と滑腔砲のホワイト部分を補うホイルシールが付属します。

余剰パーツはティエレン地上型のランナーが流用されているため太腿のパーツが一部余ります。

「機動戦士ガンダム00」に登場する人類革新連盟の量産型MSのティエレン。
こちらは様々なタイプがあるのですが、今回紹介するのは名前通り宇宙に対応した「ティエレン宇宙型」です。
ティエレン地上型の重厚なスタイルを踏襲していますが脚部には巨大なタンクが取り付けられ
各所に大型のスラスターが増設されているのが特徴です。



キットはティエレン宇宙指揮官型と大部分は共通ですが頭部や肩部、脚部など一部の造形が異なります。
関節周りはティエレン共通の構造で可動部は基本的にポリキャップによる可動です。
また大型のバーニアもポリボールで接続され角度変更なども可能。
カラーは宇宙指揮官型と同じダークブルーメインのカラーリングです。


今回も「ガンダム鹵獲作戦」で仕様した様々な装備が付属。
胸部や腕部に取り付ける形でワイヤーの射出状態も再現可能です。
機体のカラーリングですがシンプルな配色という事もあり大部分は成型色で再現されているものの
オレンジ色のランナーが無いため胸部のオレンジ部分は全てシールで再現します。
またタンクを保持しているリング部分や埋め込まれているスラスターなどは塗り分けが必要となります。


頭部カバーのアップ。
宇宙型と宇宙指揮官型では異なる部分があり、頭部はティエレン地上型に近い形状でセンサーブロックやアンテナはありません。
またこちらは左右分割で中央に合わせ目が出ます。


モノアイはディテールがあり色分けはシールで再現しますが球面に貼るので塗装した方が綺麗に仕上がると思います。
これまで通り回転も可能です。




胴体のアップ。頭部のヘルメット部分以外に特に違いは無く、
肩にはスラスターが増設され背面には3つの大型スラスターが装着されたバックパックに換装されています。




肩部のアップ。指揮官型はシールドやアンテナがありましたが宇宙型はシンプルな肩アーマーです。
ですが側面には大型のスラスターが装着されています。


腕部自体は宇宙指揮官型と共通。
前腕は左右分割で中央に合わせ目が出ます。
肩部も大部分はディテール化されていますが一部合わせ目あり。

股関節はティエレン系キット共通の構造。基部はBJですが軸接続との組み合わせで広い可動範囲が確保されています。
スタンド用の3mm穴はカバーで隠す事が出来ます。




脚部アップ。タンクと一体化しているような脛周りの作りが特徴的で相変わらず面白い形状です。
タンクや太腿、脛の一部などには合わせ目が出ます。
またタンクを保持しているようなリング部分もブルーで塗り分ける必要ありです。

宇宙指揮官型はカカトのパーツが後方に大きく伸びていますが通常の宇宙型はシンプルな形状です。
足裏の合わせ目は少なめですが僅かにあります。




可動範囲など。構造はこれまでのティエレン系と変わらないため大きな違いはありません。
肘は90度ほど曲がり腕も水平ぐらいまで上げられます。
腰は多少前後スイング出来ますが左右にはほぼ出来ず。
肩は胸ブロックごとスイングする凝った作りです。


脚部は開脚や接地も良好で膝はスラスターが干渉しますがそれでも十分曲がります。



先に紹介したHG ティエレン宇宙指揮官型との比較。
頭部の角形センサーなどが無くなり、肩のシールドも無いためスッキリした形状です。
成型色は共通で特に違いなどは無いようです。

武器を装備させて。
「ガンダム鹵獲作戦」用装備は宇宙指揮官型と共通の物です。


スタンド穴もあり浮かせやすいですし各部の関節はポリキャップでスムーズに動きます。
ですが他のティエレンと同じく腰部のポリキャップが小さめのボール状で外れやすいため
少し調整したりするとより扱いやすくなります。



「200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型)」
ティエレン共通の滑腔砲で様々な弾頭を装備できる武装です。
宇宙用はブレイドとしても機能する放熱板が2枚取り付けられているのが特徴的です。


右手はこれまでと同じく平手もあります。
滑腔砲はモナカ分割で中央に合わせ目あり。
また弾倉の白部分は色分けされていませんがシールで補う事も可能。
ただブレイド部分は全て塗装が必要です。

宇宙用になってもティエレンらしい戦車を連装させるスタイルは健在。
汚し塗装なども良く似合いそうです。



指揮官型などと同じくリアアーマーにはマウント出来ませんが「カーボンブレイド」も付属。
手首に保持用のダボがあり手首内でクルクル回るような事はありません。


「ジェル発射管」
ガンダム鹵獲作戦で使用されたもので可動部に付着し硬化する事で動きを阻害する武装です。
腕部のジョイントに装着するので右腕にも取り付けられます。


左胸下部に装備する「カーボンネット」
こちらは名前通りカーボンネットを発射する装置ですが特にギミックはなく、ネットも付属しません。



右胸に装着する「カーボンワイヤー発射装置」
ロケット推進式のアンカーを発射する装備でワイヤーはリード線で再現。
先端のクローは固定で回転は出来ません。


宇宙指揮官型やティエレンタオツーと組み合わせて。
通常のティエレンは渋い配色ですがタオツーのピンクは並べるとかなり目立ちます。


ガンダム鹵獲作戦用の装備も付属するため指揮官型と同じくプレイバリューは高め。
全身の大型スラスターも迫力があって良いです。



最後にキットのベースになっているHG ティエレン地上型やHG ティエレンタオツーと比較。
どのティエレンも個性があって並べるのも楽しいです。
ファーストシーズンの機体は各陣営でそれぞれ大きくデザインが異なりますが、人革系の機体は機体バリエーションも多いですね。



以上HG ティエレン宇宙型 レビューでした。
先に紹介した宇宙指揮官型と大部分のパーツは共通ですが、頭部はセンサーブロックのない従来のティエレンに近い形状で
肩のシールドも無くなっているためボリュームはありますがスッキリした姿でまとまっています。
全身に装着されたスラスターや脚部と一体化されたタンクなど宇宙型らしい特徴はそのままで地上型と並べても面白いですし、
今回もガンダム鹵獲作戦用の装備も一式付属しているため遊べる内容となっていました。
相変わらずティエレン系の機体は出来が良いですね。
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執筆者:星丸
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