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HG R04 ブリッツガンダム　レビュー

HGでキット化されているブリッツガンダム。
こちらはHDリマスター版で初版は2011年発売の物ですが
ベースとなっているHGは2003年発売のキットとなります。
価格は1,320円です。

付属品はトリケロス、グレイプニール用ワイヤー＆展開時用クロー、
グレイプニール用スタンド、それに3mm軸のスタンドに対応されるジョイントパーツが付属します。

シール類は細かい色分けを補うホイルシールとHD版で追加されているマーキングシールが付属。

初期GAT-Xの1機でミラージュコロイドなどの特殊装備を持つブリッツガンダム。
黒い機体にトリケロスやグレイプニールなど個性的な装備が特徴的な機体です。
放送当時にHGでキット化されていましたがHDリマスターに合わせてマーキングやスタンドジョイントなどを追加し再びキット化されました。
他と同じく基本的に当時のHGがベースになっています。

キットは当時の物がベースという事もあり今となっては古めの設計。
HD版ではフレームがメタリックカラーになっている事が多いのですが
今回のブリッツは通常のパープルの成型色です。
関節の作りも変わっておらず使われているポリキャップはPC-123プラスとなります。

キットの配色ですが脛のフレームなど基本的な部分は成型色で再現されていますが
足りない所も多く、肩のフレームや赤、胸部やサイドアーマーフチ、脛先端の赤などはシールで補う形となります。
ただバックパックや股間部分、膝などはシールだけでは補いきれず塗装が必要な所も多いです。

頭部アップ。アンテナや顎が大きめのバランスでヘルメットは前後分割で合わせ目あり。
頭頂部の赤色はシールがありますがアンテナの一部などは塗装が必要です。

ミラージュコロイドを散布するダクトなどがある胴体部分。
胸部ダクトは一部色分けされていますが、胸部中央や股間部分などの赤が足りず股間部分は塗装が必要です。
またバックパックのスラスター周りも内部は赤と黒で塗り分ける必要があります。

首はポリパーツ製です。
バックパックのスラスター内部は特に細かいモールドはありません。

肩部は正面のフレームなどの色が足りませんがシールあり。
分割は前後分割のため上面に合わせ目が出ます。

腕部は前腕が左右分割で合わせ目あり。
右腕の出っ張った部分にはトリケロス固定用の溝があります。

左腕は[ピアサーロック　「グレイプニール」]が装着されています。
こちらは3mmジョイントでの接続となります。

グレイプニールはウイングの赤などを塗装する必要があります。
先端は固定で展開状態は差し替えで再現。
バーニアは全て別パーツ化されています。

股関節はシンプルなボールジョイントでスタンド穴もありません。
またアーマー裏も特にディテールは入っていませんでした。

脚部はそこそこ細かい分割でフレーム周りなども再現されていますが
脛カバーの下側にある赤ラインはシールですし、
膝や脹脛カバーの赤は塗装で補う必要があります。
また分割も左右分割のため太腿や脹脛に合わせ目が出ます。

足裏はつま先が少し可動し肉抜きもありません。

可動範囲ですが当時のHGのため構造は当然今となっては古く、
肘は90度ほどでスイングは不可。
首はBJですが腰は回転はできるもののほとんどスイングは出来ず
少し引き出す事でわずかに前後に動く程度です。

肩はシンプルな棒軸。
腰はそのままだと45度ほどですが少し引き出せば360度周ります。

脚部ですが股関節はBJで膝は90度ほどしか曲がりません。
足首はBJなのですがつま先が360度回転するようになっていて角度によっては接地しているように見せる事ができます。

MG版と画像サイズを合わせ比較。
他と同じくMG版はかなりアレンジが入っていてよりシャープな姿に変わっています。

トリケロスを装備させて。

HDリマスター版なのでスタンドジョイントが付属しています。
こちらは腰の軸に挟み込むタイプで少し目立つ所はありますが3mm穴が無いブリッツも手軽に浮かせる事ができるようになります。

攻盾システム「トリケロス」
ビームライフルやビームサーベル、ランサーダートを内蔵した複合装備でシールドにもなります。
こちらのシールド面は黒一色ですが赤い面はシールあり。ただ白ラインやランサーダートの一部などは塗装が必要です。

手首と前腕で固定するタイプなのでボリュームある武装ですが保持は問題なしです。
ただ前腕のジョイントが少し外れやすい所があります。

ランサーダートは上の一本のみ取り外し可能。
他は固定となります。

ビームサーベルの刃ですが残念ながらキットには付属しません。
ですが汎用的なサーベル刃なら色々流用可能。
画像ではデュエルのサーベル刃を使っています。

ピアサーロック「グレイプニール」はクローの展開は差し替えで可動はしないのですが
その分カッチリ角度を揃える事が出来ます。

付属のリード線を使う事で射出状態の再現可能。
またスタンドも付属するため浮かせた状態で飾る事ができます。

リード線は細いので支えなしでの保持は無理でした。
また本体を浮かせたりする場合付属のスタンドは高さ固定なので別な物で支える必要があります。

ストライクに突撃。
ソードストライクのパーツはパーフェクトストライクの物を無理やり流用しているため
バックパックが無いのでそこは取り付けていません。

手首も普通の作りのため寝かせてランサーダートを突き刺そうとするような向きで持つ事は出来ません。
ブリッツやイージスもHGCE版が欲しいですね。

HGイージス、HGデュエル、HGCEストライク、HGバスターと並べて。
これでストライクのみHGCE版ですが初期GAT-Xシリーズが揃いました。
HGサイズでも並べると壮観です。

以上HG R04 ブリッツガンダム　レビューでした。
こちらも当時のHGがベースではありますがHDリマスター版となった事で
マーキングシールやスタンドジョイントが追加されています。
スタンドジョイントがあるとかなり遊びやすくなるのでこちらの追加はやはり良いポイントですね。
ただ作り自体は変わっていないのでSEED初期の構造のため可動などについては控えめです。
ですがランサーダートの取り外し（1本のみ）やグレイプニールの射出状態の再現などは可能なので色々なシーンの再現などは可能になっていました。
ライトニングバスターやデュエルブリッツなどが新規でリリースされるのでそちらをベースに初期GAT-Xシリーズのリニューアルにも期待したいですね。

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