wave 1/24 スコープドッグターボカスタム［キリコ機］　レビュー【装甲騎兵ボトムズ】　

大スケールの1/24で大河原邦男氏の描き起こしたディテールアップ画稿を元にプラキット化されているwaveの1/24ボトムズシリーズ。
今回は新たにスコープドッグターボカスタム［キリコ機］が登場。
価格は14,080円です。

付属品はヘヴィマシンガン、ヘヴィマシンガン改差し替えパーツ、右銃持ち手、左持ち手、平手、
それに他のスコープドッグと同じくコクピット内のミッションディスク対応パーツも付属。
後はジョイント穴の蓋パーツや手首ジョイントがPOMとプラの選択式のため使わない方が予備となります。
・ランナーについてはこちら

シール類は水転写デカールが付属します。

余剰パーツですがノーマルスコープドッグのパーツが一部余ります。
一応アームパンチのマガジンなどは差し替えで腰に装着する事が可能です。

「装甲騎兵ボトムズザ・ラストレッドショルダー」より1/24スケールでキット化されたスコープドッグターボカスタム。
今回は通常のヘヴィマシンガンを装備したキリコ機とヘヴィマシンガン改を装備したムーザ機の選択式となっています。
キットのベースは先に発売されているノーマルスコープドッグですが、全身に武装が取り付けられている他、
脚部は高い機動性を生み出すジェットローラーダッシュが組み込まれています。

キットは大河原邦男氏描き起こしのディテールアップ画稿を元にキット化され
全身にリベットなどの細かいディテールが追加されています。
もちろん新規の脚部なども共通で大スケールを生かした密度感のある作りです。
キットの関節はこれまでと同じく基本はポリキャップですが手首軸などにはPOM製のジョイントを選ぶ事が出来ます。

機体の配色はほぼ成型色で再現され足りないのはターレットレンズの色や
細かいモールド内部の黒ぐらいでほぼイメージ通りに仕上がります。
もちろん追加された装備の弾頭なども別パーツ化され色分けされていました。

頭部アップ。頭部はこれまでのボトムズシリーズと変わらず細かいディテールが追加され
レンズ部分はクリアパーツが使われていますし内部のモールドも精細です。

ターレットレンズは回転とスライドが可能。
バイザーも跳ね上げられます。

また内部パーツも細かく造形されていました。

胴体のアップ。
胴体には武装が追加され背面には大型のミッションパックが追加されています。
また腰にはヘヴィマシンガンのマガジンが装着されています。

もちろんハッチは開閉可能でシートなども精密に作られています。
付属のフィギュアですがゴーグルを取り付けているためキリコもしくはムーザどちらにも見立てる事が出来ます。

腹部には「2連ロケットランチャー」と「ガトリングガン」が装備されています。
こちらは発射口などは別パーツ化されていますが中央部分はモナカで合わせ目あり。

ミッションパックには「7連ミサイルポッド」が装着され、こちらも一部合わせ目が出ますが弾頭部分は色分けされています。

もちろんミサイルポッドはスイング可能。

左肩には「マルチディスチャージャー」が装着されています。

腕部の作りは他のスコープドッグと変わらず。
上腕などにはリベット状のディテールが追加されています。

またアームパンチギミックも再現されポリキャップによりスムーズに可動します。

腰アーマーは基本的に1パーツですが裏面にはディテールあり。
股関節軸は降着ギミックの兼ね合いもあり軸を下げて前後にスイングさせる事が出来ます。
また股関節下部にはポリマーリンゲル液排出口などのディテールもありました。

脚部アップ。ジェットローラーダッシュが内蔵されているため膝下のデザインが変わりボリュームのある形状に変わっています。
また足首のデザインも変更されていますがリベット状の追加ディテールがあるのはノーマル版と変わりません。

足首のグライディングホイールも別パーツで回転可能。

またターンピックもこれまで通り再現されレバーを下げる事で杭が飛び出します。

もちろんジェットローラーダッシュの展開も差し替え無しで可能です。
こちらは一部モナカのため合わせ目が出ます。

脹脛の内部やブースターノズルなども別パーツで再現されしっかり作られていました。

可動範囲は他のスコープドッグと大きな違いはありません。
肩はBJですがスイング幅は大きめ。頭部や腹部は回転のみとなり肘は90度ほど曲がります。
脚部は股関節周りも柔軟で膝も十分曲がりますが接地は並です。

同シリーズのノーマルスコープドッグやレッドショルダーカスタムと比較。
本体の頭身バランスなどは共通でがっしりとした力強いプロポーション。
成型色のグリーンはノーマルなどと比べると少し濃い目のグリーンに変わっていました。

武器を装備させて。
武器はキリコ機の場合通常のヘヴィマシンガンを装備します。

今回もスタンド穴などはないので浮かせる場合はクリップなどが必要ですが
大スケールで重いためしっかりしたスタンドが無いと危ないです。

「ヘヴィマシンガン」こちらはこれまでの物と共通で砲身なども別パーツ化されフォアグリップが可動します。
ただモナカ部分もあり一部に合わせ目あり。

付属の持ち手を使う事で武器はしっかり保持可能ですし両手持ちもこなします。
1/35では左手首の角度を変えるためにはいちいち分解してジョイントを交換する必要がありましたが
こちらは可動式のジョイントのため色々楽です。

脚部の安定性も良いですが、ノーマルスコープドッグは膝や股関節が結構くたくたになってきたので経年で調整は必要になりそうです。

アームパンチ。
握り手はしっかりした造形の物が左右分付属。

また他のノーマルやRSCと同じくバレルなどは交換可能でヘヴィマシンガン改にする事が出来ます。

こちらを装備する事で［ムーザ機］の再現が可能です。

降着ギミックですが今回のターボカスタムでも問題なく再現可能。
膝のフレームを引き伸ばし、股関節軸を下げ脚部を曲げるだけです。

これで降着状態の再現が可能。
足首が変に浮くような事もありませんし安定しています。

もちろんコクピットなども細かく再現されているのでハッチを開けても見栄えが良いです。
パイロットを細かく塗り分ければさらに良くなりそうですね。

PLAMAXのブラッドサッカーと組み合わせて。
どちらも同スケールのため並べても違和感は無く大スケールならではの迫力です。

バイマン機やグレゴルー機のための武装も欲しかった所ですがそちらは後で別にキット化されるのかも。

PLAMAXのブラッドサッカーやラビドリードッグと比較。
どれも大スケールな分見応えのある作りです。

waveの1/35版やバンダイ1/20版とサイズ比較。
サイズは大きいですがガンプラで言うMGクラスのサイズ感です。

画像サイズを合わせて比較。
ディテールが追加されているのはもちろんですが
やはり1/24版の方ががっしりしている印象です。

以上wave 1/24 スコープドッグターボカスタム　レビューでした。
今回はノーマル版のスコープドッグをベースにしつつ、本体に装備されている武装やジェットローラーダッシュを内蔵した脚部などが新規パーツとなります。
もちろん大スケールならではの細かいギミックの再現はそのままで
コクピット内部やアームパンチ、ターンピックに加えジェットローラーダッシュ部分も細かく再現されていました。
追加ディテールも相変わらず良い塩梅ですし満足感のあるキットだったので
そのうちグレゴルー機やバイマン機の装備もフォローしてくれると嬉しいですね。

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