1/144 ガンダムアシュタロン レビュー【機動新世紀ガンダムX】

ヴァサーゴと共にHGAW化が決まっているガンダムアシュタロン。
今回紹介するのは1996年当時の1/144キットとなります。
価格は880円(税込)ですが再販される場合は改定される事になると思います。

付属品はビームサーベルのみとなります。
余剰パーツはありません。
・ランナーについてはこちら



「機動新世紀ガンダムX」から放送当時に発売された「ガンダムアシュタロン」
こちらはフロスト兄弟の弟、「オルバ・フロスト」が乗る機体で後にガンダムアシュタロン・ハーミットクラブに強化されます。
ヴァサーゴと行動を共にする機体ですが、
背面には巨大な「アトミックシザーズ」が装備されているのが大きな特徴でMA形態にも変形可能。
キットでもシンプルなギミックながらMA形態への変形が再現されています。


ハーミットクラブほどではないですが、背面のアトミックシザーズ&バックパックのボリュームがあり
そのためか当時500円(税抜)だったキットとは異なり価格も800円(税抜)とやや高めになっています。
プロポーションは脚部や胴体のボリュームがあり、重量感のある姿ですが
スタイル自体は上手くまとめられ、分割は簡素ではあるものの格好良く仕上げられています。


バックパックやアトミックシザーズを外した姿。
キットのカラーリングですがカラーはブルー、ダークブルー、グレーの3色で赤色や黄色のランナーが無いためそのあたりは全てシールまたは塗装で補う方式です。
今のHGと比べると簡素なキットなのでダクトやスラスター内部など細かい部分の多くも塗装が必要です。
成型色は塗装作例などと比べると彩度が低めの仕上がりでした。




頭部アップ。ヴァサーゴと比較しています。
頭部は目つきの鋭い悪役チックなデザインでヘルメットは左右分割のため中央に合わせ目が出ます。
マスクの赤、アンテナの黄色などが足りないためそちらはシールで補う方式。
それでも顎周りやセンサーなどの色が足りないため塗装も必要です。

ツインアイはモールドでの再現となります。
30年前のキットなのでさすがにモールドなども今のキットと比べるとゆるめです。


胴体のアップ。胸部ダクトは別パーツ化されていますが、その部分はイエローでダクト周りはレッドのためシールで補います。
腰のフロントアーマー下部のレッドなのですがこちらもシールあり。
ショルダーバルカンや腹部の一部も塗装が必要です。



MA時は機首となるバックパック部分。
流線型の形状が特徴ですがモノアイはシールで再現され可動ギミックなどもありません。


両サイドに取り付けられているアトミックシザーズ。
こちらはカバー内部にアトミックシザーズが収納されています。
カバーの大部分は赤色ですが一応シールがあります。


アトミックシザーズのアームは折りたたみ式で伸ばすと結構長くなります。
それぞれの基部はポリキャップ接続で回転も可能。



アトミックシザーズは先端のクローを引き伸ばす事で開閉が可能。
それぞれモナカ割りなので合わせ目が出ますが、中央の「シザーズビーム砲」も再現されています。


アトミックシザーズのカバーは基部で回転出来る他、前後にもスイング可能です。


腕部は肩アーマーや上腕に合わせ目あり。
前腕の凸モールドは赤色なのですがシールは無いので塗装が必要です。
また上腕にロール軸は無く、肘でロールするタイプですし、肘と手首はポリキャップ剥き出しとなります。

腰アーマーはフロントとサイドが可動。
股関節はBJ接続です。




脚部ですがかなりどっしりとしたスタイルで太腿は短めのバランス。
それぞれのパーツは左右分割で中央に合わせ目が出ますしモールドを跨ぐ部分も多いです。
大まかな配色は再現されていますが、各所のスラスターダクトや足の甲は塗装が必要となります。
また膝関節はポリキャップ剥き出しです。

