1/144 ガンダムヴァサーゴ レビュー【機動新世紀ガンダムX】

10月にHGAW版の発売が決まっているガンダムヴァサーゴ。
そちらが発売されたら並べてみようと思い、
今回は1996年当時に発売された1/144 ガンダムヴァサーゴを組んでみました。
価格は550円(税10%込)ですが再販される場合は改定される事になると思います。

付属品はグリップと一体化されたビームサーベルのみとなり余剰パーツはありません。
・ランナーについてはこちら

シール類はマスク周りの他、胸部周りのゴールドやレッド、
アンテナやストライククローのゴールドを補うホイルシールが付属します。


「機動新世紀ガンダムX」に登場するフロスト兄弟の兄、シャギア・フロストが乗り込むガンダムヴァサーゴ。
弟のオルバ・フロストが乗るガンダムアシュタロンと共に活躍する機体です。
今回紹介するのは1996年当時に発売された1/144キットとなります。
機体は悪魔をイメージしたようなストライククローやラジエータープレートが目立ちますが
腹部には大口径のメガソニック砲が内蔵されているのも大きな特徴です。


キットは550円という低価格のキットのため分割は簡素ですが主要なギミックの多くは再現され
マッシブなプロポーションも格好良いです。
関節構造ですが、主要な可動部はポリキャップが使われていて手首などもポリパーツ。
背面のラジエータープレートなどの一部はポリキャップが使われず、普通のプラ同士の噛み合わせとなります。


機体の色分けですが、成型色がレッド&ダークブルー、そしてポリキャップのグレーの3色のため
ゴールド(イエロー)部分などは全てシールまたは塗装で補う必要があります。
またシールで補えない所もそれなりにあるためキッチリ再現したい方はそれなりに手間がかかると思います。




頭部アップ。ガンダム系らしいアンテナなどが目立ちますが、カラーやマスクの形状などは敵役らしいデザイン。
アンテナは黄色なのですがこちらはシールあり。
ツインアイ周りはマスク含め全てシールで覆う形となっています。

現代のキットと比べるとモールドはゆるめですが、フェイス周りのディテールもしっかりあります。


胴体のアップ。後で紹介しますが腹部には「メガソニック砲」が内蔵されていて展開ギミックがあります。
胸部や腰アーマーのゴールド(イエロー)は全てシールでの再現となり、
リアアーマーのブルー部分などは塗装が必要です。

背面のラジエータープレートは基部でスイングが可能。

また上方向にもスイングできます。


さらに中央部分でプレートの展開が差し替え無しで可能。
展開すると悪魔の羽のようなシルエットに変化します。

ラジエータープレートとバックパックのバーニアは別パーツ化され立体感は十分です。


「ストライククロー」の延長部分が折りたたまれて収納されている肩部。
肩や腕はモナカ分割なので中央に合わせ目が出ます。


肩に収納されている部分を伸ばした状態。
腕部は2倍以上の長さになります。
また上腕の他、肘部分でもロール可能な作りで細かい動きが付けられます。


前腕の「ストライククロー」も差し替え無しで展開。
展開すると中央に「クロービーム砲」が現れます。

股関節はシンプルなBJ。
腰アーマーはフロントとサイドが動きますがスイング幅はわずかです。




脚部アップ。
昔のキットという事もあり、太腿がかなり短く、脛が長いバランスです。
膝関節は肘と同じくポリパーツが剥き出しとなり、足の甲の赤なども塗装が必要となります。


分割はこちらもモナカで中央に合わせ目が出る他、隙間を塞ぐようなパーツもないので現代のキットと比べるとスカスカな印象はどうしてもあります。
足首は肉抜きがありませんが、ディテールもありません。


可動範囲など。首はBJで可動し、肘は90度ほど曲がります。
腕はそのままだとほとんど上げられず、腰の回転幅もギミックを使わないと僅かに動くのみです。


腕は一応横に上げられるといえば上げられますが、延長部分を使う必要がありシルエットが崩れてしまいます。
腰は一旦メガソニック砲を展開させてから回せば360度回転可能。
位置が決まったら再び押し込んで戻します。

肩軸は棒軸のためスイングギミックはありません。


脚部の可動域は狭めで脚はあまり開けず、接地もいまいちです。
ただ膝は二重関節のためそこそこ深く曲げる事ができます。



1/144 ガンダムレオパルドやHGAW ドートレスとの比較。
17.8mの機体なのでそこまで大きい機体ではないのですが肩や背面プレートのボリュームがあるため結構ボリューム感があります。


武器は基本的に内蔵されているものがメインなのでビームサーベル以外は付属せず。
今度リリースされるHGAW版ではストライクシューターが付属するようです。
古いキットのためスタンドジョイントなどはありませんが、シンプルで軽いキットのため浮かせるのはそこまで苦になりません。


ストライククローやラジエータープレートを展開。
肩アーマーは開口されていてプラもそこまで厚くないので強く掴んで負荷をかけないように注意が必要です。

腕部などを展開するとより異形さが際立つシルエットになるのが面白いです。

「クロービーム砲」を構えて。
肩スイングなどもなく、腕も延長部分を使わないとほとんど開けないのでポーズの幅はどうしても狭くなります。


「ストライククロー」こちらの展開部分はポリキャップが剥き出しではありますが
それぞれの節が可動しロールも可能なためかなり自由度が高い作り。


ポリキャップの保持力も十分で腕を展開しても垂れ下がる事はありません。
ただ背面のラジエータープレートは可動部がプラ同士の噛み合わせで
現代のキットのようにKPSなどではないため動かしているとすぐ緩くなります。


「ビームサーベル」
こちらはグリップと一体成型でビーム部分の塗装が必要です。


長さも短めですがポリ手首なのでグリップから抜け落ちるような事はありません。

HGAWではアシュタロンのキット化も決まっているので、そのうち1/144のアシュタロンも紹介しようと思います。

「メガソニック砲」
腹部を展開して発射する強力なメガ粒子砲でこちらは差し替え無しで展開可能。
ただ展開部分は色分けされておらず、砲口のシールはあるものの、周りは塗装で再現する必要があります。


可動域に限界があるため地面にストライククローを突き立てて構える姿の再現はちょっと厳しいです。
前かがみになれば地面にクローが付きますが、砲口の向きはかなり下向きになってしまいます。


適当なエフェクトを使って空中での発射時っぽく。
安価なキットではありますが差し替え無しで展開できるのは良いですね。


ガンダムX30周年という事もあり商品化も活発になっていますがHGAWチェストブレイクやディバイダーのMG化などにも期待ですね。



最後にHGAW ガンダムXディバイダー、HGAW ガンダムレオパルド、HGAW ガンダムエアマスターと比較。
大きさもさほど違和感はありませんが、ディテールのシャープさなどは流石に差があります。


以上1/144 ガンダムヴァサーゴ レビューでした。
1996年当時のキットではありますが、以前紹介したレオパルドと同じくスタイルは十分格好良くまとまっていますし
低価格ながらストライククローやメガソニック砲は差し替え無しで再現され
流石に可動範囲が狭いため、ポーズは制限される部分があるものの
思った以上に遊べる内容となっています。
こちらも10月にHGAW化されますが、レオパルドは素晴らしい出来だったのでHGAWヴァサーゴにも期待ですね。
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執筆者:星丸
ガンプラやプラモデル、模型用ツール&マテリアルのレビューをしています。
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