■TOP

PLAMAX SV-03 1/24 Scale X・ATH-P-RSC ブラッドサッカー　レビュー

ストライクドッグに続きPLAMAXボトムズシリーズ第二弾として発売されたブラッドサッカー。
価格は8,800円です。

付属品はブラッディライフル、平手、右銃持ち手、折れたアンテナパーツ、
交換ゴーグルパーツ、それに立ちポーズのイプシロンフィギュアが付属。
余剰パーツはありません。

シール類は細かいマーキングやレッドショルダーのエンブレムなどを補える水転写デカールが付属しています。

またストライクドッグと同じく一部のタグはディテールアップパーツになっていて
切り離して貼り付ける事が出来ます。

1/24という大きめのスケールで立体化されているPLAMAXのボトムズシリーズ。
第一弾のストライクドッグに続きブラッドサッカーがキット化されました。
スケールは1/24となります。
こちらはストライクドッグの流れと同じく1998年に発売されたソフビキットを元にしたもので
ソフビキットをプラモデル化するだけではなく関節部やコクピットなどが新たに造形されています。
またイプシロンや破損したアンテナが付属するため「ザ・ラストレッドショルダー」のイプシロン搭乗機を再現する事も可能です。

大スケールを生かした精密なディテールやカッチリとしたエッジは健在で非常にシャープな出来です。
キットは今回も大部分はスナップフィット。
一部接着推奨箇所があるものの、自分の物で接着が必要そうなのはイプシロンフィギュア周りぐらいでした。
ただしっかり強度などを出したい場合は説明書の指示通り接着してしまった方が良いと思います。
関節部分ですが今回は全てPSで説明書を見る限りABSは使われておらずポリキャップもありません。

各所にはリベットモールドなどが追加され大スケールですがしっかり密度感もある作り。
機体の配色ですがほぼ全身ブラックという事もあり大部分が成型色で再現されています。
一応指の関節の間などは塗装が必要ですがほぼ色分けされているのでイメージ通りに仕上がります。
各種レンズパーツなどもしっかりクリアパーツ化されていました。

なだらかな曲線を描くヘルメットやスモークディスチャージャーなどが特徴的な頭部。
レンズ類はもちろんクリアパーツで中央下側の小さいレンズもクリア化されています。
ただ全て無色透明のクリアパーツのため下にデカールを貼るか塗装でそれぞれのカラーを再現します。

もちろん裏側のディテールも再現されていますし

フルオープンとまではいきませんがバイザーが跳ね上がりイプシロンの顔を見る事が出来ます。

胴体はミッションパックが一体型になったような構造。
こちらも適度にディテールが追加されダクト類も細かく作られています。

本体の合わせ目は基本的にディテール化されているため見栄えは良いです。
もちろんクリアパーツにもディテールがしっかり入っています。

降着ポーズなどは省略されていますがコクピット内部は再現されています。
イプシロンフィギュアは取り外し可能。

ハッチ部分も立体的な作りで装甲の厚みが再現されています。

シート周りも色分けはそこそこされていますがイプシロンはほぼ単色なので細かい塗装が必要です。

着座姿勢のイプシロン。
こちらはゴーグルがクリアパーツですが

差し替えでバイザーなしの非クリアパーツも選べます。

立ちポーズのイプシロンはストライクドッグの流用かと思ったのですが
ポーズやディテールは同じですがサイズが縮小されていました。

右肩は巨大なブレードアンテナがあり赤く塗られています。
こちらは一度分解する事でイプシロンが乗った肩のアンテナが破壊されているタイプに交換可能。
合わせ目は段落ちモールドになっています。

また肩関節なども棒軸でシンプルに作られているのではなく関節ブロックがあり見栄えが良いです。

腕部は平手も付属。
肘周りもカッチリとしたシャープな作りです。

また肘部分にはロールがあり細かく動かせる構造。

手首周りの装甲なども裏打ちパーツがあり立体的な作りになっています。

股関節はかなり太めの軸。
軸は下方向にスライド可能でカチっとしたロックがあります。
ただスライドはかなり固めなので気を付けて作業する必要がありました。
また腰の装甲も裏打ちがありその裏打ちに開口部分がある事で立体的な構造になっています。

スパイクが3本ついた独特のターンピックが特徴的な脚部。
こちらはグライディングホイールなどもしっかり別パーツ化されています。
ホイールとターンピックはそれぞれ回転も可能。

足裏も細かいディテールがあり色分けもされています。

可動範囲ですがボトムズ系のキットとしてはオーソドックスな印象で
頭部と胴体は回転のみとなります。
肘は120度ほど曲がり腕も十分上がります。

また肩のスイングも可能でした。

脚部は股関節を下げれば可動範囲の拡張が可能。
膝は120度ぐらい曲がり接地もそこそこです。

武器を装備させて。
手持ち武装はブラッディライフルのみとなります。

キットのパーツ数は多めですがスナップフィットの合いも良好でサクサク組む事が出来ました。

ブラッディライフルは専用の右銃持ち手で保持します。
グリップには保持用のダボがありグラつく事はありません。

こちらはさすがに一部合わせ目が出ますが砲口などは別パーツなので綺麗な円形で成形されています。

ブレードアンテナを交換してイプシロン搭乗時の仕様に。

降着ポーズなどは省略されているのですがコクピットが開閉可能かつ内部も再現されているのは飾り方のバリエーションも出ますし嬉しいです。

アームパンチ周りのギミックも省略されています。

大きめのキットでそれなりに重量もあるのですが足が大きいため安定性があり遊びやすく作られています。
装甲の裏側や肘膝の裏、関節ブロックもしっかり造形されているので色々な角度で眺めても隙のない作りでした。

保持力も今の所十分です。
経年でどうなるかは分かりませんがストライクドッグを見る限りしばらくは大丈夫かも。

同スケールのターボカスタムなども並べたくなるので早めにwaveの1/24スコープドッグのバリエーションなどで出して欲しいですね。

各所の追加ディテールのバランスもちょうど良く格好良くまとまっています。

PLAMAXボトムズシリーズでキット化されているストライクドッグと比較。
どちらもヘヴィ級で1/24ともなるとかなり大きめに感じます。

サイズ感がわかりやすいようにバンダイHGスコープドッグと並べて。

waveの1/35ブラッドサッカーと画像サイズをあわせて比較。
若干小顔かつ四肢のボリュームがあるため力強いバランスになっていました。

以上PLAMAX 1/24　ブラッドサッカー　レビューでした。
今回もソフビやレジンキットなどをベースにフル可動のプラモデル化したという形ですが
新しく造形された関節周りやコクピットなども精密な作りで省略されているギミックは色々あるものの格好良くまとまっています。
一部接着推奨箇所はありますが、必須なのはイプシロンフィギュアぐらいな印象でサクサク組む事が出来ました。
またストライクドッグもそうでしたが少しだけ見えてしまうような装甲裏なども立体的かつ複雑に造形されているため
大スケールでも大味にならず隙のない仕上がりになっています。
今回もストライクドッグ同様素晴らしい出来で組むのが楽しいキットでした。

［広告］（プレミアムバンダイ）