足裏は合わせ目が出ますが肉抜きはありません。
また軽くディテールも入っています。
変形時に結構見える部分なのでこれは良いですね。




可動範囲など。
ヴァサーゴなどと同じく作りはかなりシンプルです。
首はBJ接続で胴体はポリキャップにより回転と僅かな横スイングが可能。
肩軸は棒軸でスイングギミックはありません。肘は90度ほど曲がります。


脚部ですが股関節がBJであまり開けず脚も大きく上げられません。
膝は90度弱曲がり、足首はBJで接地は並です。



少し前に紹介した1/144 ガンダムヴァサーゴと。
ヴァサーゴもそれなりにボリュームがありますが、アシュタロンはそれ以上です。


手持ち武器はビームサーベルのみとなり、HGAWで付属するビームスピアは付属しません。


「ビームサーベル」
刃と一体成型されたタイプなので刀身のグリーンは塗装が必要となります。


可動範囲はシンプルなのであまり大きな動きは付けられません。
また肩を開いたりする部分が結構固めで気をつけて動かさないと肘の軸に負荷がかかりやすいです。
肘の軸はあまり太い軸ではないので折らないように注意が必要です。


「アトミックシザーズ」を展開。
折りたたまれているアームはスムーズに展開可能。
ただカバーの内側は特にディテールなどはなく、梨地の表面がちょっと気になる部分はあるかも。


流石に劇中のように派手な伸び方はしませんが、ある程度前方に向けられますし、
シザーズ部分も開閉出来るので動きも付けやすいです。


ただシザーズのアームは基部がポリキャップ接続ではあるものの、
他の接続部は普通のプラ同士の噛み合わせとなり、動かしていると緩くなってしまいやすいです。

続いてMA形態への変形ギミックです。
変形はシンプルで、背面の機首部分を回転させ頭部に被せるように配置します。

バックパックのスラスター部分のカバーを差し替え、ノズル部分を展開します。


後はアトミックシザーズを伸ばし、膝を曲げるだけです。



これで「MA形態」の完成です。
甲殻類のような姿で機首の形状なども特徴的。
非常にシンプルな変形で凝ったギミックは無いのでシンプルなキットでも無理なく変形可能です。


特にロックなどはありません。
両側のシザーズはアームが緩むと垂れ下がってしまうので、保持できるぐらいに調整する必要があります。


機首にはノーズビーム砲が装着されていますがこの部分も塗り分けが必要です。
劇中ではブースターを装着してヴァサーゴを乗せていましたが、キットには付属しません。
HGAW版にも無いようなのでそのうちオプションや別Ver.でキット化してくれると嬉しいですね。


変形時でもアームの展開が可能で動きが付けられます。

最近はXの立体化が活発ですしハーミットクラブのHGAW化にも期待ですね。



HGAW ガンダムXとの組み合わせ。
アームの長さにあまり余裕はありませんが、一応腕を掴むシーンの再現もできます。



流石に今のキットと比べると全体のモールドが緩く、
関節の隙間なども目立ちますが、HGAW版ではどのぐらい進化しているのか楽しみです。

庇って破損したヴァサーゴを運搬。
シザーズは縦方向に回転できないので掴む角度は制限されます。



最後にHGAW ドートレス、HGAW ガンダムXディバイダー、HGAW ガンダムレオパルド、HGAW ガンダムエアマスターと比較。
全高は19.5mという設定の機体なので並べてみるとだいぶ大柄です。


以上1/144 ガンダムアシュタロン レビューでした。
先に紹介したヴァサーゴと同じく1996年のキットとなるためパーツ分割や各パーツのはめ込みの精度なども
今のキットと比べるとどうしても古さはあるのですが、
レオパルドなどと同じくスタイルは良好で雰囲気良く立体化されています。
またシンプルな構造ですが変形も可能で、アトミックシザーズの展開ギミックも再現されヴァサーゴと同じく安価ながら遊べる内容となっていました。
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執筆者:星丸
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